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映画 武士の家計簿

2010-12-17 | 映画

 

映画「武士の家計簿」を見ました。

幕末から明治にかけて実在した加賀藩御算用者(経理係)猪山家の物語です。
代々加賀藩の御算用者でありながら気がつくと自分の家が火の車状態になっていた猪山家。
出世のたびに出費が増え借金は年収の2倍にもなっていた。
そこで猪山家の跡取り直之が家計を立て直すべく一大計画をたてるのだった。
彼は家財道具をすべて売り、借金の一分を返し、残りは無利子の10年払いとすることができた。
以後家族の質素倹約の日々が始まったのだった。
同僚かうらやむ弁当を毎日持参していた直之だったが、借金返済のため弁当箱まで売ってしまい、竹皮に包んだおむすびとサツマイモ、漬物と突然質素になった弁当に同情をかう身となってしまった。
本当は深刻な事態のはずが、この「武士の家計簿」は和菓子のようなやさしさがただよう映画に仕上がっています。
主人公直之(堺雅人)、父(中村雅俊)、母(松坂慶子)、妻(仲間由紀恵)、祖母(草笛光子)、義理の父(西村雅彦)それぞれがほのぼのとした人物像で、年末にいい映画を見たな~という感じです。
超おすすめです。