goo blog サービス終了のお知らせ 

KJワークスの『家づくりの現場から!』

KJワークスの建築現場担当者からお届けする家づくりのブログです。

キッチン

2006-07-24 21:31:00 | 京都木想館ができるまで
本日は、現在改装工事中のF邸の家具打ち合わせをしに家具工場に行ってきました。
キッチンや下足箱などの打ち合わせは終わっていたのですが、食卓テーブルの打ち合わせを忘れていた為急遽、倉庫に山のようにストックしてある広葉樹の中から天板を探し出し運んだしだいです。
家具工場に着いて場内を見渡してみると、F邸のキッチンはほぼ出来上がっていました。



今回表面材はメラミン化粧板を使用、色は奥さんたっての強い希望で黄色に決定しました。パーツがまだバラバラなのでキッチンのイメージは沸いてこないと思いますので完成してから全体像をお見せしたいと思います。
お楽しみに!!

雨樋

2006-07-12 17:45:35 | 京都木想館ができるまで
雨樋の本格的な取り付け時期は外壁が仕上がってからが一般的ですが、外壁が仕上がるまでの間雨が降ると外壁の下地がだだ濡れになってしまったり、建物の足元がぐちゃぐちゃになったりします。そこで、出来るだけ早い時期に横樋を取り付け、縦樋は仮でつなぐようにしています。




ガルバリュウム製の雨樋を使用。色はシルバー、茶色、こげ茶?、黒とあります。今回は、瓦屋根なので落ち着いたこげ茶?の色にしました。ただ塩ビ製と同じ色はありません。

床下断熱材

2006-07-10 19:53:38 | 京都木想館ができるまで
宇治市A邸では、OMソーラーシステムも空気式床暖房も採用していないので、床下の湿気対策として基礎立ち上がり部分に換気口(丸型)を設けています。OMソーラーシステムや空気式床暖房と換気口を設ける場合では床下断熱の施工方法が違ってきます。
OMの場合床下の暖かい熱が外部に逃げないように基礎の立ち上がりに施工します。

換気口を設ける場合、冬になると床下が外部とつながり寒い空気が行き来します。その寒い空気が室内を冷やさない為に床板の下に断熱材を施工します。
断熱材はいつもポリスチレンフォームを採用していますが、今回はパーフェクトバリアを採用しました。パーフェクトバリアとは、ペットボトルをリサイクルして製造されているものでポリエステル100%の断熱材です。
ただ残念な事にパーフェクトバリアのサイズが小さい規格のものしかないのがたまに傷。



そして、室内の下地に合板を使用しないので畳下地ももちろん杉板を使用!!


改装工事の紹介 PART2

2006-07-01 16:35:21 | 京都木想館ができるまで
前回は、仮設工事の説明を致しましたが今回は、解体工事後何処まで工事が進んだか写真でお伝えしたいと思います。



解体工事が終了し次は基礎工事です。F邸の基礎は布基礎で床下までの高さもあまりありませんでした。そして、土地がらか床下は湿気がこもってジトッとした臭いがしてました。が、これからは大丈夫です!




防湿フィルムで湿気をシャットアウト!!




今回の改装工事の目玉になる空気式床暖房用の蓄熱コンクリートを打設!
床下に空気が流れる為、埃がでないようにコンクリートは金鏝できれいに押えて仕上げます。



そして、木工事へと移っていきます。まずは、古い柱は新しく吉野杉の柱と入れ替え、補強の梁を入れていきます。20年も前の家の場合は今と違い構造体に不安がある家が多いものですが、今回構造はなかなかしっかりしていて大きな補強材はほとんどいりませんでした。(意味不明なH鋼の梁がありましたが)



断熱材はポリスチレンフォームを使用。



空気式床暖房とは、まず床下にファンコイルユニットという機械を設置します。そして、ボイラーで暖められた不凍液を写真のオレンジのパイプに通しファンコイル内に循環させて暖かい空気を作りだします。基本的には全館暖房を目指しているので床下の暖かい空気が室内にあがってくるように部屋事にスリットを設け家全体を暖めるという工法です。

新築の場合ファンコイルにダクトダクト配管はしていないのですが(床下は空気が流れやすく設計しているため)一般的な建売の家などは床下の空気の流れを充分に考えられてなく間仕切り基礎の開口は40cm程度しか空いていません。それでは、ファンコイルから出る暖かい空気は隣の部屋まで流れていきません。そこで効率良くする為にダクト配管をします。
来週からいよいよ床板貼り工事となってます。

ユニットバス

2006-06-28 17:47:10 | 京都木想館ができるまで
本日宇治市のA邸では、ユニットバス据え付け工事をしました。
当初の予定ではTOTO製を使用する予定だったのですがAさんたっての希望でタカラスタンダードの物を使用いたしました。その理由として化学物質が揮発しない物を使用したいと望んでおられるAさん。TOTOに問い合わし、返ってきた答えが多少なりとも揮発していくからAさんのご期待にそえる物はありませんという事でした。しかし、タカラスタンダードは自身満々な回答が返ってきた為、タカラスタンダードで決定されました。




吉野杉

2006-06-21 19:46:45 | 京都木想館ができるまで
現在、宇治市のA邸では、軒裏の天井板を貼る工事をしています。通常の仕様では、赤松の板を貼るのですが、今回吉野杉の板を使用しています。杉はどちらかというと和風な落ち着いた感じがします。




そして、床板の搬入です。床板も吉野杉を使用します。



床板の搬入は、2枚ずつくらいせっせと運んでいきます。私は出来るだけ搬入日をさけて現場に行きたいのですがなかなかそうはいかないのが現実で、今日は、大工さんと阪口製材所さんと私で室内に搬入いたしました。筋肉痛気味の私にとっては過酷な作業でした。

いよいよ左官教室!

2006-06-09 20:33:44 | 京都木想館ができるまで
今週の日曜日に彩都暮らしのギャラリー木想館で行われる左官教室の準備作業が今週行われました。
普段は、会議室になっているため、間仕切りを設置し、下地ボードを貼りました。さらに今回は石膏下地をKJ社員で半分仕上げました。これは、当日お客様にスムーズに仕上げ塗りを行っていただくための準備です。

ですが、この下地が実に難しい!石膏が鏝で押さえきれず、ぼろぼろとこぼれていきます。ですがくじけず、塗って、こぼれて、塗って、こぼれてと悪戦苦闘しようやく下地を仕上げました。このとき力を発揮したのが、KJW京都の監督の横井川です。元左官職人という経歴から、一般社員が1枚の壁を塗っているのに3枚も塗っている速さ、美しさです。
 参加される方は、当日さらに経歴のある先生の技を見ることができます。お楽しみに!

耐力壁

2006-06-06 19:01:56 | 京都木想館ができるまで
耐力壁とは地震や台風による横揺れ(水平力)から、建物の変形を起こしにくくする壁のことです。耐力壁は、「筋交い」あるいは「構造用合板」等で構成されています。当社の場合は、外壁面に関しては壁パネル工法(桟と合板がくっついている物を柱、梁の内々に入れて釘で止める)を採用しています。内部の間仕切り壁に関しては筋交を入れたり合板で対応したりしています。
宇治市A邸においても同じで、本日耐力壁(筋交い)の取り付け工事を行ないました。



↑外壁面(壁パネル工法)



↑筋交い

上棟式

2006-06-03 20:19:31 | 京都木想館ができるまで
本日、宇治市A邸にて上棟式をとりおこないました。上棟式にはAさんご夫婦、おばあさん、息子さんお二人、大工さん4人とケイジェイワークス4人でとりおこないました。まずは、祭壇の御幣に向かい皆さんで2礼2拍手1礼。その次に四方清めの儀で棟梁が御酒、旦那さんが塩、奥さんと息子さんが塩を建物の北東から右回りに北西まで四方を順番に清めていきます。



そしてもう一度、祭壇の御幣に向かい皆さんで2礼2拍手1礼。
Aさん本日は、本当におめでとうございました。今回の上棟に至るまで本当に長い道のりだったと思いますが、今後ともケイジェイワークス社員一同はじめ、各業者一同誠心誠意尽くせるようにがんばっていきますので宜しくお願いします。本日は本当におめでとうございました。

改装工事の紹介PART1

2006-06-03 09:22:31 | 京都木想館ができるまで
5年前に、二世帯住宅を建てさせて頂きましたお客様の紹介で、改装工事をする事になりました。
今回の改装は、木造2階建ての、1階部分をオール改装する計画です。
内容は、何時も暗かった北側にあるキッチンを南側の明るいスペースへ移動、ほとんど昼間入らない、南側にある浴室を北側へ移動、後はバリアフリーに床下空気式暖房の設置。この床下暖房を楽しみにされています。床下は、防湿を兼ねた蓄熱コンクリートを施工し、立上り基礎の換気口は蓋をして密閉、出来上がった空間は、室内と床下を空気が廻る仕組みです。冬は温風、夏は2~3度低い床下空気の送風で、快適計画を考えています。

住みながらの改装で、2階に居住スペースを確保する所から、工事を開始しました。




2階の6帖ほどのバルコニーを利用して、流し台・洗面台・洗濯機を設置し、炊事、洗濯が出来る屋外スペースを造りました。
これには、お客さんにも喜んでいただきました。
仮設工事完了後、1階部分の解体工事開始です。床、壁、天井を全て取除き、骨組みだけにしていきます。



二三日の間、騒音・ホコリが凄いので御辛抱願いますと、雑談を交えながら解体最中の2階で少しの間、話しました。
御主人との会話
仮設工事の説明は聞いていたけれど、ここまでなるとは思っていませんでしたわ!有難う。
また、芋焼酎こうとくわ!いやいや、何時もすみません。この前頂いた、鹿児島県の伊佐大泉と黒伊佐錦、美味しくよばれています。そやろ、美味いやろ!!工事が終わったら、一緒に飲もかいな!・・・なんて話しながら、あ~始まったな~と、ワクワクされています。