廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

群馬県 旧赤城村 棚下小学校

2018年08月01日 09時27分22秒 | 群馬の廃校
群馬県沼田市周辺の廃校巡り。
最後は旧赤城村、合併後の現在は渋川市にある棚下小学校を訪ねました。

1998年の閉校後は赤城工房として木工などのクラフト作家の作業場として余生を送っているようです。
訪れた日は日曜日でしたが工房の方がいらっしゃいました。
声をかけると中の見学も可能とのことで見せていただきました。
木工をやられている方の話では来年3月で赤城工房は閉鎖され解体することが決まっているとのことでした。
地元の新聞記事なども見せてもらいましたが、これだけの木造校舎ですので残すことはできなかったのでしょうか。

沿革を調べようと統合先の津久井小学校のHPを見ると、これがまれにみる充実したHPで感服。
統合した棚下小学校や南雲小学校の情報まできちんと網羅しています。
特に明治、大正、昭和、平成にわたっての数多くの写真を見ることができ、資料的価値も高そうです。
茅葺の校舎や明治期の卒業写真、昭和の臨海学校の写真など見どころがあります。

ここまでのきちんとした情報を管理するのは相当大変そうですが、
HPの作成は誰がやっているのか気になりますね。
一教師の片手間とは思えませんし、もし教師の方がやられているとすれば相当な負担がかかっていそうで心配になります。
充実の津久井小学校のHPはこちら。

利根川の河岸段丘だろうか、急峻な崖下にある校舎は現在ではちょっと問題がありそう。


















木工の作業場として活用される旧講堂







来春には赤城工房も閉鎖のようだ。新聞記事を見せてもらった



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