M's Den with GB350

流れる雲を追いかけて…SINCE 2004

Muller手斧600g⇒950g

2018-03-01 20:34:57 | 道具

<20180303>現品到着により画像及び情報追記

大事なもの程仕舞忘れる事がある。オリムピックのサーフ93、営林署にいた祖父からもらったプロ用の枝打ち鉈と鋸のセット、そして昔買った手斧。

手斧は40年位前にキャンプで愛用していたのだがキャンプ荷物を減らすことで持ち物リストから落として何処かに仕舞いこんだのが運の尽き、他の行方不明品と同様にまるで神隠しにでもあったかのように探せども一向に見つからず。 ただ、記憶の中では忘れ去る事が出来ず、折につけて思い出して悶々とするから始末に悪い。。

先日少しだが予定していた買い物が安くあがってあぶく銭が浮いた。どうせ持っていてもそれこそ泡の様に消えてしまうからそれなら物にして残してしまえと思い丁度その斧の事を思い出したので暫くアマゾンを彷徨ってから小型の手斧を一丁選んでみた。

アマゾンではハスクバーナーがベストセラー、こだわりのキャンパーにはグレンスフォシュあたりが人気の様子、ただハスクバーナーは他人と被るのが嫌、グレンスフォシュとヘリコヘリティジ600gはあぶく銭予算からオーバー。

ヘリコヘリティジ600g
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%80%E3%83%83%E3%83%81%E3%82%A6%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88-HR-7-%E8%96%AA%E5%89%B2%E3%82%8A%E6%96%A7-Helko-Heritage%EF%BC%88%E3%83%98%E3%83%AB%E3%82%B3-%E3%83%98%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A4%E3%82%B8%EF%BC%89%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/B00QW8D650/ref=pd_cp_60_3?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=X60XY4WETW9DV5HF8GJ0

他にもバーコとかシルキーとかフィスカースなども一寸面白そうだったが、バーコは中華製の工具用鋼使用ということでなんとなく避けた。 

シルキーオノはユーザービデオも見たが結局刃が薄いのは切る分には優秀だが割るという機能について疑問符がついたのとヘッド部分の背面も当然薄いのでここを使った打ち込み作業には向かない形状。 

フィスカースは樹脂ハンドルが良くも悪しくも特徴だが趣味として使うならやはり木製ハンドルが好みなので対象から外した。

そんなこんなでへそ曲がりが限られた予算で選んだのはMuller手斧600gヘッドだった。 筋力が衰えるとヘッドが重たいのは腕、肩、腰等に負担が掛かる、この斧は軽めで女性の作業にも向いているとあったので破壊力よりも体の負荷の軽減と持ち運びの容易さを優先した。

Muller 600g
https://www.amazon.co.jp/dp/B01C3LRVVO/ref=sspa_dk_detail_3?psc=1

ブッシュクラフト系のビデオを多くアップしている女性Youtuber(Survival Lilly)はそのビデオの中で提供された?斧が重くて合わずに枝打ちで 腱滑膜炎になったとコメントしていた。

Survival Lilly ビデオ
https://www.youtube.com/channel/UCS4LBgyn1WLSojiQI4aPjtg

https://www.youtube.com/watch?v=4zHVGVAWPGI

刃(ヘッド)とハンドルの形状について諸説あるようだが、ハスクバーナーの様な半月形で長さが短い刃とS字型のハンドルとの組み合わせは短いストロークで手首を返せるので効率的な力点操作ができる枝打ち用、一方、刃の直線部が比較的長く刃渡り全体も長くハンドルが直線的なものは木や枝を切ったり、薪の小割用で用途が異なるらしい。

但しハスクバーナーの説明だと枝打ち、薪割用と併記されているしキャンプ用として使われているから必ずしもこの説の限りではないのかもしれないのだが。

Mullerの刃は割と平らで長めのスプリットタイプでハンドルは比較的ストレートで後端にコブがありストッパーになっているのでハンドルエンドを持って最大長で使う時にも手が滑り難いグリップ形状が気に入った。



    

実測値はヘッドからグリップエンドまで305mm、刃渡り105mm、ハンドルを含む重量は950g。カタログ値の600gがヘッドを指しているかは不明だが女性には重すぎるのでお奨めしない。

 

ハンドルのAshwoodはセイヨウトネリコ、Wikiによるとこの木材は固く丈夫であり、耐久力が大いにある。曲げやすく、衝撃に強いため、弓、ハンマーの柄などの持ち手、テニスラケットに使われた。初期の飛行機のフレームにも使われるとあった。

ヘッドの後部に付着しているのはハンドルに塗られているニスが回ったものと思われる。

工場はオーストリアらしいが、ある程度歴史も有る様で現在まで淘汰されずに残っているということは品質や使い勝手を含めてそれなりに需要がある物だろうと推測した。ただ殆どカスタマーレビューも無く、情報には乏しかったがそれはそれで楽しみ。 

Mullerは他のサイトでもう少し安い価格が表示されていたがそちらは欠品表示だし送料含めるとアマゾンとほぼ同額、アマゾンは欠品表示が無かったので大丈夫だろうと思いで2月14日に発注をかけたが結果的にはこちらも欠品で入荷まで大分時間が掛かっている。 

出展者から納期遅延で2月下旬予定だが注文キャンセルをするかどうかの問い合わせがあった。まあシーズン前で緊急性は低いからそのまま注文は継続することで回答したが、この記事を書いている段階では3月2日位の発送予定とメールが有った。

写真を見るとシース(ゴム製)がプアなので到着したら端革で作るつもりなのと、どんな刃物も基本的には使う前に本砥が必要で今回は紙やすりで研いでみたいと思っていて、フィールドテストとして、七入ACの白樺薪を割るのを楽しみにしている。



ただポチった翌日にまさかK5パニアのロックシステムが壊れて交換修理の出費が生じるとは予想だにしていなかった、更に最近はパンクでタイヤ交換となり、出費が嵩んでしまっているけど悪銭?身に付かず、それがあぶく銭のあぶく銭たるところではあるのかもしれない。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ハスクの斧 (ver 650)
2018-03-01 21:35:49
ハスクのバイクに乗ってますが、チェーンソーで有名ですね。
バイクと林業の接点はわかりませんが、以前、いつも行くカインズでハスクの手斧が売っていて、使うかどうかは別にして次回買おうと思っていたのですが、撤収されてました。
柄の部分やシースケースも雰囲気良くて、欲しいと思いました。サイズ感も良かったです。
機能美の追求というのか、道具に執着するのはダンジなら、って感じですねぇ。
特に刃物はロマンすら感じます(笑)
返信する
色々な楽しみ (MOMO)
2018-03-01 23:20:45
>ver 650さん

こんばんは、Wiki見てたらハスクバーナーは銃の
製造から始まったみたいですね。

一時期、モトクロスで活躍していたのは覚えています。

刃物は色々な使うシーンを想像させるので楽しいと言うのもあるんでしょうね。
見て、研いで、使って、バイクも似た様なものかなw
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