電話で話すと顔が見えない。
なので、本人確認はより慎重になる。
すでに旅行を予約済みのお客様からの電話。
いくつかの事実確認をして、本人と断定する。
出発日や予約番号は当然ながら
すごく当たり前に名前を尋ねる。
そうすると、夫婦で旅行に行く場合、
妻という立場の人は
ほとんどの場合、夫の名前を言うのである。
当然であるが、この場合に確認したいのは
電話をかけている人が誰か?ということ。
夫とはいえ、自分以外の人を名前を名乗って
まかりとおるのなら
個人情報なんて保護されないわけだ。
で、「今、電話口でお話なさっているお客様のお名前をお願いします」と
言わなければならない。
すると、「妻です」と言う。ちょっと怒り気味。
あくまでも名前を尋ねているのであって、
法的立場の確認ではない。
いやだなぁ、この感じ。
なんで、夫の名前をいうのだろう。
なんで、自分の名前を言わないのだろう。
三浦しをんの「まほろ駅前多田便利軒」で
多田啓介が、
申込書の申込人名のところに自分の名前でなく、
夫の名前を書くやつは嫌いだ、と心で思うシーンがある。
そう、そうなのよ。
自分の名前でいいじゃないか。
私?私は書くときは臨機応変、
だけど、夫の名前を書くことってほとんどないような。。気が・・・する。
役所関係くらい?
でも、名前を聞かれたら自分の名前。
やっぱり当たり前じゃん、これ。
ついでに言えば、携帯電話会社の本人確認は
ものすごーくいい加減。