Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

お墓の蛙

2008-08-21 12:27:56 | Weblog
 この時期のお墓の生花は、暑さのせいか持ちが悪い。5日前に取り替えたトルコキキョウは頭を下げ、葉は茶色になっている。香花も切り口が茶色になりその部分が7~8cm上がっていて、水分を葉まで上げれなくなっている。すると葉は緑のまま落ちて墓台の上にたくさん落ちている。
 今日は、朝6時少し回ってから、犬の散歩に合わせて帝釈寺の墓参りに行った。昨日マートで買ったキキョウと菊、それに香花を持って行った。案の定、5日前の生花や香花は見るも無残になっていた。
 花を替えようとすると、その中からアマガエルが飛び出してきた。この光景は何度か見ている。そのカエルは我家のお墓に棲みついているようである。それも段々大きくなってきている。
 最初見たのはお墓の水鉢の下の少し空いているところに外の様子を見るようにしていた姿を見た時であった。それは3年ほど前であったと記憶している。身体も小さく2cmぐらいであったと思った。
 それから1年ほどしたら2匹がいて驚いたことがあった。2匹でいたのは3ヶ月ほどであったが、それからは冬眠したりして、分らなかったが、今年の春生花に中に一匹がいて、生花の水を替えるとしたとき飛び出してきた。それからはお墓に行く時はいつもいる。
 からだも3cmほどになっていて、見るからに太った感じである。最近は私が見ていても逃げることはなく、水鉢の空間にいてこちらを見ている。今日のような暑い日は、水鉢の空間に水を掛けてやっても動くことなく、同じ姿勢でこちらを見ている。
 どうもこのアマガエルはこの墓が居心地がいいようで、私たちが来るのを見ている。信心めいた話であるが、父の生まれ替わった姿ではないかと思ったりもするし、我家の墓守であるのかと思ったりもする。
 アマガエルは冬眠するので、冬の間はいなくなるが、きっと下廊土の中で過しているものと思う。
 アマガエルの生態は分らないし、寿命も何年生きるのかも知らない。しかし3年前に見たものが同じカエルなら、大きくなって貫禄も付いてきた感じである。
このカエルを見ながら、私たちが知らない間、墓守をしてくれているのだと思うと、このカエルにも感謝する気持になる。

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