やきもの市で、初めて買っていただいたのは、500円のぐい飲みでした。
開店早々いらした女性、何度も手に持って、見てくださったのですが、
そのまま離れて行ってしまいました。
しばらくして、戻っていらして、今度は迷うことなくぐい飲みを手に取って
「これ、ください」と差し出しました。
とっても嬉しかったです。
小さなぐい飲みとは言え、何度も吟味して、他を廻ったうえで買ってくださった
ことにちょっと感動でした。
他にも、娘さんと一緒にいらした年配の男性が、ご飯茶碗を手にとって
何度も持ってみて、これでご飯食べたら美味しいかなと言って買って
くださいました。
思ったようには売れなかったけど、こんなことが嬉しくて、来年も出そうと
思ったのでした。
友達にも、出店しますと連絡したので、遠いところ大勢来てくれました。
そして、作品を買ってくれました。
本当にありがたいことです。
今回、出店して思ったことです。
芸術の森に通いだして10年、最初のロクロ講習以外、先生はいないので
自己流でやってきました。
自分の好きなことだけやっていればいいので、つい、難しいことや嫌いな
ことなどはやらなくなってしまいます。
ロクロは好きだけど、たたらは苦手、ロクロも大きいもの、袋物は苦手。
今までは、それでも楽しくやれればいいと思ってました。
でも、今回出店してみて、自分の未熟さを思い知らされました。
アマチュアでも、お客様はそれなりのものを求めています。
プロの方たちも大勢出店されているのですから、そちらを見れば当然です。
他の出店者の方たちも、レベルは高いです。
今までお客さんとして見ていたので、わかっていたつもりですが、実際に
なると改めて思い知らされました。
いい加減に数だけ作ってもしょうがありません。
これからは、もっと丁寧に、そして、苦手なことにも挑戦しようと思います。
来年までに、すこしでも進歩するように・・・