M's Den with GB350

流れる雲を追いかけて…SINCE 2004

実力実証、580円の鹿番長飯盒de水蒸気炊飯

2023-01-25 11:57:05 | きまぐれキャンプ飯

知る限りでも、暫く前から、エバニューロスコロゴスムースルームTHINKER等、戦闘飯盒系増殖中。中には60,000円なんていう値付けをされている代物もある様で驚きの世界。

YouTube等を観ていると使い勝手が良いらしく、それはそれで結構な話ではある。中でも本体と中子(掛子)で並行して水蒸気炊飯とおかずの調理、温めが出来るというのを取り上げている動画も多い。

まあどのような料理を作るかによっても、利便性は変わると思うが、こと水蒸気炊飯に関してなら、昔から知られているように普通の4合炊きの飯盒でも可能で、昼飯用のご飯を炊くついでに、久し振りに実証してみる事にした。ただ前提として、この飯盒の中子は450ml(戦闘飯盒は400ml前後)、一回に炊けるのはせいぜい1合が上限になるが、1合はご飯茶碗2杯分、今はもうそんなに食べないから十分ではある。

飯盒は数年前、某家具屋の客寄せコーナーで購入した鹿番長のM-5545 4合炊き@580(税込み)、戦闘飯盒の価格だったら優に20~100個位買える、インフレ凄い、「あな恐ろしきは転売ヤー価格也」というところか。

程度の差こそあれ一時期メスティンフィーバーでも同様の事があったから、賢明な諸兄は冷静に考えてインフレ異常価格には踊らされないと思うし、その内値崩れというか、飯盒としてのあるべき価格に戻る日を楽しみにしている。百均あたりで2,000円位で売り出したら面白いのだが。

米はいつもの通り適当に計った約0.6合というか、ウチはこのカップなので正確な計量は無しw 米を研ぐ為に本体に入れるとこれっぽっち。本体で研いだ米を中子に移すのが面倒だし、最近の米は精米も向上して、昔の様に米を研ぐ必要はなく、1~2回軽く米をさらって水を替えてやれば良いので、最初から中子で研いだ方が良かった。 

米の吸水は40分、米の入った中子の水は、通常の炊飯なら180mlx1.1x0.6≒120ml位だが(私は目分量で適当なので普段は測らないけど)それよりも少な目の80ml、蒸すための水は空焚きを避ける為、余裕を見て多目の300mlとしたが、水が少ない方が早く沸騰するから燃料もセーブできるのは言うまでもない。その辺は使用する火器(含む焚火)、火力によって異なるので、経験から予測するしかない。

沸騰させるだけならガスが簡単だが、今回はチタン五徳との相性(安定性)を見る意味で、引き続きTR-B25にした。

アルコールは80ml、咳止め薬の10mlカップで計量、自動炊飯シリンダーは使わないが、軽量カップとの大きさ比較の為並べてみた。

この五徳でも乗ることは乗るが、安定性に欠ける。

1016に着火。6分で沸騰、水蒸気炊飯が始まると共に、熱伝導で中子自体と中の水、米も温まる。点火から20分経過時、蓋を取るとこんな感じで水は無くなり、ほぼ炊けている。最終的には、点火から28分(沸騰からは22分)で蒸らしに入ったが、微調整は経験による。

当初本体に300ml入れた水は200ml残ったから、100ml消費、80ml入れた燃料は約35分間燃焼した。

飯盒にはヤットコを常備している。これがあると中子を外して湯の残量を見たりしやすい。

ハンドルが上蓋に軽く当たる様に調整してあるので、上蓋に重石を載せなくても水蒸気圧で蓋が浮くのを押さえる効果がある。

点火から28分後に蒸らしに入った。

残った燃料で湯を沸かして紅茶を淹れた。

玉子焼きとソーセージの調理はガスにした。キャンプでも家でも頻繁に使っているから、ブラックポット化が進んでいて使い易い。

炊き上がりはこんな感じ。上蓋に中子を入れて二重にすると熱くなく持ちやすい。

孫用に買い置きのソーセージを消費、一寸多かったw


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