駄日記

ゲーヲタの駄日記。好きなネタについてダラダラ書いてるチラシの裏。

えいご漬け

2006年03月27日 | レビュー・感想
今日は『英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け』について書きますか。元々はプラト株式会社というところが作っているPCソフトらしいです。開発経緯のインタビューがコチラ。どんなソフトなのかというと、ヒアリングの練習も出来る英語ドリル…。そんな感じですか。

"I can speak English."

等の文章を聴き取り(↑これはウォームアップ程度ですが)、実際にタッチペンでアルファベットを文章として書いていく。この実際に書くという行為は、英単語を覚える上ではスゲェ効率がいいのは自明の理ですよね?やっぱ書かないと覚えませんから。ゲーム機で「書いて覚える」の勉強が出来るのは凄くいいです。書くことの重要さに関しちゃ脳トレより上かと。更に発音トレーニングもあり、「聞いて」「書いて」「発音する」の三拍子が揃っているので、間違いなくなんらかの力は付くと思います。問題のレベルもウォーミングアップ(中学生レベル)から、難しいものになると高校生後半レベル(?)くらいのモノまで出てきます。

パッケージに、TOEIC400~600点の方などにオススメ…とか書いてありましたが、実際、これをやっていけばヒアリングの力や単語数などの英語力は多少なりとも身についていくと思います。最初は聞き取れなかった前置詞とか、そういったものが聴き取れるようになってくると面白くなってくると思います。マイドリルのミニゲームなども息抜きとしていい感じ。

んじゃ、これ万人向けなのかと言われるとそうじゃありません。英語の知識の無い小中学生はまず遊べません。このゲームの場合、基本的にある程度単語を知っていないと答えが出てきません。全く単語の知識の無い状態から単語を覚えるような、
あるいは構文を初めて覚えるようなレベルの人は買わない方がいいです。

なんつーか、飽きさせないための演出ってのが脳トレに比べると少な目かなぁ…と。脳トレに比べると、本当に英語のドリルを解いていくかのような感じなので、根気が無いと途中で飽きる恐れがあります。問題数だけはあるんですが、脳トレに比べると導入の敷居は高めです。

なので、英語教材を探していた「やる気のある人」。「英語を是が非でもなんとかしたい人」。「英語が好きな人」。これがこのゲームを購入すべき人であります。このソフトは基本的な文法、ある程度の単語力を持っている人じゃないと長続きしないと思います。根本的に英語が駄目って人は辛いと思いますよ。このゲームは。文法や単語帳なども無いので、ゼロから覚えらるのはキツイっす…。

あとは筆記体が使えないのも個人的に不満といえば不満かなぁ…。和訳を英語に直すって設定もあれば良かったんですけどね。個人的に苦手なんで…。「'」「,」「.」も自分で入力出来る様にして欲しかったし、この方がもっと単語力付くと思うんですけどね。…もちっと細かい設定が出来ればよかったんだけど。

文字認識の精度もたまに誤認識します。大体はアルファベットを認識してくれるんですが、時々認識してくれないこともありますし。…タッチペンで書いた時の反応は脳トレより反応もいいですし、脳トレだと漢字で名前を書くのが辛かったのですが、えいご漬けだと漢字で自分の名前が書けるくらい良い感じなのですが…。

…とまあ、脳トレに比べると若干不満が多いのですが、寝る前にDSを起動させて、「ちょっとだけ勉強しようかな」なんて遊び方が出来るわけです。脳トレより、価格が千円高いですが、寝ッ転がりながらでもやれる、ヒアリングCDのついた問題集とでも考えれば随分役に立つゲームだとは思います。ヒアリングのレベルアップと単語数を増やしたい人にオススメ。長文のヒアリング力は上がるか微妙なとこですが。

まあ、少なくともニンテンドーDSで、ゲーム感覚でやれる分、他のモノよりはやる気でますしね。正直なところ、冒頭で述べた様に、PCソフトで出ていたと知ってたとしても興味は湧かなかったでしょう。PCのキーボードで「叩く」より、タッチペンで「書ける」ってのは偉大ですよ。やっぱし。

…あ、それとイヤホン/ヘッドホンはヒアリングが聴き取り辛いため、必須ですんで用意して下さいね。

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