「太陽と乙女」森見登美彦
読んだ後、私には内容濃すぎて、目茶苦茶長くなりそうなので
何日かに分けようかと思う次第。
森見氏、楽しい。
しかし、要所要所に頭の良さが垣間見れ
恐れ多くなってしまうのである。
それは至極当然。
それだけではないものがあるのだ!と私は思っている。
こんな、摩訶不思議な小説書ける人、なかなかいないよぉ。
と思う。
奥深く、無限大の異次元を持った四畳半とか。
いわゆるファンタジーより身近。
森見氏は女子たちに「モリミー」と言わせるものがあるのだな。
絶対乱暴なふるまいとかしなさそうだ。
森見氏の話は楽しい。
寄り道しつつ妄想に励む真面目な森見氏。
妄想ブラボー!
しかし、時々、高尚すぎてついていけなくなる。
私みたいなバカは何度も読み返さねば理解できない。
ヨーロッパ企画の上田氏のことを書いたものは
えー、もう一回噛み砕いて言うてくださいとお願いしたくなる。
どうか、ここまで降りてきてはくれませんかと。
あんなに「かしこ」だから(関西弁で賢い人のことをかしこと言います)
四畳半の大きなワールドを描けるのだろう。
何じゃこりゃと最初思ったけれどねぇ
クセになりますな。
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