MiddleDayTripperの徒然記

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仕組まれた失言?

2014-02-22 17:06:24 | TVの中のオバカさん

浅田真央に芸能界も震えた!三村らが感動のツイート 失言の森元首相にはダルらが失望(デイリースポーツ) - goo ニュース

ソチ五輪フィギュアスケートの女子シングル・フリーの演技で、トリプルアクセルを成功させるなど、自己ベストを更新する142・71点をマークし、「最高の演技」を見せた浅田真央に、芸能界からも感動の声が相次いだ。
一方で、「あの子は大事な時に転ぶ」などと失言した東京五輪組織委員会会長の森喜朗氏に対しては、テキサス・レンジャースのダルビッシュ有が「スポーツの本質何もわかってないよね。。」とツイートするなど、落胆と失望の声が渦巻いた。
浅田は21日未明(日本時間)に行われたフリーで、ショートプログラム(SP)16位から10人抜きの6位入賞を果たした。
フリーの演技を熱い思いで見守ったさまぁ~ずの三村マサカズは、演技終了直後、いてもたってもいられず、「これでいい!何位でも!浅田真央やった!感動!」と感動を伝えた。
内田裕也もリアルタイムで見ていたようで、「マオ、スゲー、スゴカッタ!アサダ、スゲー、スゴカッタ!142.71。君はマジにロックンローラーだ!!イヤァースゴカッタ!ママも天国でダイ喜んでいるよ!ROCK’N ROLL!」と興奮のためか、カタカナだらけのツイートをアップした。
142・71はフリーの得点。「天国のママ」とは2011年12月に48歳の若さで急逝した最愛の母・匡子さんのことを表している。
内田はすべてのジャンプを失敗したまさかのショートプログラムの結果を受け、「浅田真央メゲルナ!葛西選手は20年、竹内選手は10年、メダルまで頑張った。強い気持ちと大開き直りでフリーにチャレンジ!アッと言わせてやれ!!俺をキブンヨク寝かせてくれ。ROCK’N ROLL!」と熱いエールをソチに向け送っていた。
また、ブログでもツイッター並にいち早く浅田に感動と感謝を伝えたのが、浅田と同い年の歌手・miwa。21日未明のブログで「浅田真央選手素晴らしかったですね もう、号泣でした 同い年の真央ちゃん、勇気をもらいました」と号泣したことを明かした。
一方、森元首相の「大事な時には必ず転ぶ」発言には、あきれる声が相次いだ。
世界を舞台に活躍するアスリートの代表であるダルビッシュは「スポーツの本質何もわかってないよね。。」と短い言葉に失望を込めた。
またロンドンブーツ1号2号の田村淳は「あの子は大事な時に必ず転ぶ!だってさ…日の丸を背負ってギリギリの勝負をしてる選手に対して、敬意のない発言をする人が東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長をやれるのか?勝負の途中で、フリーの演技が残ってるのに…」と批判した。
またブログでは市川海老蔵が「昨日は浅田真央選手の素晴らしい演技に感動しました…興奮がさめない朝ですね 浅田真央選手に感謝です」、中川翔子も「浅田真央選手!たとえようのない重圧を打ち破り最高の演技を!みせてくれました、日本の誇り!魂が震えるこの感覚!日本中が泣いた!一体いくつの試練が押し寄せてきただろう、あの状況から自己ベストを更新!素晴らしいミラクル!涙の種から笑顔の花を咲かせてくれましたね!」と感動と興奮冷めやらぬ様子で伝えていた。

芸能人や各界著名人が浅田真央を賞賛しているから、アンタも賞賛しろ。森元首相を批判してるからアンタも批判しろ・・・と言っている記事で、どうでもイイネタだ。

言葉を文字に起こすと意味は正確に伝わるが、ニュアンスが大きく異なる場合がある。

例えば人気バラエティー番組「ダウンタウンDX」の視聴者からの出演者目撃情報紹介で浜田はお笑い芸人の場合、文末に「死ねばイイのに」と付け加える。(浜田の情報の場合は松本が行なう)これがボケとなってゲストがツッコミを入れるのが恒例になっている。活字化すると殺伐とするが、映像を伴なえば「お約束の芸」になる。

森元首相の発言も活字化された情報ではトゲトゲしい雰囲気が強くなる。ましてはマスコミの十八番:切り貼りが行なわれるため非常識さが前面に出る。今日になってある程度の時間がある映像が放送されている。それを観る限り、全ての言葉が適切だったと言わないまでも森氏が浅田選手を批判していたのではなく、スケート連盟を批判していたのが分かる。

その逆もある。森氏発言の発端となったショートプログラム直後の浅田選手のインタビューだ。

Q:「浅田真央選手です。ちょっとまだ私達も気持ちの整理が付きませんが、この雰囲気の中での演技というのはどうだったですか?」
A:「そうですね、自分でも終わってみてまだ何も…わからないです。」
Q:「まだ明日ありますからみんな変わらず応援しています、楽しみに待っています。」
A:「はい。そうですね、まああの明日は自分のフリーの演技ができるようにしたいと思います。」
Q:「ありがとうございました」

文字に起こせば淡々と思えるが、映像で観るとヒドイ事をしている事が分かる

選手本人の気持ちが最優先で取材陣や視聴者の気持ちなどどうでもイイ事だし、一番本人が動揺してアタマが真っ白であろう状態で「楽しみだ」と言っている。まるで怪我人を介抱する仕草で傷口に塩を刷り込んでいる画ヅラだ。

その後のフリーで浅田選手は巻き返して16位から6位入賞を果たした。マスコミはそれを『感動』として大安売りしている。開幕や競技開始直前までは「メダル、メダル」と騒ぎ捲っていたのがウソのようだ。特に小倉は出演するワイドショーで得意満面で「メダル予想」までやっていたのに「メダルなんかよりも感動の方が大きい」と言い出す始末だ。

オリンピックに出場選手の大半は勉強や仕事をしながら競技を続けているが、浅田選手はCMやテレビ出演の収入があり、競技に専念できる恵まれた環境にあり半ばプロだと思う。それで失敗したのなら「何やってんだ?!」と思うのは当然だと思う。実際にショートプログラム後の喫茶店に行ったが、客の多くは「何やっとったんやろねぇ~」や「ま~金メダルはアカンわ」などの声が多かった。そしてフリー後では「感動はしたけどねぇ・・・」や「どっちみち、前がよっぽど良くなかったらメダルは無理やったわ」が多かった。森氏発言に対しても「あんなトコでホントの事を言うからアカンわ」が圧倒的だった。

ところで今回の五輪選手団の団長は橋本聖子参議院議員だ。彼女はJOCの理事でもあり日本スケート連盟の会長でもある。彼女は自民党の町村派(清和政策研究会)に所属している。森氏も首相時以外は同じ派閥のリーダーで橋本氏は森派時代に初当選している。

こうなると森氏発言は仕組まれていたのでは?の可能性が出てくる。

SPで全員が不振に終わり、フリーも同じ結果が想定できた。そうなると帰国後に彼女らはメディアバッシングに晒される可能性があった。そこで橋本氏から森氏に発言の依頼があったのではないだろうか?(森氏は東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長だが、いつ辞任してもイイと思っているのだろう)いくら元首相で現五輪会長と言っても福岡での講演会に大手のメディアが取材に来るのだろうか?映像もかなり画質のよいモノがある。

マスコミはこのシコミに乗り、森氏へのバッシングに走り、浅田選手はフリーの巻き返しもあって、一転してヒロインになった。と言うよりも一部のマスコミもこの「失言ネタ」は事前に伝えられていたのだろう。もしフリーも不振のままだったとしても森氏バッシングで浅田選手は悲劇のヒロインに担がれたと思う。

この森氏の失言ネタとフリーで挽回した浅田選手に一番胸を撫で下ろしているしているのは、SP直後の記者と所属会社だ。なお個人的には放送局も有する新聞社の2社が容疑者だと思っている。

 


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