辻村深月さんの作品は、「かがみの弧城」を読んだことがあり、とても面白かった。
この凍りのくじらは、小学生には向かない感じ。
主人公理帆子は、進学校に通う高校生。クラスに理帆子を慕う友人はいるが、学校の外に親しい友達がいてコンパにでかけたり、思い切りはしゃいで発散する場所を持っていた。
そして理帆子に別れた彼から連絡が入った。司法試験浪人だが勉強に集中できない若尾という男で、都合のいい時だけ、理帆子を利用しようとしていた。
ある日理帆子は、学校の図書館で声をかけてきた別所あきらに写真のモデルにになってほしいと頼まれた。別所には不思議となんでも話ができた。理帆子は、別れた彼との歪んだ関係などを打ち明けていく。話せば話すほどそれが、どんなにダメな恋愛だったことがわかるのだった。しかし、若尾から連絡がきて‥