金曜日の準備と土日の二日間ですっかり疲れ果てて目を覚ましたら、
夫はもう出勤していた。
午前中はとにかく身体のあちこちが痛くて、何も出来ない。
洗濯だけはなんとか済ませた。
無理せずにのんびりすることにして、午後からは先週撮って置いた
映画のビデオを見たり、素焼きした土鍋と湯飲みに撥水剤を塗った。
できれば、釉薬を掛けて、本焼きしたかったけど、そこまでは出来なかったので
今度の週末に焼くことにしよう。
そんなことで、夕方テレビを見ていたら、「優しい時間」の再放送をしていた。
以前の放送の時は、見ていなかったので、つい、そのまま見てしまった。
そしたら、主人公の寺尾聡の元部下役の時任三郎の奥さん役の手塚里美が何と
乳がんで余命2、3ヶ月と言う話だった。
このごろ、ドラマで乳がんがよく出てくるように思う。
Dr.コトーでも、柴咲コウが乳がんになっていた。
これは、原作のコミックを読んでいたので、わかっていたんだけど
なにもこんな若い人が乳がんになるなんて話にしなくてもいいじゃないかと思った。
コミックでは、抗がん剤をやっても髪の毛はそのままだったけど、ドラマでは
一応帽子をかぶっていたね。
でも、実際には、眉毛もまつげも抜けるんだよ、と思いながら見ていた。
それから、ここをときどき見てくださって、コメントもくださるpot@momさんから
紹介していただいた、「摘出」と言う現役のお医者さんが書いた乳がんの
小説も読んだ。
これは、かなり現実的で私としては一気に読んでしまった。
大学病院の話で、右の乳がんを間違えて左を切ってしまい、結局両方とも
切ってしまうと言う、めちゃくちゃな話なんだけど、結構読めるものだった。
特に、取り違えじゃないんだけど、乳がんの手術をして、術後の病理検査で
癌ではなかったということで、訴訟になっている話を聞いているので、
他人事でない気持ちで読んでしまった。
私は、今はほとんど普通の生活をしているんだけど、まだ「乳がん」という
言葉を聞くとドキッとしてしまう。