moiの「兄弟」にかんするニュースををひとつ。
ここmoiを設計していただいた建築家、関本竜太さん(RIOTADESIGN.主宰)の作品が、現在発売中の『新建築住宅特集』2005年9月号で紹介されています。
さて、最近ではすっかり「売れっ子」の関本さん、手がけた作品の数もどんどんふえています。じっさいWEBサイトの「ポートフォリオ」をみても、わずか3年しかたっていないにもかかわらず「moi」の写真などすっかり下~の方へと「埋没」してしまっておりクライアント的にはあまりおもしろくなかったりもするワケですが(笑)、それでも(?!)今回『新建築』誌に初掲載されたことはとてもよろこばしく、「おめでとう」と心から祝福したい気持ちでいっぱいです。
以前、『新建築』に作品をとりあげられるということはすべての若手建築家にとっての「目標」という話をきいたことがあります。ここでとりあげられてはじめて一人の建築家として認められた、それはそんな意味合いをもつのだそうです。次の「目標」にむけての大きな励みとなりそうですね。
ところで今回とりあげられたのは、「Hakko」という名前の山中湖畔にたつウィークエンドハウス。写真をみるかぎり、成熟したクライアントさんの趣味を物語るかのようなシンプルで澱みのないデザインという印象をうけます。「都会での生活」や「仕事」を一切持ち込まない、フィンランド人にとっての「ケサモッキ(サマーハウス)」にちかい空間なのでしょうか。そして室内にいても限りなく外にいるかのような、光や風を感じることのできそうな「開放感」もいいですね。
クライアントの目からみて言えるのは、関本さんというのはクライアントのことばにとてもよく耳をかたむける建築家だということです。速球を投げれば速球が、変化球を投げれば見事なまでの変化球がかえってきます。クライアントは、そんな楽しい(ときにしんどい...笑)キャッチボールをつづけながら、やがてその「思い」がひとつの「空間」に結実してゆくことに気づくのです。あくまでもひとりの建築家の「作品」でありながら、そこにクライアントの「顔」がはっきりと刻み込まれていると感じるのは、おそらくそうした彼の設計プロセスあってのことでしょう。
ぜひ本屋さんでみかけたら手に取って、写真のむこうにみえるそんな「やりとり」の数々を想像してみてください。「建築家のしごと」が、すこしだけわかったような気分になれるかもしれません。
ここmoiを設計していただいた建築家、関本竜太さん(RIOTADESIGN.主宰)の作品が、現在発売中の『新建築住宅特集』2005年9月号で紹介されています。
さて、最近ではすっかり「売れっ子」の関本さん、手がけた作品の数もどんどんふえています。じっさいWEBサイトの「ポートフォリオ」をみても、わずか3年しかたっていないにもかかわらず「moi」の写真などすっかり下~の方へと「埋没」してしまっておりクライアント的にはあまりおもしろくなかったりもするワケですが(笑)、それでも(?!)今回『新建築』誌に初掲載されたことはとてもよろこばしく、「おめでとう」と心から祝福したい気持ちでいっぱいです。
以前、『新建築』に作品をとりあげられるということはすべての若手建築家にとっての「目標」という話をきいたことがあります。ここでとりあげられてはじめて一人の建築家として認められた、それはそんな意味合いをもつのだそうです。次の「目標」にむけての大きな励みとなりそうですね。
ところで今回とりあげられたのは、「Hakko」という名前の山中湖畔にたつウィークエンドハウス。写真をみるかぎり、成熟したクライアントさんの趣味を物語るかのようなシンプルで澱みのないデザインという印象をうけます。「都会での生活」や「仕事」を一切持ち込まない、フィンランド人にとっての「ケサモッキ(サマーハウス)」にちかい空間なのでしょうか。そして室内にいても限りなく外にいるかのような、光や風を感じることのできそうな「開放感」もいいですね。
クライアントの目からみて言えるのは、関本さんというのはクライアントのことばにとてもよく耳をかたむける建築家だということです。速球を投げれば速球が、変化球を投げれば見事なまでの変化球がかえってきます。クライアントは、そんな楽しい(ときにしんどい...笑)キャッチボールをつづけながら、やがてその「思い」がひとつの「空間」に結実してゆくことに気づくのです。あくまでもひとりの建築家の「作品」でありながら、そこにクライアントの「顔」がはっきりと刻み込まれていると感じるのは、おそらくそうした彼の設計プロセスあってのことでしょう。
ぜひ本屋さんでみかけたら手に取って、写真のむこうにみえるそんな「やりとり」の数々を想像してみてください。「建築家のしごと」が、すこしだけわかったような気分になれるかもしれません。