後から来た客にはおばちゃん
それを見て
今日の幸せをかみしめてた爺
それが不幸の始まりだったとは
そのときは知る由もなかった
てきぱきと片付けるおばちゃん
もたもたするうら若き色白美人
後から来た客が先に帰る
でも
「そんなの関係ない」
「そんなの関係ない」
「そんなの関係ない」
なぜか心うきうき
「また来ちゃおうかなぁ~」
てな事考えてたかも...
2階から下りて
玄関から出たその時
ちょっとした段差につまづき
右前方に転倒したのである
場所はにぎやかな歩道
隣はローソンなので
中高校生の女の子がたむろ
本来は痛さでうずくまるだろう
だけど環境が許さない
すくっと立ち上がって
何事もなかったようにバイクに乗り
一目散にその場を去る
信号待ちなどで
余りに痛む右腰右足
脳裏をかすめる
ひょっとして骨折?
帰宅後
ありったけの湿布薬を貼り
休むこと数時間
ちょっと痛みは残るものの
普通の歩行などは問題ない
いすにもすわれる
ほっとする爺
だが
足を深く曲げた
その瞬間に激痛が走った
当然正座などは出来ない
そしてそれは今も続いてる
だから仏壇の前では
仕方なく足を投げ出してすわる
「こんな格好でごめんなさい」
ここ数日ご先祖様に
爺は謝ってるのでございます