今週日曜日の注目はなんといっても、”ソダシ”
真っ白で愛くるしいだけでなく、とても強い競走馬です
これは10/14(木)の朝に買った新聞ですが、日曜日に行われることが
木曜日のトップに載るあたりにこの馬に対する注目度の高さが伺えます
今週日曜日に行われる「秋華賞」というレースは、日本で一番階級が高いレース(=GⅠ)です。
GⅠとは、何千、何万頭といる競走馬の中で、
厳しい戦いを勝ち上がった選ばれし馬のみが出走できるレースです。
陸上で、100m・400m・フルマラソン・走り幅跳び・などでNo.1を決めるように
馬にも色んなカテゴリーでNo.1を決めるレースがあります。
回数で考えても、FJBでいう情報の国家資格が年に数回しかないのと同じように、
競馬のGⅠも年間を通すと非常に少なく、出場することすら至難の業です。
1レースには10数頭しか出られないGⅠに、
競走馬の1%満たない比率の白毛馬が出走すること自体奇跡です。
その舞台で既に勝ち星を収めているソダシは、今世界大注目のシンデレラホースです。
白毛馬は、能力的に勝ちにくいという定説がありますが、
そんな常識を覆す白毛一族の希望の星として、どんな走りをするのかとても楽しみです
こちらは、うちのアイドルホースであり守り神の"ゴールドシップ"です
彼は芦毛(灰色・グレー)という毛色で、ソダシに少し似てます。
爆発的にヒットした「ウマ娘」の効果もあり、彼に親近感を持っている方は多いでしょう。
みんな彼のことを「ゴルシ」って呼んでますよね。
アイドルといいましたが気性が荒く、やんちゃでは済まされない凶器爛漫な暴れ馬です。
彼の恐ろしすぎる危行を挙げるとキリがないので割愛しますが
それでも生涯でGI 6勝、なかなか到達できない名馬中の名馬です。
(有名なディープインパクトやキタサンブラックがG17勝ですから十分に名馬の域です)
彼の、最後尾からロングスパートをかけて他馬をごぼう抜きする
異常なまでの「追い込み」という走法は豪快で、心を奪われます
今ではYouTubeにはゴールドシップの過去の危行や功績を称え、
たくさんの動画がアップされています。
どれを見ても面白く、そして、いつ見ても感動してしまうステキな馬です
実はソダシとゴルシには共通点があります。それは「厩務員」が一緒ということ。
厩務員とは、馬の身の回りのお世話全般を担当します。
あの暴れ馬ゴールドシップを毎日お世話していたことを想像するだけで恐ろしいですが
とても腕利きの厩務員さんで、その厩務員さんの前では彼もデレデレだったようです。
今のソダシのピカピカで真っ白な馬体も厩務員さんの毎日のブラッシングの賜物です。
きっと今日も、エサを与えたり水を浴びせたり、ブラッシングをしたりしている頃でしょう。
その厩務員さんも60歳を過ぎ、あと数年で定年を迎えます。
ここでソダシと出会ったのもまた運命なのかもしれないのですが、
ソダシという馬が厩務員人生の集大成となる?であったらいいなと思ってます。
レースだけでなく、その裏にいるホースマンと馬との絆を知ることも競馬の醍醐味です。
日曜日の秋華賞は3歳の女の子の馬限定のレースです。
馬の3歳は、人間界でいうと高校生くらい。
一生涯で二度とない、高校生最後の全国大会みたいなものです。
ソダシだけでなく、他にも応援している競走馬がいるので、応援してます
日曜日が待ち遠しいです。
小笠原