「お友だちからお願いします」三浦しをん
三浦しをんの「よそゆき仕様」のエッセイ。
しをんさん、楽しい、めっちゃ楽しい。
こんな人、友達とは言わない、知り合いだったらいいのに
と思うほど私は大好きだ。
なんだか、ない見栄を引っ張り出して張って生きてる自分は
つくづく悲しい奴だなぁと思う。
しをんさん読んでると
生活の中の面白さとけだるさが
わらわらわらぁと伝わってくる。
たまたま乗り合わせた電車での青年たちの会話や
小学生の会話。
いくらだって心が揺れるじゃないか!
しをんさんの文章読みながら
笑ってる私は相当気味悪そう。
でも、気にしないんだぁ。
石和温泉の足軽に扮して大人のチャンバラが面白そうだった。
私も足軽になってみたい。
単行本では石和温泉に振り仮名がうってあり
「いわさおんせん」となっていたが、
これは間違いですね。校正ミスですな。
「いさわおんせん」と読みます。
もちろん、文庫ではなおってました。
一瞬、今まで間違えて覚えていたのかと思って調べちゃったよ。
お客さんに自信満々で間違った地名言ってたことあるからねぇ。
あと、
しをんさんの年齢を疑いたくなるような
古典的な言い回しがツボです。
これは小説の時も、時々出てくるような気がする。
多分、それが昭和生まれのおばちゃんにも
違和感ないだと思うわぁ。
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