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ガスケット制作

2009-08-02 18:59:09 | バイクもん

 インテークマニホールドに付いていたガスケットのカスを取り、砥石を軽く当ててみたところ平面が出ていなかった(穴の周囲の黒い部分が微妙に凹になっている)
 SACHSのご機嫌がイマイチ!アクセルを戻した時、エンジンの回転数がすぐには下がらず遅れてしまう。販売店で相談するとインテークマニホールド(エンジンとキャブレターを結ぶ管)のエンジン側のガスケット(パッキン)が破損していて外気が入っている為だと。ガスケットの手持ちがなく、ホンダモンキーのガスケットでええから交換したらええと。じゃあ自力で解決しますんで・・・・とモンキーのガスケットを求めて心当たりを聞いてみるが置いていない。何かの本で厚紙で作れると書いてあったのを思い出し、分解を決断(分解すればガスケットは破損するのが判っている)
 
 昔の暴走族宜しくポート研磨の真似事でほぼ平面になった
粗研ぎして、仕上げ研ぎ・・・包丁の砥石です
 ボルトを外すと案の定ガスケットはこっぱ微塵になったが、そのカスをきれいに取り除かなければそこから空気が入ってしまうんで、スクレバーで削って、その後砥石で平面出しをした。ほんとはエンジン側もすればええんやけど、エンジンを下ろさなければならないので止めた
 
 ノギスで精密に寸法を割り出し作図する
 平面出しが終わってCRCを吹いて拭き上げて、場所を変えて、コンピュータの前で寸法を測り作図してゆく。エンジン側だけでよかったけどキャブレター(ガソリンを霧状にし空気と混ぜる機械)側もついでに作図した。それを普通紙にプリントし、スプレーボンドを軽く吹いて厚紙(後述)に貼り付ける
 
 SMEの時と同じ様にガラスの上で、精密カッターコンパスとカッターで切り出す
 厚紙が厚すぎず薄すぎず・・・プリント用紙の中に入っている両面ツルっとした(コートはしていない)厚紙を使う事にした。ボルトで締め上げれば多少凸凹を吸収してくれそうなんで
 
 切り出して表面に貼った型紙をソルベントという軽いシンナーで剥がし、ノリもふき取る
  紙の切り出したバリ(返し)をペーパーで削り取りエンジンに合わせて寸法や形状の間違いを確認して組み付けにかかる
 
 エンジンの吸気側のポートに合わせ最終チェック
 慎重にインテークマニホールドを組み付け、昨年の2月28日の記事にあるようなゴムリングの脱腸も若干見られたので接着剤で補強し完成!
 
 ガスケットの残骸です
 エンジン始動!オッケー!だが、若干のアクセルの引きずりはある。ノーマルのモンキーのキャブレタターに交換すべきやなぁ。(アフターのキャブに交換してもええけどドロ沼になるからなぁ)こうゆう手のかかるのも外車の楽しみどころやね!(パチモンのホンダのエンジンの悲しさも)と内心は泣きたいがヤセガマンのおっさんでした。

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