こんにちは。ITエンジニア科の倉持です。
ここのところ暑い日が続いていますね。
この間の日曜日は、有明海苔をのせた島原そうめんをすすり、デザートには冷やした長崎カステラで涼みました。
島原そうめんは見た目の細さと比べてしっかりとした食感で存在感のある麺なので、喉を通る時に冷たさを感じやすいです。
長崎のカステラもまた、冷やしておくと喉を通過するときに涼を感じます。きめ細かくしっとりさせる製法のおかげです、多分。
そのカステラは、1634年に出島ができるより前、ポルトガル人がまだ長崎の街中で生活していた頃に伝わったそうです。
島原そうめんは、1638年の島原の乱後、殆ど空っぽになった地に来た小豆島出身の移民がそうめん作りを始めたという説があるそうです。
蛇足ながら付け加えると、佐賀の丸ぼうろは、ボルトガル語のボーロを語源とするものの、製法はオランダ人から学んだそうです。
島原の乱を機にカトリックのポルトガルが来航禁止となり、代わってオランダが出島に商館を移すという17世紀前半の肥前の社会の動きのおかげでこれらの食べ物が生まれ、当初の製法を大事にしながらも、400年の歴史を経て増々美味しくなり今手軽に食べることができる。
ありがたく、また戴きたいです。
