
本日もまた息子の文化祭。毎年依頼されているポスター 今年も描きました。いつも中途半端にはやっているキャラクター(主人公はほとんど描かない)を使って(パクッてと言った方がええなぁ・・・デザイナーとしては恥な事してるんですが、いつも楽しく描かせてもらっている)売り物にからませたモノに仕上げている。
ところがである。今年は描けない。いや、これからもずっとであろう。描画技法がデザインスケッチの描法なのである。仕事を離れて楽しく描けるはずが苦痛を伴った作業に変貌してしまった。ラフスケッチ段階は楽しかった(実際スケッチを描いているのではなく、画面上でキャラクターとモノを絡ませてゆく)が、仕上げ(仕事上で言うところのお金になる絵)段階が出来ないのである。(出来たらこんなんせんと仕事してるわなぁ)
もっとも自分の体のこと、予想は十分にしていたのでカネゴンを用意していた。あの貯金箱のカネゴンをモデル宜しく色々な角度から撮影し(それだけの根性は残っている)、物欲しそうなちょっと下品な顔が撮れた。それに切り抜いたカレーを持たせて、おじさん受けするようにモノクロで出力しまずは1枚。
ボンカレーの松山洋子の顔を「砂かけばばぁ」にして「ばばカレー頂戴!」と子供に言わす(父兄のお母様が売っている・・・敵に回すか!!)ちゅうのも何なんで、ケロロ軍曹のクルルカレーの下書きは出来た。もう一枚に「子泣き爺」にスプーンを持たすちゅう案で下書き。
ところが「子泣き爺」がいつまで経っても出来ないんである。急遽、苦肉の策の娘の「エレキング」を使ってもう一枚を作成。ぎりぎり間際に「子泣き爺」完成。ひょっとしたらこれが最後の手描きなのかも知れない・・・
話変わって若い頃、「好好爺」(こうこうや・・・好感の持てるじいさんちゅうような意味)と聞いて、この文字通り「好き、好き、じじい」とイメージしていた。つまり、エロじじいなんですわ。頭は当然ツルっぱげ、唇赤く光沢があり、歯茎剥き出し、ヒヒヒと笑う・・・・そう、この「子泣き爺」のイメージそのまんま。映画「妖怪大戦争」での岡村さんやったんです。
今は「好好爺」の意味も理解してるし、「子泣き爺」はいい意味の方での「好好爺」と思っている。念の為。
昨日、学校へ行った時にはもうポスターはなかったが、一年生が「カネゴンのカレーください!」って言ってきたんで「ハイ!カネゴンのカレー」って渡したんだって。カネゴンのカレーってカネゴンの肉入ってるんかいな・・・カネゴンって人間なんですけど~コワ~