「自転しながら公転する」山本文緒
都をなかなか受け入れらずに読み進めた。
今の不安と将来の不安と
恋愛と結婚と親といろんなことにがんじがらめになっていく。
そんな都を徐々に受け入れるとそこからは一気読み。
「拘りのある人は狭量だ」という言葉に心を大きく揺さぶられた。
貫一と別れてからの都は
別れて当然と思ったけれどとても幸せそうには思えなかった。
寿司屋で再会するところは、なんとも言えない気持ちになった。
都は都の幸せを自分で選ぶ。
タイトルも素晴らしい。以前「朝イチ」に出演されていた時、
とても素敵な方だと思った。
その時に来ていた洋服もとても似合っていらっしゃって
お元気になられて良かったなぁと思っていた。
なのに、今後、山本さんの作品はこの後、1冊出版されたが
もう増えることはない。
なんと、残念であることか。
まだ、2作品しか読んでいないので、これから読んでいこうと思う。