「七回死んだ男」西澤保彦
不定期に時間の落とし穴に落ちて、
同じ一日を9回繰り返してしまうという
高校一年生のキュータローが、おじいちゃんが殺されるのを
なんとか止めようとする。
今これ、何回目だっけと思いながら読んだ。
そして、主人公のキュータローと同じように
なんで、なんで、イレギュラー???となった。
オチはそれでしたかぁ。
と、また、1回目から思い出してみる。
面白かった、そして結果的には誰も死ななかった。
同じ1日を9回も繰り返す、けれど、
最終的に皆の記憶に残るのは最後の9回目の1日。
そりゃ、老けちゃうよ。
自分は全部覚えてるんだもん。
でも、なんでもない1日のどこを変えたら
どんなふうにその後に変化が起こるのか、
ちょっと試してみたい気もするなぁ。