MiddleDayTripperの徒然記

気ままな中年オヤジの独り言

民放ワイドショーが『熱さを忘れる』までにかかる時間は2週間程度

2014-01-30 16:21:54 | TVの中のオバカさん

浜松ノロ集団食中毒問題 給食供給の財団法人審査(産経新聞) - goo ニュース

給食パンで浜松市の児童らがノロウイルスによる集団食中毒を起こした問題をめぐり、県の公益認定等審議会は、給食の供給や衛生管理指導を行う公益財団法人「県学校給食会」について、パン製造を委託した工場選定のいきさつなどの審査を始めた。川勝平太知事が29日の定例会見で明らかにした。知事は「学校給食会は安全や安心、公益能力を有しているのか。審査結果に重大な関心を抱いている」と述べた。
知事や県法務文書課によると、同審議会は23日から学校給食会の審査を開始。給食製造の委託工場の選択▽委託工場に対する指導▽委託工場の製造したものに対する検査態勢▽今回の集団感染による損害への対応▽再発防止策-などについて審査した上で2月10日までに県に報告する予定。審査の結果によっては、学校給食会の公益認定の取り消しや、委託工場の変更なども行われるとみられる。
県内には公益法人は計160あるが、公益認定を受けた法人が審査対象となるのは県内では初めて。
学校給食会は平成24年4月から公益財団法人に移行。パンや米飯などの給食用食材の製造を委託する工場の選定や、パンの原料の仕入れなどを行っている。

この事件と言うか騒動は赤福騒動を思い出す。赤福が余剰生産品を冷凍保存し解凍日を製造日付にする「まき直し」をして出荷していた事が07年に発覚して大騒ぎになった事件だ。さらに回収した売れ残りを製造ラインの原料に混ぜたり、関連会社に販売していた事も発覚した。どちらも糾弾されるべき事件だが、JAS法違反にあたる「まき直し」は90年代に所管する伊勢保健所が把握していた事も発覚した。

つまり地元の保健所は『まき直し』を「セーフ」判定だったのが、国(農水省)は「アウト」判定したのだ。赤福は営業停止などの行政処分を受けたのだが、まき直しに類似する事は同業他社でも実施されていて、次々と営業停止処分を受けて伊勢土産の生菓子が全滅する事態となった。JAS法を詳細に把握できていなかった保健所の処分はどうなったのか?はよくわからない。

今回の騒動もノロウイルスを出したのは製パン業者だが、便所施設の自動化や着衣の管理など衛生管理体制は万全だった。その使用方法が従業員に周知徹底できていなかったのが騒動を起こした原因でそこを批判されるのは仕方がない。しかし所管保健所は業者にウイルス情報をキチンと伝達していたのだろうか?

出来ていなかったから騒動発覚後に給食関連業者を呼んで周知徹底をさせた。まるでアリバイ作りのように。

自治体は給食業者の再調査をする前に所管保健所に対するペナルティーを与えるべきだ。

この騒動は冷凍食品の農薬混入事件直後だったから、マスコミのハシャギぶりは凄かった。

農薬混入事件では事件発覚の遅れや製造ラインへの人の出入りの説明が実際と異なると製造メーカーを叩いていた。「製造工場はいつから刑務所になったんだ?」と笑ってしまった。この騒動の後だったから、マスコミのパン製造業者への批判も凄かった。白い制服、帽子、手袋、マスク、ゴム長でも「ダメだ」と糾弾し「従業員の感染検査をやるべきだ」と声高に叫んでいた。

あれから今日で2週間ほど経った

フジの「とくダネ」でネットの予約待ちが物凄いパン屋を紹介するVTRをやっていた。従業員は白い服で帽子を被っていたが、マスクはしていなかった。

レポーターは?と言うと、

帽子は被っておらず、普通のジャケットでマスクもしていない。その姿で予約の取れないパンを食べてレポートしていた。販売されるであろう他のパンがある場所に店主がいたため、そちらに向かって「美味しい表現」をまくし立てていた。

その直後に「あさイチ」では愛知県設楽町の五平餅の製造ラインから中継をしていた。レポーターは服はそのままだった(従業員も同じく私服)が帽子とマスクをしてレポートをしていた。

アレだけ「食品に携わる者は徹底的な衛生管理が必要」と喋っていたのは何だったんだろう?

フジのご都合主義のポンコツぶりが際立った


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