DNA    2008年07月17日19:09

2008-07-17 | 介護日記
海の上にまんまるい月が白く浮かんでいると思ったら熱海か…
やっと家に帰れる。

父は苦手だ。
どれくらい苦手かと言うと10年前「抑鬱」になったり、昨日から耳が聴こえなくなるほど苦手だ。

今新幹線の窓をふと見たら父キンがこっち見てる!
やだ、私じゃん!
疲れたとき鏡を覗くとそこにも父キンがいる。
チェッ…

現代楢山節考    2008年07月17日00:36

2008-07-17 | 介護日記
生きるってのはタイヘン…明日退院する母が思わず漏らした言葉…。
人工呼吸器・酸素ナントカ機(小型冷蔵庫みたい)・酸素ボンベの3点セットをお持ち帰りの少々面倒な退院だからだ。
その上、顔に密着させるマスクの着脱、鼻から吸う酸素濃度と人工呼吸器の酸素濃度との切り替え、
マスクのチューブと鼻チューブの切り替え、等々覚えなくてはならない操作がいっぱい!
それを80半ばと90近い老夫婦でこなせるのか不安でいっぱいだけど、じゃあ一緒に暮らせるかと言えばそれはお互い無理な話だ。
現に父と2晩過ごしてもう限界、今夜は病院近くの安ホテルをとってしまった。

訪問看護を手配し、毎日昼間と夜間見守りのヘルパーさんを頼み、
「自分の家で暮らす」という両親の希望に添うよう協力するしか私には出来ない。
いや、そうすることで離れて暮らす言い訳にしてるのかも。
母は昔、「アンタの人生はアンタのもの、私達のことは構わないでいいから好きなように生きなさい」とよく言っていた。
私もそうしようと思っていた。
だが歳をとったら出来る事と出来ない事がある。いや、出来ない事の方が多いのだもの。
とてもほっとくなんて出来やしなかった、残念ながら…。
「悪いねェ…」なんて言われると堪らなくなる。
だって、私も年寄りになって「悪いねェ」なんて娘に言いたくないから。
軽く「アリガト♪」って言いながら婆さんになることは出来ないものかしら。
この国の制度じゃ無理な話しか…。
知れば知るほど介護保険制度や後期高齢者制度はひでえからね。
さすが「楢山節考」の国ですわ。

もう5日も耳鳴りが止まらないぞう!


    2008年07月13日14:18

2008-07-13 | 介護日記

月・火・水と静岡の母に付き添い、
金・土の札幌の準備をしていた木曜日の夜のこと。
父Kintaから電話…
ムム嫌な予感ふらふら大当たりチャペル
病院で大騒動を引き起こしたと言うげっそり

看護師の、まるで荷物を扱うような再三にわたる乱暴な態度に
とうとう我慢が出来ず“怒髪天を衝く”勢いで怒鳴ってしまった、
と言うのだ。

演劇人だった父Kinの声が怒髪天を衝いたら凄い事になるのは必至雷

フロアー中の看護師・医師が集まり、
重篤な患者さんの付き添いの方が逆に父に怒鳴り込み、
そりゃあもう大変な騒ぎを起こしてしまったらしい。

興奮しきっている父を落ち着かせ、
ナースステーションに電話をかけ、事実関係はともかく非礼を詫びる。
ナースが「それより患者様本人が一番お辛いのではと心配です・・・」
と言ってくれたので金曜は夫に、土曜に娘に行ってもらうことにして
ようやく木曜日が終わった。

そして金曜の朝晴れ
今度は馬鹿犬ゴンタが大騒ぎを引き起こしたダッシュ(走り出す様)
我家の老猫ウメを急襲したのだ。
ウメは雪の公園で拾った猫で、
当時は凍傷にかかって長い尻尾は腐り、毛は無くETみたいで、
脚の骨も折れていたという我家の特別なお猫様なのだ。

そのウメがゴンタに追われ不自由な脚をひきずって階段を駆け上がり、
2階のテーブルの下で唸り声をあげ続ける様子を見て
滅多に泣かない娘は涙を流すし、他の猫達も興奮しきっているし。

ウメを膝の上に抱きかかえ撫でながら
「キンタもゴンタもどうしようもないねえ、名前も悪いよねエ~」
と言うとウメも「ウウウ」だって。

改名すれば少しはよくなるかしらん。

母は…
翌日に行った夫の話では容態が安定し心配ないようだし、
昨日行った娘の話しでは、退院に向けてマスクの取り外しの練習に余念が無いそうだ。

今日は休ませてもらって明日からしばらく静岡暮らしだ。
父Kinとうまくやれるかそれだけが心配。




忙・忘・ボオ~      2008年07月10日11:27

2008-07-10 | 介護日記

3日ぶりに家に帰ってきて仕事の準備やら洗濯やらやっている。
洗濯機を回し、モップをかけ、今2階に上がって来たのだが
何しに上に来たのかサッパリわからん、重い打線(←スゴイ変換!
3・椒魚さんとゆっこさんの祟りに違いない)
仕事のメールチェックかなあと思いパソコンの電源入れたけど違う。
mixi覗いてたら思い出した電球
ずっと寝巻きのままだったから着替えに来たのだったあせあせ

着替えようっとTシャツ(ボーダー)


三浦雄一郎    2008年07月09日23:13

2008-07-09 | 介護日記

母が倒れた。
酸素飽和度が30%台という恐ろしい数値だった。
どれくらい恐ろしいかと言うと、医者曰く
エベレストのテッペンにポン!といきなり立たされたようなもので
普通のヒトなら即死してる数値だそうだ。

待合室に戻った母、ニヤッと笑って「…三浦雄一郎だ」

即入院、と言われたが「今日は何としても帰りたい!」というので
自己責任、リスク覚悟で連れ帰る。
どういう治療を受けたいかを父と母、三人で確認して、
風呂に入れ髪を洗ってやり一晩過ごす。

入院した母を置いて帰って来てしまうことに悩んだが
担当医の言葉に励まされ週末の仕事に行く事にした。

個室代稼がなきゃならないしね。
母の貯金は使いたくないのだ。

私の「三浦雄一郎」頑張れexclamation