それは・・・ほら、歯が無いから。
桂さんは猫の口内炎患者。
おかしいと思ったのは我が家に来て数週間経った頃。
エサを食べようとしても食べられない。
おかしな様子に気づきお医者さんに連れて行った。
最初の2年間は飲み薬と、1か月に1度点滴をしに通っていた。
20km離れた病院に通うのは本当に大変だったけど、
やっと合う薬がみつかって今では半年に1度程度の点滴で済んでいる。
薬は毎月貰いに行かなきゃならないけど、それでもずいぶん楽になった。
これが桂さんの薬4種類。
カプセルが抗生物質・茶色のは痛み止め・小さい粒はステロイド剤・水薬がインターフェロン。
(右の茶色いのはマタタビ粉でこれはご機嫌取り用)
この4種類を抗生物質は毎日、ステロイドと痛み止めは1日おき、水薬は様子を見ながら飲ませている。
間違わないようカレンダーにマーカーをつけて管理している。
今ではイチジクみたいだった口蓋の腫れも引き、喉の付け根のグリグリも消えた。
猫の口内炎は不治の病だという。
いったい桂は何歳なのかさっぱりわからないけど
少しでも長く生きててほしいから
人の薬は飲み忘れても桂の薬は忘れない。