偽ふなっしーに違法性なっしー 高砂署が判断(神戸新聞) - goo ニュース
兵庫県高砂市で開かれた「ご当地博」に千葉県船橋市の非公認キャラ「ふなっしー」の偽物が現れた騒動で、高砂署は2日、著作権法に触れないかどうかを調べた結果、違法性がないと判断した。今後、着ぐるみに入っていた加古川市の男性から事情を聴く予定もないという。
男性は1日、偽ふなっしーの着ぐるみ姿で会場に出現。ステージ上のご当地アイドルに指さされ、会場外に逃げ出したところを、高砂署員が職務質問した。
そもそも男性は自分の子供を喜ばせようと思い、着ぐるみを自作してお祭り会場に行っただけ。それを周りが勝手に騒いだため、男性は会場を去ろうとして警官に職務質問されただけの話だ。会場の子供が騒いだため逃げたと言う情報もあるが、着ぐるみを脱ぐ事無く去ろうとしたのは子供たちの夢を壊したくなかったのかも知れない。
ところがこの騒動を昨日から今朝にかけてのワイドショーやニュースショーでは大きく取り上げていた。一時期話題になった中国の偽キャラクターと引っ掛けて面白がっていたのが殆どだった。中でもヒドイ取り上げ方をしていたのがフジテレビの『とくダネ』だった。
レポーターはどこかの大学教授の話を持ち出して違法性を指摘していたのだが、「キャラクターに扮する(=コスプレ)場合は市販品ならOKで手作りはNG」と言い出したのには笑えた。大学教授は「市販品ならば著作権料が支払われている」と言いたかったのだろうが、問題が根本的に違う。そのコスプレで利益や不利益が生ずる場合は市販品でも自作でも著作権者に許可を得ていなければNGだ。
コスプレと言えば、名古屋市の大津通の歩行者天国を利用してコスプレ大会があった。参加者らは自分の好きなアニメキャラなどに扮する衣装を手間隙かけて制作したとニュースでやっていたが、『とくダネ』式の解釈だと彼らは全員違法行為をしていた事になる。しかもこのニュースは福岡の育児放棄による死体遺棄事件と風俗関係の中年女性らのリンチ生中継事件と言った残忍な事件の間に挟むヒドさだった。
言い間違いやテロップの誤字脱字の大半をスルーするわ、出演者は的外れなコメントしか言えないなど最近の『とくダネ』は番組クオリティーが下がっている。
「まぁ、しかたありませんね・・・フジテレビなんで」