「ぴーかんテレビ」打ち切り 東海テレビ、社長ら処分も(朝日新聞) - goo ニュース
今回の騒動はスタッフの「悪趣味極まる悪ふざけ」と怠慢が原因だったが、もし応募者のペンネームに「セシウム」や「放射能」などと入っていて、プレゼントに当選してたり、意見が番組で紹介されるとなったら、番組制作者はどうするんだろう?と考えた。
放送禁止用語に引っかかっていれば除外でも当然でも仕方ないが、「時節柄ペンネームがマズイから抽選(番組で紹介)から除外」では厳正な抽選や抽出にはならないではないか?
世論や同業他社のバッシングを恐れて、情報を発信する側が過度な自主規制に走って本当にイイんだろうか?
震災直後の自粛ムードもそうだった。東京で節電の為に上野公園のライトアップ自粛の会見を行なった知事のコメントを切り取り大袈裟に扱い、「過度な自粛」と煽った。マヌケな政府のレンホーは本来の節電の仕事は何も出来ていないのを棚に上げ、ドヤ顔でマスコミ受けするコメントをしていたのは愚の骨頂だった。
自分の身を守る一方で事件事故が起こると勧善懲悪の絵面を勝手にハメコミ、喜怒哀楽を煽る。
知人のブログが運営会社によって突然閉鎖されてしまった。彼は利用規定違反した覚えもなく、運営会社に問い合わせたら、しばらく時間が経ってから「他の利用者から苦情が寄せられた」と回答が来た。家族旅行の記事で掲載した映像の中に温泉の子供たちのスナップがあったのだが、それが閲覧者から児童ポルノだと指摘されたらしい。彼は「誤解を招いた事は反省するが、問答無用の一方的な閉鎖は納得できない」と怒っていた。
日本は「疑わしきは罰せず」の国。「疑わしき」に対して調査や捜査をして証拠や事実を元に裁断するのは司法であり、企業や個人ではない。もっとも「疑わしきは罰せず」を利用してノウノウとしている立法府や行政府の連中がいる。せめて立法府だけは「疑わしきは罰する」にして欲しいものだが・・・。