「太陽と乙女」森見登美彦
森見氏のエッセイ読んでの2日目。
(笑)
時々奥様が登場する。
森見氏は妻と表記する。
私の中ではヨメやかみさんよりなにより妻である。
勿論、旦那や主人ではなく夫である。
この奥様との会話が!
高山竹林園に出かけたときのエピソードで二人が会話する。
「いいね」
「いいですねぇ」
「静かだね」
「静かですねぇ」
特筆すべきことは何も起こらず・・・とある。
そして奥様は
「いいとこですね。気に入りました!」と言う。
何、何、この会話。この言葉遣い。
丁寧ぃ。優しいぃ。
いいわぁ。
間違っても。
「めっちゃええやん」
「ほんまやな」
「めっちゃ静かやん」
「ほんまやな」
「ええとこやん!チョー気に入った!」
とは言わないのである。
なるほど、私の周りには高尚な人がいないわけだ。
素敵なご夫婦である。
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