廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

旧粟野町 粟野第三小学校

2015年03月24日 14時18分40秒 | 栃木の廃校
栃木県内の木造の廃校はほとんど見尽くしたと思っていましたが、
いやいや素晴らしい木造校舎を見逃していました。

旧粟野町の粟野第三小学校。
1992年に粟野第二小へ統合され閉校していますが、
当時の姿のまま、良いコンディションを保っています。

森の学校という自然教育や体験学習の拠点となっているようですが、
あまり活用されている感じはしません。
まぁ、春になったばかりですし夏になればまた違うのかもしれません。

閉校から23年を経て校庭は苔でフカフカ。
整地用のローラーもほとんど自然と一体になっています。
ちょうど訪れたときはフキノトウが顔を出したばかり。
みずみずしいグリーンがひときわ鮮やかです。

窓から中をのぞくと机やカーテンまで当時の雰囲気を伝えています。
程よく管理されて荒れた感じはしません。

学校のすぐ横には粟野川が流れています。
透明度の高い清流はヤマメや岩魚も釣れそうです。

季節毎に訪れたいと思わせる素晴らしいロケーション。
いつまでもこのまま残って欲しい廃校でした。

さて、次は統合先の粟野第二小学校へ行ってみましょう。
ここも統合した19年後再び粟野第一小学校へ統合されてしまいます。



































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