新学期がはじまりました。
囲いのない遊び場を今日も気の向くままに遊びつくしたこどもたち。
年中Yごの「おさんぽに行きたい」という声に反応した年長2人が加わって目的地のないさんぽへ。
気になるものすべてに立ち止まり、それぞれのペースで歩く。
おおきな声でギャーと笑ってオーイとよんで。
しばらく歩いて何にもない空き地に到着。
空き地と農道の境界にある伸縮式ゲートを見つけると「秘密基地だー!」と秘密の暗号を決めて
出たり入ったり。ゲートひとつでこどもたちの想像力がむくむく動きだしたのがわかりました。
その瞬間にに立ち会えるのが当番的にはたまらないのです。
あっという間にお昼の時間。
「ここでお弁当を食べる」と言うので、みんながいる畑にお弁当を取りに戻ります。
リュックを背負い、何やら楽しそうに基地に戻ろうとする3人の姿を見て数人が
「僕も行きたい」「私も行きたい」そりゃそうなるね。
「ダメ!秘密の暗号を知らないと入れない」と年中Yごの厳しい口調に、
ほとんどの子はあきらめたけど一緒に基地に行きたくて今にも泣きそうな表情の年長Tろ。
Tろの気持ちを知ってほしくて「(Tろをおいて)このままでは行けない。どうしよう会議だ!」と
3人に声をかけるとみんなで丸くなってあーだこーだとこどもたちだけで話し合い。
Yご:「おれは今日は絶対に基地で食べる!ちゃんと責任とりたい」
Tろ:「ぼくも行きたい」
Yい:「じゃあ秘密の暗号おしえちゃおうよ。暗号を言えば入れるんだよ」
Yご:「(しばらく考えて)わかった。秘密だから誰にも言わないでよ。秘密じゃなくなるから!」
Tろ:「言わないよ わかってる」」
ちょっとしたいざこざも自分たちの頭で考えながら仲間と歩みよりました。
身を寄せ合って基地まで歩き、お弁当を食べている間も寄りかかったり、
寝ころんだり、おいかけっこしたり。
もうとめられない、こどもだけの時間。お行儀は良くはないけど何も言えなかったよ。
ごちそうさまのあとには誰かが「お弁当を食べてるのか遊んでるのかわからないけど楽しかった」とぽつり。
いつもより長めの昼食を終えてみんなの元へ戻ると、真冬とは思えないこの光景。
ズボンを脱いでどろどろ田んぼにエントリー。
こんなにも大胆に自然に身をゆだねる期間はきっと短いだろうな、なんてしみじみ。
このメンバーで過ごすのもあとすこし。
自然を、仲間を、そして自分自身をじっくり味わいたいね。
(みゆき)
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