「今夜、ロマンス劇場で」

TVで放送されたもの。

綾瀬はるかあっての物語だなぁ。
映画からお姫様が飛び出してくるなんてファンタジーすぎる
かと思ったら
スクリーンの彼女に恋をしていた助監督のすっとこすぎる性格と相まって
違和感が少なかった。
映画が娯楽の中心として輝いていた頃の撮影所の様子
映像の美しさ、特に色彩は
モノクロの世界からやってきたお姫様の視点になれるほど際立っている。
これ映画館で観たかった。

お姫様がこの世で着るお洋服がステキと思ったら
エンドクレジットで伊藤佐智子さんだもの。

そもそも
映画の主人公そのままの設定で二次元から三次元にやってきたお姫様との恋愛って
いくらファンタジーといえども可能？
という疑問は湧いたのだけれど
ヴァンパイヤ物だともっと緻密に描かれる時間との矛盾を
かなりねじ伏せた感はあるが、物語として着地させている。

ちゃんと仕事をしない看護師にはそれなりの役回りがあるのでした。