まろちゃ日記

ねこ、料理、バンド、友、ビーズなど

ビター・ステップ

2021-05-31 23:57:00 | 読書・マンガ
高田由紀子 作
おとないちあき 絵
ポプラ社

 脳こうそくで倒れたおばあちゃんが、一人暮らししてた大阪から、うちへやってきた。彼女は元気な頃のおしゃれなおばあちゃんとは別人になっていた。口も悪いし、わがままだ。杖をついて歩くのもままならず、家族はおばあちゃんに振り回されていた。あかりは、そんな家の問題を友達に相談できないでいた。唯一心を許せたのは、クラスメイトの男子藤井だけだった。おばあちゃんが食べたがっているクリームパンを探しに入った店〈えちごや〉で藤井が店番をしていたのがきっかけだった。藤井は地味な子で、最初は藤井と話しているのを女友達に見られたくないと思っていたあかりだが、藤井と話しているうちに、どんどん藤井の良いところが見えてきた。おばあちゃんのことで家がガタガタしている時も、藤井と心癒される時間を持つことができるほどになっていく。
おばあちゃんの体の不自由さと、精神的な変化は実にリアルで、なかなか他の本では表現されない部分まで書かれている。おばあちゃんがトイレにいけず失敗してしまう姿を汚いと思うあかりの気持ちは、当たり前なことだと言って包み込んでくれる藤井の言葉が新鮮だった。無様な姿を見せたくないというおばあちゃんの声など、子供たちにも知ってもらいたいことが詰まっている物語でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナイスキャッチⅡ

2021-05-30 12:42:00 | 読書・マンガ
横沢彰 作
スカイエマ 絵
新日本出版社

 夏休みになり、こころは髪を切った。スポーツ刈り。キャッチャーをやるという決意の現れだ。試合に向けて、こころはカーブを受ける練習を始めた。さらにバッターボックスにバッターを入れてみた。ピッチャーの哲平が球を投げる、バッターがバットを振る、こころは、瞬きをしてしまった。球は、こころの腹にめり込んだ。初心者のこころに、すべてのことを判断しやりこなすことができるのか?はじめての試合はどうなるのか?

試合の後こころと哲平の距離はぐっと縮まる。自分を深く見つめ、覚悟を決め、お互いをさらけ出すこころと、哲平の姿に目頭がじーんとしました。さらに自分の高校時代を振り返り、暗黒の高校時代と思っていたけれど、案外こころみたいに輝いていたんじゃないかと思うことができました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅ふたつ

2021-05-30 02:22:00 | 庭・畑
午前中、職場の運動会を見、
帰宅後庭で、昼食を食べたり、
読書をしていました。
すると、木の実が落ちているのを見つけました。今年不作だった枇杷かなと拾ってみると
梅でした。10年にひとつかふたつ見るか見ないかという梅の木に今年はふたつ実がついたようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昔はおれと同い年だったたなかさんとの友情

2021-05-28 18:28:00 | 読書・マンガ


椰月美智子 作者
早川世詩男 画家
小峰書店

スケーボーの場所が、どこもかしこも禁止され困っていた三人の少年。いい場所を思いついた拓人。それは神社の前の通りだった。そこは、快適で滑りやすい場所だった。いい気分で練習していると神社の管理人のおじさんが出てきた。田中さんというその人は、拓人たちを叱るどころか、スケートボードに興味を示した。しかし、ちょっと足を引きずっている田中さんはスケートボードに足を乗せて怪我をしてしまった。それから僕たちは田中さんの世話をすることになった。毎日田中さんの家に通い、身の回りの世話をしたり、自分の学校のこと、サッカーをやめたこと、中学受験をやめたことなど話した。そして、どうして田中さんが、神社の管理人をやっているのか知ることになる。


おじさんは、優しすぎると言って良いほど、おだやかなおじいさん。拓人は、無邪気ではいられなくなった小学6年生という人生の重みを感じながらおじさんと関わることで癒され、自分にできることをやろうと前向きに行動を起こすところが、とても良いと思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きみの声がききたくて

2021-05-27 21:55:00 | 読書・マンガ
オーウェン・コルファー作
P・J・リンチ絵
横山和江訳
文研出版

子犬は兄弟やお母さんと一緒にある場所に置かれていて、人にもらわれていくのを待っていた。そして、とうとう、ある家族にもらわれていって‥

子犬は人間の気まぐれに翻弄される。幸せを期待していたのに、無責任に放り出される。それでも、また、幸せになれると信じて、人間に尽くす犬。それを絶対裏切ってほしくないなと思いました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キプリングのバッグ

2021-05-26 22:02:00 | 買い物
3年半使ったバッグが壊れました。
速攻で同じブランドの同じ大きさのものをAmazonでポチしました。
前の方が、布に光沢があり高級感がありましたが、同じのは見つけられなかった。
高さが増し長財布が縦に入るようになりました。
前はデパートで買ったので、1万越えでしたが、
今回はAmazonで35%ほど安く買えました。

ラシットとかも好きで買ったけど、たまたま重くてかさばるものを買ってしまったので、たまにしか使っていません。軽くて小ぶりなのが使いやすいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みちのく妖怪ツアー

2021-05-25 22:20:00 | 読書・マンガ
佐々木ひとみ 野泉マヤ 堀米薫 作
東京モノノケ 絵

子供だけで参加するみちのくへの旅、
みちのく妖怪ツアーが出発した。
バスには美人の添乗員さんとマスクをした運転手さん、そして参加者の子供たち。
座敷わらし、鬼婆、ナマハゲなどの名所をめぐる。最初は「福島妖怪ミュージアム」を見学。福島を代表する妖怪人形を見た。参加者の中の1人こずえは∞のマークの扉を開けた。急にドアの向こうに野原が広がっていた。野原の中を歩き続けると古いあばら屋にたどり着いた。いろりばたに白い髪の毛のおばあさんが座っていた。おばあさんはこずえに食べ物を持ってきてくれると言う。おばあさんが入っていった奥の部屋を覗くと鬼婆が包丁をといでいた。こずえは逃げたが‥

他にも妖怪にはまつわる怖いお話が5話入っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナイスキャッチ   横沢彰 作

2021-05-25 00:10:00 | 読書・マンガ
スカイエマ 絵  新日本出版社

 こころは、美術部に所属している中学生。ある日、グランドの端でスケッチブックに向かっていると、ホームランボールが飛んできた。偶然素手で受け止めた。ボールを追ってきた野球部の哲平は、翌日こころに、野球部の夏の試合の助っ人で入ってほしいと頼んできた。今は女子も野球部に入れるらしい。野球経験のないこころに、とにかく、打席に入ってみてほしいという。「めんどくさっ」とこころは打席に入った。実際バッターボックスに入ると近くで見る速球に圧倒された。空振りし、野球の経験がないことはしっかり伝わったようだ。
それからこころは、野球が気になって‥

前向きなこころの姿が丁寧に描かれていて1ページ1ページが面白いと思える本でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴースト

2021-05-23 21:40:00 | 読書・マンガ

ジェイソン・レイノルズ 著  ないとうふみこ 訳

小峰書店

父にピストルを発砲され、母と逃げたことのある少年。偶然立ち寄った競技場で陸上の監督にスカウトされる。興味のない世界だったが、所属する場所ができたことに、嬉しさも覚えた。しかし、学校で住んでいるところなどを同級生に馬鹿にされ、もめごとを起こしてしまう。全ての原因は貧困にあった。

病院勤めの母の苦労を思うとトレーニングウエアやシューズを買ってくれとは言えず、自分なりに苦境を乗り越えようとするが、裏目に出てしまい‥。


少年の行動は失敗だらけだけど、彼なりに家のことを考えながら、前に進もうとしている。こういう物語を読んで、悩んでいる子供達のヒントになればいいなと思いました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たまにはファストフード

2021-05-23 01:09:00 | グルメ
珍しく娘と
フードコートでランチ。
サムライマックのセット。
あとは、洋服を買ったり、化粧品を見たり。
家に帰っても、おしゃべりに付き合ってくれた。もしかして、私に気を遣ってくれてる? 
楽しい1日でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

眠い

2021-05-22 01:30:00 | 美容・健康

このところ夕方眠くてたまらない。

それで19時まで2時間くらい眠るから、

音楽の練習がストップしている。

 
季節のせいかな。
 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくと母さんのキャラバン

2021-05-20 22:01:00 | 読書・マンガ
柏葉幸 著   泉雅史 絵
講談社

 ある日、巨大なネズミが現れた。それは母さんを探している。しかし母さんの姿は家から消えてしまった。ネズミが窓の外へ出て行く時ぼくは、そのネズミのしっぽにすがりついた。一緒に窓から外へ転がり落ちた。するとそこに黒いワンピースの女の人と月の輪熊がいた。ねずみも熊も人間の言葉を話している。そして出発しなければならないと言う。ぼくは、ラクダを引いて歩くというか仕事を頼まれた。それはキャラバンと言うらしい。その仕事は本当は母さんに頼んでいたと言う。30年前もお母さんがその仕事をしたらしい。母さんの居場所がわかるかもしれないと僕はキャラバンを引くことを承諾した。母さんの決めたルートをたどることになった。しかし、この世のものとは言えないものなどに、行き先を何度も阻まれて‥
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五月雨

2021-05-19 23:56:00 | 猫・動物・昆虫

五月雨の今日
琴の音色を聴く機会がありました。
癒されました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9冊

2021-05-18 23:36:00 | 仕事
今日は仕事の後、図書館で児童書を9冊借りて、その場で4冊読んで返しました。その後マルエツのソファーコーナーで3冊読んでもう一度図書館に戻り3冊返し帰ってきました。家でも少し読みました。ちょっと頭から湯気が出そう。
ドラマを観て頭を休めます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電車で行こう!夢の「スーパーこまち」と雪の寝台特急

2021-05-17 23:32:00 | 読書・マンガ
雄太たちT3のメンバーはクリスマスに東北行きを計画する。家族の旅行と重なってしまい、家族は雄太なしで出かけることになった。
クリスマスの日、東京からスーパーこまち
に乗り込む雄太たち。真っ赤なスーパーこまちと緑のはやぶさは頭同士が連結されている。盛岡でそれぞれの目的地へと別れて出発することになっている。盛岡の手前で困っている人に遭遇するメンバー。本当ははやぶさに乗っていなければいけないのに、スーパーこまちのほうの車両に乗ってしまったと言う。
後半は、秋田を過ぎ、リゾートしらかみに乗り換える。しらかみでは、座席の背もたれを動かして、見たことのないリラックス空間を出現させる雄太たち。パンタグラフのない列車の仕組みがわかるように雄太が説明してくれています。美味しそうな駅弁や、景色の描写を読んでいると、東北の旅をしたくなります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする