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moon

通勤読書 188

「七回死んだ男」西澤保彦

不定期に時間の落とし穴に落ちて、
同じ一日を9回繰り返してしまうという
高校一年生のキュータローが、おじいちゃんが殺されるのを
なんとか止めようとする。

今これ、何回目だっけと思いながら読んだ。
そして、主人公のキュータローと同じように
なんで、なんで、イレギュラー???となった。
オチはそれでしたかぁ。
と、また、1回目から思い出してみる。

面白かった、そして結果的には誰も死ななかった。

同じ1日を9回も繰り返す、けれど、
最終的に皆の記憶に残るのは最後の9回目の1日。
そりゃ、老けちゃうよ。
自分は全部覚えてるんだもん。

でも、なんでもない1日のどこを変えたら
どんなふうにその後に変化が起こるのか、
ちょっと試してみたい気もするなぁ。

コメント一覧(10/1 コメント投稿終了予定)

u-mi
映像化
楽しみですね。
シリーズ化も。
根無し草
猿の悲しみは
マジで映像化狙ってるらしいですよ。
風町サエは女版柚木みたいなキャラですが、あんなにだらしなくないし弱い所もなく、ただただ息子の幸せのために日夜調査員をやってるんです。
もう複線張り捲りなんでシリーズされるでしょう。

柚木とは面識ないみたいですけどこれから楽しみです。
u-mi
すこーしだけ
作品がリンクしてるのがいいですね。

お楽しみ、という感じで。
根無し草
そうなんです。
きっとそういう意見が多いので西澤氏も考えたんでしょう。

『猿の悲しみ』読み終わりましたが、山川刑事だけではなく
く、バークロコダイルと武藤マスターも登場。
でカウンターの端っこで憂鬱な顔して座ってるのが・・・
彼です。

これは編集担当に東直己を例に出されてアドバイス
されたのかも?
樋口氏初の他作品とのリンクと大人の女性が主役
なのが新鮮でした。
続編書けそうにレギュラー陣も揃ってるし楽しみです。

サエにちょっかい出して軽くあしらわれる柚木が
見てみたい(笑)
u-mi
名前が
わかりやすいのはありがたい。
腕貫氏(名前じゃないけど)もやりますねぇ。
図書館に入ったら是非。樋口氏も。

根無し草
大阪の書店には
クワコーのサイン本置いてあって日付は10/3でした。
週一で近大に来てるからついでに回ったんでしょうね
奥泉氏。

腕貫探偵の新作面白かったです。
前作で出てた女子大生住吉ユリエのお兄さんがメインの
話で、臨時英語講師として赴任した女子高の関係者の連続殺人事件がメインなんですが、同じ櫃洗市を舞台にした『必然という名の偶然』に出てくる大富豪探偵、月夜見ひろゑも登場。
ピンクのリムジンに乗って全身ピンクで財力にモノ言わせて協力します。
これはやられました。叙述トリックあり、仕掛け満載で
最後までえっ!??と思いました。
タイトルの意味は最後まで読めば納得。
全ては腕貫さんの掌の上で・・・・・
今回も名前はわかりやすいのでご安心を(笑)

今は樋口有介の『猿の悲しみ』を読んでいて、
シングルマザーで弁護士事務所調査員、風町サエが
主役なんですが、高校生の不登校の息子がいます。
これには山川刑事も登場。
しかし樋口氏の作品はマトモな家庭が出てきませんね。
息子は不登校でもマジメで母よりしっかりしてて、料理
上手と樋口キャラの伝統を踏襲してます(笑)

毎年今頃はこのミスに間に合うように発売ラッシュだなぁ
・・・・・


u-mi
撮影禁止だけど
サイン会はするんだ。
おもしろいですね。

タンタン、って可愛いですね。
タンポポなんだ。

覗き見探偵もおもしろそうですね。
ちょっとスパイみたいかな。
根無し草
そうそう
大阪じゃなくて神戸のジュンク堂であったんですよね。
春に紀伊国屋で湊かなえのサイン会はあんな真面目でおとなしそうな人があんなドロドロな作品書くなんて恐いなぁと思って見てました(笑)

東京で坂木司と大崎梢のサイン会あったそうですけど、
撮影は当然NGだったそうです。

タンタンというのはタンポポ探偵社の略称なんですよ。

覗き見探偵は窃視症の男で、隠しカメラに暗視カメラ、盗聴器は仕掛けるわ、古い因習の残る山奥の閉鎖的な村で聞き込みするために警察手帳偽造してたりと
設定は面白いです。
とにかく他人の秘密を覗き見せずにはいられないんですが、警察が来る前には逃げてしまうんです(笑)
u-mi
リストが
また増えますねぇ。
メモメモ。

今日は、西宮で東川 篤哉氏が
来店サイン会だったようですよ。


根無し草
北村薫のは
女子高生が昼寝から目覚めたら47歳の子持ち主婦に
なってたという『スキップ』と、時代を越えて話が進む
『リセット』があり、この三作で時と人三部作と呼ばれてます。

過去に戻れても歴史だけは変えられないという説がありますけどどうなんだろうか。

松永和季の『権田原不動産気付バーネット探偵社』も面白そうです。新米探偵の事務所は不動産屋に間借りしてて、猫探しのハズが殺人事件に巻き込まれてしまい、助手は小学生
という設定です(笑)

少し前に出た鯨統一郎の『タンタンの事件簿 横浜「佐藤さん」殺人事件』も面白かったですよ。これもユーモア系ですが
文庫書き下ろしなのと続編出ると思います。

覗き見探偵ですが、矢樹純の『Sのための覚え書き かごめ荘連続殺人事件』 というんですけど、これはユーモアでは
なく、しかも映像化出来ません。

『珈琲店タレーランの事件簿』は発売一ヶ月半で20万部突破
しましたね。決め台詞の「この事件、大変よく挽けました」は
いかにもって感じですが・・・
u-mi
この
キュータロウくんのは
9回目で前に進める感じですけど、
同じ時間に繰り返しもどるのって
絶望的な感じがしますね。

タイムスリップをすることは
絶対できないけど
案外身近で、イメージしやすいことですよね。
未来に行くか、過去に行くか・・
面白いですね。

根無し草
西澤氏は
こういうSFテイストのミステリーが多いんですけど、
これは名作ですね。

同じタイムスリップミステリーでは貫井徳郎の『さよならの代わりに』がとても綺麗な終わり方していて好きです。

後は乾くるみの『リピート』も面白いですよ。

北村薫の『ターン』は同じ時間になると前日の同じ時間
に戻ってしまって自分だけ時の流れに取り残されるんですが、その原因は???て作品です。
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