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爺の遠吠え

思いつくままに
 遠吠えできたらいいなぁ~

妻の喜び その2

2010-11-19 | Weblog


な~んてことだ
身の不運を嘆いてた爺
現場をよ~く見ると
実は幸運だったのである

布巾を取ろうとして
側の包丁に引っかかり
包丁が落ちるより先に
手前のタッパーが落ちた
後からの包丁は
タッパーに邪魔をされて
刃先だけが
爺の足の人差し指に当たった

もしタッパーがなかったら...
足の甲にざっくり
そうなってても不思議ではない

タッパー君には
感謝とお礼の気持ちで
スポンジの柔らかい側で
入念に洗った
包丁君は
スポンジの粗目の方で
ゴシゴシ洗い
爺の怒りの気持ちを伝えた

さてさて傷だが
爺は全く心配していない

爺自身どう~してなのか?
原因が全くわからず
今やそんなものなのだ
無理に納得させていることは
人生の中多々ある

例えば
温厚でやさしい爺が
女子には全然もてない
子供の頃からずっとそう
それと同じく
なぜか
傷の直りがとっても早いのだ
深爪をした
そう言って
病院へ駆け込む妻とは
対極的である

モこ助に引っかかれて
超ドSの妻に
喜んでもらうため見せる
だがそれが1日たてば
な~にそれ
...って
妻をがっかりさせるほど

朝目覚めたときは
痛みも全然なく
なんか治ってる様な感じ

そこへ妻がおきてきた
「ねぇ~ねぇ~どうなの?」
ウキウキした感じで言われた
「バンドエイド
 私が換えてあげる」
長い夫婦生活
こんな彼女の
自主的なそして積極的な
看護の申し出は初めて

おあずけって言われた犬が
ハフハフしてる感じ
何よりもかによりも
爺のその傷を見たいのだ

これを拒否する理由はない
てか...
拒否するとリスクが多すぎる
素直にお願いしま~す


妻の喜びは爺の喜び
くどいようだが
爺のモットー
まさにその方向へ
事態は展開するのであります


妻の喜び その1

2010-11-18 | Weblog


右足指先に鮮血が...
あらまぁ~生理かしら...?
でも、もう終わった歳だし...
てか、男だし...

妻の晩酌のあて
帰ってからもけっこう忙しい
何かが引っかかり
何かが下へ落ちた感じ
右足指先に当たる感触
見下ろすとタッパー
軽い気持ちでかがむと
なぜか足が血まみれ
側に包丁も落ちていた


やっと事態を飲み込み
急いで足を洗う
右足の人差し指
ツメにかけて縦約2センチ
スパットと切れてる
出血大サービス
ヅキンヅキン
心臓の音と痛みがデュエット

血まみれのタオル1枚
その後
バンドエイド約7枚
きつくまきつけると
どうにか出血も治まった

風呂から出てきた妻
血まみれのタオルを見て
どうしたの?
事情を説明して
妻の顔を見ると
目はランラン
ニンマリしてるその顔は
心配してる顔ではない
そう妻はドS

新婚時代
爺のひざに妻がこぼした
熱いお茶
熱がる爺を見て
ゴメン 大丈夫...?
と問いかける妻
爺のひざを拭きながら
クックックと嗚咽
後は笑い転げてた

ねぇ~ねぇ~
ちょっと見せて
ねぇ~ねぇ~
ちょっと見せて
そう言いながら
しつこくまとわりつく

冗談じゃない
苦労してやっと止血に成功
余りノーと言わない爺

前略 石原都知事殿
今夜の爺は
ノーとはっきり言える男に
になりました


狩はいつするのか

2010-11-17 | Weblog

細い階段を下りると
誰かの歌声が聞こえてくる
ドアを開けると
お客は
若い男の子たち3人だけ
年のころは20代

今年の夏ごろ
おでん屋さんのママに
紹介されたお店
昼はカラオケ喫茶
夜はカラオケスナック
爺たちはこの手の店に
今まで行った事がなかった

普通のスナックで
マイクをにぎる
もちろん妻だが
それが我々夫婦の定番

そして驚いた
とってもとっても安いのだ
それだけではない
なんと本格的なステージ
妻いわく
歌手になったみたい...
妻が気に入ってしまった
彼女の喜びは爺の喜び
お付きとしては異論はない

そして前述の若者たち
普通のスナックでは
決して会うことのない年齢
なぜか倖田來未の曲
三人が交代で
黙々とマイクをにぎる
その間
彼ら同士の会話はない

日曜日の夜8時ごろ
野郎同士3人で
カラオケ喫茶
会話もなく黙々とマイク
まぁ~そんなこともあるさ
そう思ってたら
驚くことに行く度に会う

爺がこの年代
何をしてたかを考えると
不思議で仕方がない
考えることは
女子のことばかり
たとへ
野郎と会っていても
女子の情報の探りあい
それはそれで盛り上がる

恋愛やセックスに
消極的な若い男性
そうかこれがうわさの
草食系男子か

酔っ払った妻の手を引き
家に帰ると
みゃ~ん
モこ助のお出迎え
ここにもいるぞ
クモやゴキちゃんにびびり
狩を放棄し
そのツメやキバは
もっぱら爺に向けるだけの
草食系男子が

やるなぁ~

2010-11-15 | Weblog

ウ~ウウウ
ウ~ウウウ

モこ助の怒りの声は
とても低音で
かなりの迫力

アンタは勝ってる
そう思える妻さえも
ちょっとビビルほど

シッポを強くにぎる
背中の毛を強く引っ張る

モこ助の怒りモードは
これらで簡単にスイッチON

最初は
やめとけよ てめ~え
...的な
軽い咆哮だが
これをしつこくやると
彼の怒りは頂点へ

その形相はまさにワイルド
毛が逆立ち
腹の底からのうなり声
今にも飛び掛らんばかり
うっかり手を近づけると
鋭いツメでひっかかれるか
咬まれてしまう

一週間に一度
爺とモこ助のショータイム
またやってるの
妻も呆れ顔

だがそのモードに入ると
モこ助は超本気モード
過去ちょっと油断して
何度も引っかかれ
爺の腕は傷だらけ
ではなぜ...?

昔外をカッポしてたモこ助
今では家に閉じ込められ
そのストレスはかなりのもの
そのストレス解消のため
爺は身を犠牲にしてる

一番むずかしいのは
このゲームの終了
今日はこれでおしまい
爺がそう思っても
彼がそう思わないと
とんでもないことになる
うかつに
頭をなでにいこうものなら
パコッット咬まれてしまう

お湯が冷めるように
少し離れて
時間を置かねばならない

日曜日の夕方
ひょろひょろひょろっと
一匹のゴキちゃん
動きはとてもトロトロで緩慢
こりゃ~モこ助の餌食
そう思ってたら
そのトロトロさのためか
おっかなびっくりで
ただ見つめるだけ
そうこうするうちに
ゴキちゃんは隙間へバイバイ

こりゃ~いかんぞ
そんな無様な彼を見て
彼の野生をよみがえらすべく
怒りのスイッチON
いつものプレイ
ちょっとあきてきたので
彼の怒りをさますため
しばらく爺は自分の部屋へ
30分ほどして
トイレに行こうと部屋を出た

トイレの前で
モこ助がねっころがってた
そばをすりぬけようとした
まさにその瞬間
爺の左足を両手で
しっかりかかえこみ
いきなりガブリ
あっという間に
一目散にトンズラ

あっぱれモこ助
だけど
それだったら
ゴキちゃんにやれよ

せがないわ

2010-11-13 | Weblog


お客さんと話してて
突然指摘された
それってどういう意味?
ごく普通に使ってただけに
まさかこれが方言とは....

せがない
井戸端会議で
かっての嫁達が
孫に良かれと思ってしたのに
嫁にアレコレ言われて
ホンマにせがないわ
...てな使い方をする

ネットで見ると...
 やりがいがない
 はりあいがない
 はげみがない

精(せい)のだしがいがない
...を詰めて言ったもの

なるほどなるほど

妻の肩もみを命じられ
誠心誠意
渾身の力でもむこと15分
ありがとうの言葉の後
肩を回しながら
何かすっきりしないのよネ
悪気がないにしても
あの15分は何だったのか
ホンマにせがないわ

爺のひざの上であまえてる
妻じゃありません
妻だったらひざは骨折
愛猫モこ助
頭、鼻の上、のど
ここをなでると
ゴロ~ゴロ~ゴロ~ゴロ
ゴロ~ゴロ
何かとっても
気持ちよさそうな顔

さらに首筋の左後ろを
つまむようにもむと
もう恍惚の顔をして
ゴロ~ゴロ~ゴロ~ゴロ
ゴロ~ゴロ
それだけだったら
爺もやりがいがある

ところが
爺の動きに連動して
モこ助の左足が高速回転
かゆいところを掻くように...
しかしそれは空を切る
とってもとってもとっても
気持ちよさそうなのよ

モこ助の幸せは
爺の幸せ

だが待てよ
コイツ
自分のこの左足で
このように気持ちよくなってる
そう思ってるに違いない
何かそんな顔

爺のモミモミは
ホンマにせがないわ


和気あいあい

2010-11-12 | Weblog


寒さ忍び寄る今日この頃
爺と愛猫モこ助
爺のひざの上で
モこ助が丸くなって
ゴロゴロのどを鳴らす
見た目はまるで平和そのもの

だが
家庭内序列第2位
その奪取をめぐる戦いは
あの某国のそれと同じく
水面下では
ますます熾烈さを増している

リビングでくつろいでる爺
そっと近づき
ひざの上に飛び乗るモこ助
ゴロゴロとのどを鳴らし
しばらく足?手?をモミモミ
そんな風に
親近感を出されれば
爺とて拒絶する理由はない

それはその行為が
彼のトイレの後か?前か?
それが最大の問題
もし後であった場合
何か臭うぞ...
そう気がついた時は遅く
爺のくつろぎは暗転する

お前のブログは
いつもウ〇チなど
下の話が多すぎる
そうまゆをしかめてる方々
ご安心あれ
爺はどこかの政治家と違い
自浄能力は長けてる
話は思い切り上へいく

何の前ぶりもなく
爺のひざで丸くなってたモこ助
急にえづきだす
その時点でもう手遅れ
爺のジャージはゲロまみれ
これが第2の彼の武器
そう言えば
数日前仏壇の花をかじってた

人間同士でこんなことすれば
絶縁もの
だが相手はねこちゃん
耐えるしかない
...と言うわけではない

神様は爺を見捨てない
旬のみかん
その皮は爺にとって武器
その皮をつまむと
吹き出る汁
モこ助が一番嫌うのである

その汁が
爺の手についてるだけで
半径1メートルは
近寄ってこない
吹き付けると5メートル

頼まれてもないけど
モーニングコール
先日熟睡してるモこ助
その鼻先に
食べカスの
みかんの皮をポトリ
飛び上がって目覚めました

爺をなめたらあかんぜよ


ピンポイント攻撃

2010-10-28 | Weblog

怒った時の妻の武器
それは言うまでもなく口
でもこれは痛くない

太い足から繰り出される
まわし蹴り
体型のせいか
スローモなのでよけられる

最も怖いのは
正拳突き
肩の力が抜けて
最短距離で繰り出される
誰に習ったわけではない
爺の胸板にヒットすると
一瞬ウッとなる
軽く当たったようでも
後でじわっと痛みが来る

だがそれらを上回る武器
それはもはや秘術
受け手がなく悩みの種

そっと近づいてきて
爺のお尻のあたりを
ヅボンの上からつまみ
すばやく引っ張る

身は引っ張らないので
本来は
痛くないはずなのだか
その指は
見事にあるものをゲット

そう爺の尻毛
数えたことはないが
実感として
5~6本は間違いなく
もっていかれてる
その痛みたるや....

パソコンをいじってると
妻がなにやかにやと
邪魔をしにきた

何とかお引取りを願った後
爺のふくらはぎに違和感
ちょっとつりそうな感じ
急いでエアーサロンパス
動かさないように
ベッドで丸まって
横になっていた

そこへ再び妻が乱入
先ほど邪険にしたせいか
横になってる爺を見て
例の得意の尻毛抜き
爺も動くと
足がつりそうなので
さけようもなくじっと甘受

だがその指先は
的がはずれ
いつもの尻の割れ目ではなく
その少し横

ここで大発見
割れ目あたりの尻毛
抜かれるとかなり痛いが
その横の尻毛は
その10倍痛いぞ

芸は身を助けるのか

2010-09-27 | Weblog


久しぶりに散髪へ
テッペンは永久に
その必要がないのだか
何の因果か
サイドだけはボウボウ
4ヶ月に1度のペース
周りが驚くほど刈り上げる

店に入るや否や
白い猫のお出迎え
飼ってるとは知っていたが
初めてのご対面
真っ白に青い目
なかなかの美人猫だった


さっそく爺が
みゃ~ん みゃ~ん
そう語りかけると
すかざす
わお~ん わお~ん
意外などら声でのお返事

ところが店主が驚いた
ミーちゃんは鳴かない猫
私も3年飼ってるけど
聞いたのは数回

そうなんです
爺の隠れた才能
猫と会話ができる
そこまでは言わないが
ほとんどの猫は
爺の鳴き声に反応する

場面場面での使い分け
レパートリーは数知れず
発情期の猫の
鳴きまねは天下一品
オス、メスでは違うのだ

爺が鳴くと
バカ猫たちがつられて大合唱
妻にうるさいと怒鳴られる

この特技も
人生的には役立たず

逆に妻に
あなたって
  なかせられるのは
          猫だけね

そう言われる前に
封印した方がいいのかも


我々は仲間だった

2010-09-25 | Weblog


妻よごめんなさい
モこ助よ
お許しください

妻の便秘歴は
年季が入ってる
2、3日は当たり前
同情はしたものの
その苦しさが
わからなかった

ちょっと来て来て
そう叫ぶ妻の声に
ついつられて行ってみると
見たことのない妻の笑顔
指差す便器に
も~りも~り

そんなことする
妻の人間性に
強い怒りを
感じたものである
ごめんなさい
爺はそう思ったことを
深く謝ります

トイレで砂をかく音
警戒警報発令である
もしそれが大だったら
数秒後に必ずおこる
ドドドドと言う音
リビングのテーブルを
駆け上がり
出窓へジャンプ
そして
みゃ~お みゃ~お
おたけび

食事中だったら悲劇だ
食器をひっくりかえす
なんて再三再四
最後に楽しみにし残してた
大好きなおかずの皿に
後ろ足に付いた猫砂が
ぱら~り
ってなこともありました

何がこんなにうれしいだろう
コイツは絶対イカレテル
そう思っていました
ごめんなさい

出ました出ました
出てしまいました

寝てる妻を起こして
見せたい気持ちです
まだまだ生きたいので
思いとどまりました

出窓へ走っていって
外へ向かって
出た出た出た
そう叫びたいです

この日曜日
キャバクラにでも
走って行きたい心境
ザマス


なめんなよ

2010-09-20 | Weblog

爺クラスになると
何事にも
用意万端おこたりなし

枕元には
エアーサロンパスEX
その上湿布薬
だったら貼って寝たら
そう思うやからは未熟者
ツッてもないのに貼ったら
股間スースー
眠れないじゃないか

なぜそんな場所がツッたのか
思い当たるのはただ一つ
我が愛猫モこ助
あいつのせいにちがいない

お通じでは
余り悩んだことがない爺
お盆あたりから
便秘になり
トイレが苦痛になった
せいぜい気張っても
ウサギのフン大のが3、4個
それは今も改善されていない
ちなみにウサギのフンは
見たことがない

数日前
トイレで気張っていると
少し出そうな感じ
ちょうどそこへモこ助登場
便器の前に置いてある猫トイレ
そこへちょこんと座った
お尻が震えると同時に
今の爺ではかなわない
中指ぐらいのが3本

よりによって
爺が便秘で苦しんでる
その目の前で
おまけに3本も
その上数秒で
シメたろか

まぁ~
猫ちゃんもウンチはするわなぁ
そこまでは許せた

シャシャシャ後ろ足で砂をかく
なんと1本が飛び出し
爺の右足のスリッパの前に
もし爺の足の上だったら
爺は失神してたかも

爺のお尻からは
お久しぶり
...とウンチが顔を出してる
ここはその処理が一番
そう思ってたが
それが出来なかった

足には当たらなかったが
出来立てのホヤホヤ
臭いのなんのって
我慢できずに
トイレットペーパーで仕舞
ただその姿勢に問題が
内ももにムリがかかったかも

リビングのテーブル
その真ん中で寝てるモこ助
近寄ってナデナデ
彼をテーブルの端のほうへ
そのまま爺は立ち去った

しばらくしてのぞくと
そのままの場所で熟睡中
そっと近づき
持ってる雑誌で
テーブルをたたくと
驚いて飛び上がったモこ助
思惑通りに下へ落ちた

その不細工さに
お前本当に猫なのか?