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ふぅん

闇閃閑閊 ≡ アノニモス ≒ 楓嵐-風

小さな懐古趣味

2009-07-30 21:13:50 | 日々随想
パソコンな時代になって
それまで 憧れていただけの
様々な 小さな希望が 現実のものになった気がする


その中の ひとつが フォント


その昔 ワープロで
自分の文章が 簡単に活字なっただけでも
なんだか ちょっと 嬉しかったものだ


初めて買った 中古のワープロは
セミナーで使うテキストを 幾つも印字してくれた
あの頃の原稿は 感熱紙だったので 今では もう 色あせた文章


僕にとって 文字というのは
文章を伝える道具 としてだけでなく
ひとつのデザインとして 重要なアイテムだと思ってる


だから 街とか 本とかで
自分の好きな 字体に出会った時には
ああ こんなフォントが 自在に使えたらいいな って思ってた


ワープロから もっと いろいろ賢いパソコンの時代になって
僕は 少しずつ 文字や行の間隔などを調整することが 出来るようになって
それから ちょっとずつ 好きなフォントを 手に入れることが出来ている


日本語と 英数字と 違うフォントを使っても
その両者に 一体感が無いと かっちょ良くならない
だから どちらかが主になって 従になる


日本語で 好きな字体は いくつか あるんだけれど
映画の字幕で使われている あの文字
僕は今 しねきゃぷしょん というフォントを多様している



冬に 韓国の電子街で
ハングルのフォントのソフトも 購入することができた
この時も すごく 嬉しかった


映画の中で 様々なハングルの 字体があって
ああ あれいいなー と思えるフォントが
幾つか パソコンの中に 取り入れることが できたから


ハングルの字体で 一番 憧れているのは
昔のタイプライターが 打ち出す韓国語
機械ならではの 無理のある あの形が 凄く かっこいい!


でも メールとか ブログでは
字体までは 思い通りには 送れない
それが ちょっと残念


だから 今年は 
何枚か 暑中見舞いを 印刷してみた


出来上がった 葉書を見ながら 思った
平成の文明を 駆使しながら
結局 僕が表現したい2次元は 昭和なんだなって