アムロジンとテノーミン各1錠
死にたくなければ飲みなはれ
医者にそう告げられて
毎日飲み続けること約10年
その間ある悩みと戦っていた
恥ずかしながら
その日の薬を飲んだかどうか
毎日ともなると
そんな単純なことさえ
わからなくなることがある
寄る年波か本来の資質なのか
医者から
数量や飲む間隔を厳守せよ
そう命じらた爺は
飲んだかどうか?
どうしてもわからないときは
次の日まで飲まなかった
極力ダブって飲む
これを恐れた
31に区切られた薬箱
あるにはあるが
けっこう高いのである
そして苦節2ヶ月
ある秘策がひらめいた
DVDで有料公開も考えたが
そんな悩み爺だけかも
てなことで
惜しげもなく公開することにした
名付けて
太っ腹爺の秘術
「偶数奇数どっちだ錠(じょう)」
準備は簡単
くすりを2錠パックに切り離す
飲む日が奇数日だと
2錠パック内の1錠を飲む
偶数日だと残りを飲む
こうすれば
わからなくなったとき
その日が奇数日だとして
1錠欠けたパックがあれば
もう飲んでることになる
2日飲み忘れるアホは知らん
かくして長年の悩みが解消
毎日1日各1錠づつの計2錠
出勤前の午後6時30分
確実に胃袋の中へおさまり
医者も儲けさせつつ
爺も何事もなく日々を送ってた
忘れもしない
2011年02月17日までは
人志松本のゾッとする話
爺の大好きな番組
そんなレベルではないが
爺にもゾッとする話はある
妻ネタだったら
わんさかわんさかあって
とてもとても書ききれない
妻ネタ以外に絞ると
軽いところではモこ助ネタ
これもけっこうある
さっきまで知らんぷり
だったのに
部屋に入るなり
なぜか甘えてくるモこ助
来るもの拒まず
爺の肩に抱き上げると
のどはゴロゴロゴロゴロ
両手は爺の肩をモミモミ
かわいいものだ
しばらくすると
爺の首筋あたりから
何か臭うような?
臭わないような?
くさいような?
くさくないような?
ひょっとして
そう思って猫トイレへ直行
爺は見た
散乱する猫トイレ砂
湯気でも出てそうなほど
ホッカホカの2本の黒いもの
何かは言いたくない
背中で恥ずかしそうに
みぉ~おん
と同時に背中がゾクゾクゾク
爺のパジャマは
お前の手拭か この野郎
自分の加齢臭を疑った爺
自分が情けない
てなお話は日常茶飯事
そんな爺が
人様へのインパクトはないが
爺的にはかなりハイレベルの
ぞっとする話を経験したのです
その証拠に
それをいまだにひきづってる
2011年02月17日
夕方の06時30分
それは起こったのです
妻の誕生日は年2回ある
8月5日と2月15日
2月15日は爺の誕生日
でも実態は妻の誕生日
毎年そう感じてる
バースディケーキ
2人だけなので
ショートケーキで代用してる
爺の苦手はチーズケーキ
のどが詰まりそう
コーヒが入ってる
マロンケーキも好きでない
困ったことに
それらは妻の大好物
爺は嫌いなの
何度そう言っても
豚の?耳に念仏
返す言葉はいつも
「あら~知らなかったわ」
別に嫌がらせではない
ケーキ屋さんで
その時自分の食べたいもの
それを素直に選んでるだけ
そんな妻が買ってきたのは
果物がもりもりのケーキ
とてもおいしそう
これは爺の大好物
その上腰痛をおしての買物
今年こそ爺の誕生日か?
「ねえ~いつ食べるの?」
何回もそうせっつく妻
仕方なく用意する
ほおばる妻の口から
驚きの言葉が...
マロンケーキ
ムラサキ芋が入ってて
どんな味がするのかしら
最後まで
どちらにしようか迷ったの
そうそう
チーズケーキもおいしそうで
これも迷ったの
そうおぬかしになった
果物のてんこ盛りの勝利
その選択には爺の影はない
まさに彼女の気分次第
あぶなかった
どう考えても
本日は妻のプレ誕生日
食した後
テレビを見て大笑いしてる妻
皿洗いをしながら
小声ででつぶやいた
Happy Birthday to You
浅田美代子
爺が大好きなタレント
おそらく血液型はB型
連発の天然ボケに魅了される
そのかわいらしさ
その天然度など
好きな理由が多々ある中
本日2月15日は彼女の誕生日
そしてなんと
爺の誕生日でもあるのです
見知らぬ人とお会いして
2月生まれと言うだけで
妙に親近感を感じる爺
誕生日まで一緒となると
それはもう
応援せずにはいられない
山崎邦正とて例外ではない
だが誕生日なのに
本日の夜が憂鬱なのである
その理由はバレンタインにあり
「お世話になってるから」
そう言って15日にくれる
お水の女の子が多数いる
多分今年も...
バレンタインで
夜の客を呼べなくなった時代
大量に余ったチョコ
そのおすそ分け
いただいたものはお返しする
そんな爺にとって
ホワイトデーの出費〇万円
断るわけにいかず
笑顔もどこか引きつる
断れる
何かいい知恵がないものか
逆にセールスレディの方
(レディ限定)
もしあなたが2月生まれで
(確認はいたしません)
14日のバレンタインに
(それ以降はダメ)
贈り物を
(チョコ以外)
さらに
15日の誕生日にプレゼント
そんなことされたら
ホワイトでーには
なんでもあなたから買います
金でも銀でも為替でも
生命保険や百科辞典などなど
クスリだけは勘弁してね

いまや
爺の友達の不整脈君
それはどんな感じなの?
そう聞かれたら
ときめき
胸騒ぎ
そう答える
初めて経験したときは
そんな感じ
ばあさんの前でもなり
野郎の前でもなり
あげくに
妻の前でもなったりして
このトキメキの線は消えた
胸騒ぎがして
叔父叔母が亡くなる
爺は霊能者になったのか?
マジそう思った事もある
当然妻の前でもよくなる
その妻がピンピンしてるので
胸騒ぎとしてはおかしい
ついに病院へ
携帯心電計なるものを装着
診断は不整脈
胸騒ぎの線も消えてしまった
以来十数年
別れられない仲になる
爺はチョコレートが大好き
熱いお茶とチョコレート
まさに至福のひと時
今日は
妻の大好きなバレンちゃん
すでに数個いただいてる
昨日そのなかの
目立つチョコロールケーキ
「〇〇〇堂のケーキよ」
妻が興奮してる
高いがおいしいと評判の店
さっそく食した妻
おいしいおいしいの連発
今まで食べた中で一番
そう吠えた
大好きなチョコレートだか
数年前から
爺は余り口にしてない
食べると
必ず翌日不整脈が起こる
そうわかってから
食べてみなさいよ
そのことを知っていながら
能天気に勧める妻
どれだけおいしいか
しつこくしゃべりながら
ほおばってる
爺は弱い人間です
ついについに
食べてしまったのです
はっきり言って
とてもおいしかったです
本日ただ今
だいてるモこ助に
はげしくときめいています

我が家の家庭内序列
ダントツ第1位の妻
残りの第2位をモこ助と争う
そんなライバルのモこ助
頭の良さでは
めがねをかけ忘れたり
頻繁に忘れ物をする
ちょっと小太りの女の人
そう妻だが...
彼女といい勝負をする
モこ助をとてもかわいがる妻
だけど自分の部屋に
モこ助が入ることを嫌う
隙を見て時々入っても
すぐつまみだされる
掃除大臣を兼務してる爺
掃除機をかけようとすると
必ず
妻の部屋の前でスタンバイ
部屋を開けるや否や
飛び込んで
彼女のベッドに飛び上がり
毛づくろいのポーズ
すぐ丸くなって寝るモード
彼の頭のよさ
その機敏さに感心する
機敏さと言えば
モこ助の椅子取りは敵なし
爺がいすに座る直前に
すばやく座り込み
45度に傾けても
俺のいすだとばかりふんばって
譲ろうとしない
そんなモこ助だが
お前ホンマに猫なのか?
そう聞きたいときもある
大好きな出窓
テーブルから飛び上がるとき
なぜか失敗
醜態をさらすことがよくある
爺がトイレに行くと
必ずモこ助がやってきて
トイレの前のワゴンの上に
飛び上がり
なぜか上から爺を見下ろす
示威行為かもしれない
そんなモこ助
本日衝撃的シーンを見てしまった
いつものように
爺がトイレをしていると
のそのそとモこ助が出てきて
ワゴンに飛び上がろうとした
そういつものように
それからの彼の顔や
それから起こった事
特等席に座って見てた
爺の頭に深く刻み込まれた
スローモーションのように
一生忘れないだろう
彼の誤算は
ワゴンの上の単行本
爺が持ち込んだ本を
たまたま置いていた
ふわりと華麗なジャンプ
いつものように
ワゴンの上に着地する寸前
彼の目に映った単行本
なにこれ?
ちょっと驚いた顔
着地しようか
やめようか
だが時間は待ってくれない
戸惑いながら体制が崩れ
どすんと転落
もう一度言う
ホンマお前は猫なのか?
こんなヤツがライバルなのか
そんな憤りも
彼のこんな寝顔を見れば
消えてしまう
人生長く生きてると
思わぬ発見をすることがある
寝てて足がつり
その痛みで飛び起きちゃう
そんな経験はないだろうか?
よく経験する爺は
起こった場合の対処法など
自分なりに確立をしている
但しそれはあくまで
足=ふくらはぎ
...の場合であり
ありえへん場所の場合は
その限りではない
昨年のことである
大雑把に言えば両内股あたり
もし女子のそこを触ったら
最低びんたは覚悟せよ
嫁さんだったら
その日の夜はお疲れ様だよね
その痛いことといったら
ありゃしない
ふくらはぎと違って
どんな姿勢もただ痛いだけ
このまま硬直して
死んでしまうのか?
死因はなんていわれるのか?
もちろん
そんなこと考える余裕もなく
あぶら汗や冷や汗たら~り
苦闘すること5分ぐらい
すっと突然痛みが引いた
そして約数週間後
なんとなんと2回目を経験
これはたまらんと
その翌日から
バンテリンミニパットを貼って
寝るようになり
それ以降の経験はない
昨日そのバンテリンをきらし
仕方なく貼ったのが
パテックス 冷感タイプ
貼ったとたんに
このクソ寒いのに
股間に
木枯らしが吹き荒れる
寝ること2時間
ムスコがオシッコオシッコ
そうせっつく
仕方なくトイレへ
そした驚いた
おしっこがとまらないじゃん
チョロチョロじゃないよ
じゃーと出てるのよ
だからその量は半端じゃない
寝る前に
オシッコは済ませてるのに
ついに爺はツボを発見した
高額なDVDで伝えます...てな
そんな姑息なことは言わない
発表します
〇半端じゃないオシッコを
経験したい方
〇目覚ましがなく
2時間ぐらいで起きたい方
〇股間がスースーするのが
好きな方
〇湿布薬の試供品を
山のように持ってる方
寝る前に両内股に
冷感タイプの湿布薬を貼れば
あなたの望みがかなえられる
かも
貯まったヨ
何にしようか~な
なんたらかんたら
何かそんな事言ってた
...ような気がするが
そうこうするうちに
突然
ど~んと荷物が届いた
かなり大きな箱
それも2個
2階へ持ち上げるのも
ヨイショがいるほど
とりあえず2階の玄関に置いた
仕事が終わってから
開封するつもりであった
仕事から帰ると
何と開封された空き箱が
山積み
まさかまさか
腰が痛いといってた妻の仕業?
人様からいただいたもの
自分で買ってきたもの
何か興味があるもの
...などなど
妻は何でもすぐに開けたがる
後にしたほうがいいのでは
そんな忠告をしようものなら
まるでおあずけを食ったイヌ
神経の100%がそちらに行く
中身は多数
計らない方がいいのでは
...という体重計
大きすぎるんじゃ
...という風呂のいす
出すのに重かったのでは
...という飾りだな
などなど
どれもこれも
ちょっと突っ込みたくなるもの
ばかり
その中にちっちゃな小物
PetZoomと書いている
大小2個が1セット
グルーミング用ブラシらしい

グルーミング大臣としては
ほっとけない
今使ってるのは
いのししの毛のブラシ
だがこれは危険なのだ

気持ちよさそうにしてても
突然怒り出し
噛みついたり
引掻いたり
爺の手もけっこうあぶない
理由は良くわからない
恐る恐るやってみて驚いた
見たことのないような
モこ助の恍惚の顔
のどがグルグルグルグル
長時間でもいやがらない
驚いたのは
決してさせなかったのど
ところがどうだい
自分であごを上げてるぞ

終わってからボタンを押すと
かき集めた抜け毛が
ワンタッチで取れる
世の中には
なかなか
便利なものがあるもんだ

腰が痛いのよね~
昨年の11月頃から
よく口にしていた
それは誰かと尋ねられたら
ちっょと小太りの~
超天然B型の~
我が家の最高権力者~
...とくりゃ
ご存知わが愛しの妻
だけど
余り心配はしてなかった
だってだって
その間
ほとんどの日曜日
着物での爺とのお出かけ
忘年会もこなした
おまけに京都旅行
その妻が
腰の痛みとともに
足の痛みと痺れを訴え
ついに
1月5日
日赤にてMRI検査
出た診断結果
腰部脊柱管狭窄症
本人希望なら手術も視野に
能天気な妻が涙ぐむ
常に痛いわけではなく
痛み出したら
どよよ~んと凹み
痛みがないときは
テレビを見てばか笑い
この際
セカンドオピニオンを求めて
1月21日金曜日
中央病院にて再度MRI
診断結果は来週
いづれにせよ
料理大臣だった爺は
買物大臣
洗物大臣
掃除大臣
水やり大臣
...などの兼務を
拝命いたしました
モこ助の不可解な行動
これは多数ある
モこ助ダッシュもそのひとつ
それ以外に
寒くなるとモこ助は
椅子でくつろぐ爺のひざで
ゴロゴロのどを鳴らしながら
まあるくなって寝る
あまり長居はしないが
これ自体は不思議ではない
その乗り方に問題あり
しばらく爺の側にたたずんで
下からピョンと飛び乗る
これは問題ない
不思議なのは
テーブルの上に飛び乗り
そっと爺に近づき
前足を爺のひざの上に
乗せたり元に戻したり
数回繰り返す
まるで
爺のご機嫌を伺うように
意を決したように
飛び乗り丸くなる
乗らずに引き返すこともある
こちらはいつもウエルカム
なのに
その判断の基準は何なのか?
その遠慮風の行動はなぜ?
昨日モこ助ダッシュとウンチ
それを書いてて
ふとある疑惑が生じた
モこ助が
こう言ってるのでないかと...
乗らないとき
前足を乗せたり引いたりして
おじゃましていいですか?
いまウンチしてきたとこですわ
なんか足についてるような
ついてないような
ちょっと臭いますか?
やっぱちょっとくさいな
今度にしますわ
さいなら
乗ったとき
前足を乗せたり引いたりして
たった今ウンチしたんやけど
前足にちょっと付いてるかも
あんさんのズボンで
ふいてもいいですか?
なあ~に
2、3回すればのきますわ
なんかのいい感じ
ほな
おじゃましま~す
...てなストーリ
ありえないことではない
ファブリーズを連続噴霧した