MiddleDayTripperの徒然記

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悪者を創出する過程を見た

2013-03-20 17:08:06 | TVの中のオバカさん

中学校給食、突然中止に 東京・狛江市、契約更新できず(朝日新聞) - goo ニュース

東京都狛江市のすべての市立中学校の給食が4月から中止されることが15日、分かった。市教育委員会と契約していた民間業者が2013年度の契約を更新しないためだ。市教委によると、4月までに代わりの業者が見つからず、中止せざるを得ないと判断した。文部科学省によると、きわめて珍しいケースだという。
給食が中止されるのは、市立の四つの中学校。生徒と教職員計約1500人の7割が食べている。同市の小学校は自校で調理しているが、中学校は、市教委の栄養士が献立を考え、民間会社の「三鷹給食センター」(三鷹市)が調理し、各校に届けている。
同センターの松山賢司社長が、市に契約を更新しないと伝えたのは、2月27日。市の担当者は「あまりに急なことで、対応できない。せめて、半年前には言って欲しかった」などと頭を抱える。学校給食は調理から2時間以内に配食するよう、学校給食法による基準で決まっている。市内や周辺では条件に合う業者がなく、新たに別業者を探すことが難しいという。

視聴率低迷に喘ぐお台場の象徴的な番組「とくダネ」で、この話題をやっていた。

全体の流れはこうだ。

  1. 該当する中学に通う子供を持つ母親とおぼしき人へのインタビューで「困ります」の声
  2. 狛江市の担当者が「突然の契約解除で困り果てている」
  3. 問題の業者の社長宅でインターホン越しのインタビューで理由は「事業縮小」と判明
  4. 業者を知る関係者の証言として「業者は賃金未払いを巡る労働争議で裁判になっている」事が判明した

これらのVTRとレポーターの話が終わると、出演者らは業者社長がカメラの前に出てこなかったのが気に入らなかったのか?一斉に業者批判を始めた。

だがちょっと待て。市と業者の契約について継続・打切りの話はどうなっていたのか?を一切紹介していなかった。この記事では市の担当者が「せめて半年前」と言っているが、事前の確認をする約束は出来ていたのか?さらに言えば、市の公共事業を委託するのだから、業者の経営状態などはチェックしていたのか?

業者に落ち度が無いとは言わないが、丸投げして慌てふためき被害者ズラしている市の責任の方が大きいと思う。

ネットでは業者の契約打切り理由を「放射能検査を受けたくないから」と言う書き込みも多いが、ニュース記事を見る限り根拠は無い。

TVの中の人達が、ネット情報からベビーフェイスとヒールの画ヅラを構成したのかも知れないが、出演者らは「業者は子供たちが困る事を考えていないのか?」と発言していたが、それを考えるのは受託した業者よりも、委託した市ではないか?

もっともこの番組の出演者(特にメイン司会者O倉氏)の意見じゃあ数字は取れないナ…

 

 


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