土で愉しむ

趣味の陶芸や毎日の暮らしのことなどを綴ります。

東日本伝統工芸展

2008-05-08 | 陶芸

今日は、午前中は母の病院へ付き添い。
別にひとりで行けないわけじゃないけど、3月に雪融け道で足を滑らせ転んでしまってから、車で送ることにしたのです。
それまでは、バスと地下鉄、時にはタクシーで行ってました。
中央区にある病院なので、駐車場がないのかと思っていたら、行って見たら4、5台停めるスペースがありました。
それからは月に1度の通院なので、車で一緒に行くことにしました。
元気だと言っても、87歳ですから・・・
軽い糖尿で、去年までは薬を飲まずに頑張っていたけれど、半年くらい前から薬を飲むようになりました。
ときどき、弱音を吐きながらも、手芸や編み物などいろいろと作っていますので、まだまだ元気でいて欲しいと思っています。

午後からは、三越で毎年開催される「東日本伝統工芸展(去年までの伝統工芸新作展)」を見てきました。
今日は、3時から西村和さんの自作解説があると言うので、時間を合わせて行きました。
駐車場はあるけれど、今日はバスと地下鉄で。
ガソリン代が高くなったことあるけど、ひとりのときはできるだけエコで・・・
3時少し前に会場へ。和さんは、少し緊張している面持ちだったので、声を掛けずに時間まで作品を見たりしていました。
自作解説と言うものを聞くのは初めてです。
今までは、平日には来られなかったので・・・
和さんの作品は今までの壷ではなくて、「網代麻葉文六角鉢」。
鉢の中も外にも象嵌されています。しかもロクロではなく、手びねりとのこと。
焼成は冷却還元で焼いているとのことでした。
いつもながら、丁寧な作品でした。
解説が終わったあと、数人の女性に囲まれて質問責めにされてらしたので、私はその間、他の作品を見ていました。
道内からは、常連の尾形香三夫さん、大野耕太郎さん、北川智浩さんが入選されていました。
他に、望月集さん、林寧彦さん、前田正博さんなどの作品を見ることができました。面白いと思ったのは、井戸川豊さんと言う方の「かいわれ」をモチーフにした組皿でした。朝日新聞社賞に入賞されていました。
貝割れをモチーフにしようと思うその発想の柔軟さと、思いがけず可愛い作品にちょっとびっくりでした。リンク先の画像では色があまりよくありませんが、実物はクリーム色の地色に貝割れの緑が優しい雰囲気で素敵でした。
こういう展示会の作品って、実際に使いたいと思うものは少ないけど、この作品は使ってみたいと思いました。
他にも染織や木工、漆芸などの作品も素敵なものがたくさんありました。
その後、和さんとお話させていただき、ご自身の作品だけではなく他の作品についてもいろいろとお話していただきました。
1時間くらいも会場にいたでしょうか。

その後、1階下の美術ギャラリーで開催されていた永井恒夫さんの「急須展」を見て帰ってきました。永井さんの急須は、伝統工芸展にも入選され展示されていました。
陶芸の作品では、一番小さいものでした。大きい作品あるいは組作品でないと入選は難しいのだろうと思っていましたが、そんなこともないんですね。


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