封印を解く

2014-03-27 | 日記

自分の誕生日を知ってはいても

いったい何時に生まれたかは今日まで知らなかった。

いろんな経緯と思いがあり

私を生んでくれた人の遺品である日記や手紙を長いこと封印していた。

 

読むのは育ててくれた母がこの世に居なくなってからにしようと決めていた。

その母も5年前に逝き、その2年後には父も死んだ。

この生母の遺品をそっと手渡してくれた伯母も去年の春天国に旅立った。

 

もうそろそろいいんじゃないか・・・と

去年から何回も探していたがみつからず半ば諦めていたのを

もう一度だけと今日屋根裏部屋の隅から隅まで引っ掻き回し

本の下敷きになっていた段ボール箱の中から漸く見つけた。

 

既に紙が変色していて鉛筆の字は僅かしか判読できない。

右側のノートが私への遺言のようになっている。 

1頁目 消した部分に私の名前が・・午後4:30に生まれた!

 手紙にもノートにも私のことばかり

 お菓子の包装紙の裏も

 ポスターの裏紙も

大事に綴じて使っている。

これはレシピ帖だった。

 

裏紙ではない紙は丁寧に和綴じしてある。

ほんの数冊のノートと何通かの手紙を読み通す覚悟がわたしにはまだない。

いや、読む必要があるのかもわからない。

 

こののーとを病床の枕もとにおいて

私はあなたとの語らひをこれに記し

あなたとこののーとで遊び、それを

楽しみに かなしくも唯一のものとして

今から先 暮さなければなりません。

 

 数行読んでもう息が詰まってしまう

 

 

  


2006.1.18

2014-03-27 | 介護日記

久々にmixiの日記を読み返した。

少し泣いた。

母が最初に倒れたこの日から遠距離介護がスタートしたのだった。
だけど当時の私はまだ能天気で日記には歌のことや芝居のことをせっせ、せっせと書き綴っていた。

思えばこの頃、母が死んでしまうなんてことはこれっぽっちも考えてなかったんだ。

この8年で何かが変わってしまった。

いや!「何か」なんて言ってるけど、それが何かはよーく分かってる。

このままでいいはずはない。

日記を読み返しながらそう思えてきた。

このままでいいはずはない…






はるうらら

2014-03-26 | 猫達や犬やメダカや

よほど気持ちがいいんでしょーなー

笑ってるようにしか見えまっせーん

冬眠していたメダカもみんな無事やれやれ…

水を替えてやり4か月ぶりのエサ!

 

さて桂くん

こちらが爪を真っ黒にしてセッセセッセと庭仕事してるのを尻目に日向ぼっこ

 

こら!食っちゃダメ

食ってませーーーん・・・

草がこそばいので向き変えまーす!ドッコラショ

お天道さまさま

 ママは写真撮ってないでサッサと働きたまえ

ボカー寝るだ邪魔しないよ~に

 

 

働いてますよーダ

 


ばかたれ・・・

2014-03-23 | 猫の額・・・日陰の庭

去年買ったビオラが咲き始めた

それにしても花がデカい

と思っていたら

あらま!・・・パンジーだった

間違って買っちゃったのね

実は私なぜかパンジーは好きじゃない

それなのに、嗚呼それなのに

こんなに挿し芽で増やしてしまった

なのでハンギングの寄せ植えに挑戦することに。

スリット篭は持っていたけどこの小さい容器に

ギューギューと花苗を植え込むのがイヤで

今までやろうと思ったことはなかった。

でもパンジーならいいかー!と思ったものの・・・

いざやってみると

スリットで花の首を絞めてるようで可哀そうになって

作業が終わった頃にはすっかりパンジーに情がうつってしまった

この篭の中にパンジーの苗が九つも

うまく育ってくれるといいのだけど