キャンツーに出掛けるつもりでパッキングを済ませていたが、どうも天気が不安定で結局もう少し様子を見る事にした。出掛けなくなったので、今日はパッキングをしていて気になった鉈のメンテナンス。
最近は焚火もあまりしないので、鉈や斧も持ち出さす精々モーラナイフ位しか使わないが、いつも使っている鉈がかなりヤレてきているので、たまには違う鉈を連れ出す算段をした次第。
この鉈は実家を処分した時に、道具箱に有ったもので、元々は祖父の家の道具箱から親父が鉋や玄翁や鑿と一緒に貰って来たものと聞いているから百年位は経っているかもしれない。祖父は職人を使って橋を掛けたり土木工事をしたりという、いわゆる土建屋だったらしいのでその時に使っていたものか。屋号の有無は聞いていないが、これは「カネヘイ」と読むのかな。自分が下手の横好きで工作や道具弄りが好きなのは祖父の血を多少受け継いだのかもしれない。
研いでいて思ったのだがこの鉈の鉄はかなり古い物で、かつかなり使い込まれていて、刃の鋼が減ってしまい残りが殆ど無いんじゃないかって気もする。比較の鉈は親父が購入したものでこれも実家から持ってきたが未使用品、重たくて大きくて庭木の枝払いにも不向きな様で、親父は何に使うつもりだったんだろう、とも思う。
で、研いでいてはっきりしたのが刃の欠けとヒビ。欠けは研いでいればその内取れると思うが、ヒビの方はその内周囲を含めて欠落するかもしれない。
反対側も欠けはまあそれとして、上段の部分が気になる。そうなると現役を引退させても良いのかとも思うが、この鉈は今使っている片刃じゃなくて両刃っぽいのが気に入っている。
握りは樫かな、口金と目釘はしっかりしていると思う。