父のスケッチブック

2016-11-18 | 本・映画・音楽・芝居など
本棚で探し物をしていたら
なくしてしまったと思っていた
死んだ父親のスケッチブックを見つけた。

カメラがまだ貴重品だった頃
貧乏な演劇青年(成年?)の父は
スケッチとメモで取材していたようだ。
国鉄の詰所や線路を描いた数枚の絵の中に
あたしの肖像画があった

通信簿の成績が良かったから
ご褒美に描いてやる、と
若かった父はご機嫌だったのだろうが
あたしはジッとしているのがイヤだった

そんなことを思い出した