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下手の横好きのスクラップブック!!

下手の横好きの、いろいろな記録です。
電子工作・PIC・Arduino・太陽光発電・写真などetc

ステッピングモーターの回転テスト

2011-08-14 | 電子工作・PIC

ステッピングモーターの回転テスト

ジャンク品のステッピングモーターが手に入ったので、使用可否を確かめるべく回転テストを行いました。
ステッピングモーターは、シナノケンシ製の「STH-56D102」1.8DEG/STEP 12V 0.4A と記載されており、ネットでデータシートを探しましたが、よほど古いものとみえ見つけることが出来ませんでした。

 
やむを得ず導通テストにより固定子コイルの判別を行いました。ステッピングモーターは、一般的に2相励磁・ユニポーラ型が多く、今回の物もリード線が6本出ていますので同種と判断し下記のように判定しました。
  

回転テスト

ステッピングモーターは、パルスモーターとも呼ばれ、モーターにパルス信号を与えることにより決められた角度(ステップ)で回転します。
そのため、回転制御はもちろん正確に位置決めできることにより、決められた角度を回転する用途に多く用いられます。
今回のモーターは「1.8DEG/STEP」の表示がありますので、ステップは1.8度で1回転(360度)するためには200STEP必要になります。
とりあえず動作確認のため、スイッチによりパルスを1個ずつ加えることにより回転を確認します。
 

回路は下記の通りで、ブレッドボードに仮配線をしてテストします。スイッチを順番に押すと1.8度ずつ回転すればモーターの動作はOKです。




動作状況

0STEP        4STEP         20STEP
    

とりあえず回転が確認できました。次回は秋月電子で販売されている「PICステッピングモータドライブキット」を組み立てモータ制御を行ってみたいと思います。

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温度センサー(TC622EPA)を使った実験

2011-06-09 | 電子工作・PIC

以前から興味を持っていたMicrochip社製の温度センサーを、秋葉原の秋月電子で一個120円で入手することができました。
今回入手したものは、8ピンでDPIタイプのものです。早速、温度調節器や温度警報器ののセンサーとして利用すべく実験をしてみました。

TC622EPAの特徴

●Tset端子に接続した抵抗1本の調整で温度設定が可能
●Low→High と High→Low の出力ポートがある。
●供給電圧の幅が広い(4.5v~18v)
●温度設定範囲 -40℃~+85℃と広い
●精度 センサーの温度が設定値になると出力反転
    センサー温度が設定値より2℃下がると出力が戻る

TC622EPAのデータシート抜粋

抵抗値の計算

温度設定用の抵抗値の計算式 ( 単位は抵抗値=Ω 、 温度=ケルビンで表示 )

上の枠内の計算は温度が50℃の時の計算例です。

 

温度の換算表

エクセルで抵抗値の計算

データシートの計算式と気温の換算表を使ってエクセルで各温度の抵抗値を計算をしてみました。

温度が-40度の時のエクセルの計算式(赤枠=C3)は下のようになります。

=0.05997 * POWER((B4+273.15),2.1312)

温度を表示している任意のセルに設定したい温度(℃)を入力すると設定する抵抗値が計算されます。


実験回路

ピン3のOUT端子にに2SC1815を接続し、出力が反転した時にブザーを鳴らすようにしております。

温度設定用の抵抗値はピン5(Tset)と電源側の間にある R(100kΩ+100kΩVR)で設定します。

ブレッドボードへの配線状況

2011/6/11追記

単3電池を使用した時の使用可能時間(電池の寿命)

この装置をセンサーとして利用するとき、電源が電池であれば、利用できる場面が多くなるが、電池の容量により使用時間が制限されます。
そこで単3電池を使ったときの使用可能時間を計算してみました。

●装置の消費電流(実測値)
 ○待機時  0.18mA
  ○リレー・ブザー動作時  40mA

●単3(赤)で連続待機時の使用可能時間を計算すると

 時間=700/0.18≒3889
 日数=3889/24≒162
 月数=162/30≒5.4

  単3(赤)で約5ヵ月使用可能
 単3(黒)で赤の1.4倍約7ヵ月
 単3(金)で黒の2倍約14ヵ月となります。
アルカリ電池を使うと1年以上は使えそうなので何とか電池でも実用になりそうです。

2011/7/13 追記

単3乾電池4本収容のスイッチつき電池ボックスを利用して簡易型火災警報器を作製

単3乾電池(金)で1年以上使うことが判明したので、設定温度を約60℃に設定して火災警報器を作ってみました。

回路はユニバーサル基板を1/3程度に切断しその中に配線します。完成した回路とブザーを電池ケースの外側に露出で取り付けました。

温度設定中

R=142.6kΩ 動作温度を約60℃に設定

完成後、家の中で唯一火(ローソク・線香)を使う仏壇の側に取り付けて経過を観察することにしました。

本装置はあくまでも個人的趣味の範疇ですので、性能を保障するものではありませんので自己責任において製作使用をお願いします。

 

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2チャンネルLED温度計キットの製作

2011-03-22 | 電子工作・PIC

最近は液晶を使った表示装置が多くなっていますが、離れた場所や、暗い場所でも確認できる7セグメントLEDも捨てがたい存在です。
そんな中、共立エレショップで販売している、2チャンネルLED温度計キットを見つけたので、早速購入し製作してみました。
この温度計の特徴は、センサー部と表示部が最大100mまで離せることと、センサーへの配線が2本なので設置が簡単なことです。

主な仕様

組立
細かい部品は既に実装済みで、LEDを半田付けするだけで終わりです。

電源とセンサーの配線
電源はDC5V,消費電流90mAですので、市販のACアダプターを使うことができます。

センサーの配線
温度センサーはDS18B20を使用しており、GNDとVDDのピンを合わせてー端子とし、真ん中のピンをDQ端子として2本線でボードに接続します。(最長100m)

最高温度・最低温度の表示機能もありますが、今回は使用しておりません。

PCとの接続
外部出力機能として、CSV形式でシリアルによりデータを出力していますので、それを使いPCにデータを取り込んでみました。
このキットの通信端子はRS232Cではないので、PCに直接接続は不可能です。
そこでRS232CのレベルコンバータとUSBシリアル変換モジュールを介してPCのUSB端子へ接続しました。

RS232Cレベルコンバータ

シリアルUSB変換

ブレッドボードで仮配線実測中

通信条件   : 9600BPS      
データ    : 8ビット       
ストップビット: 1ビット
フロー制御  : なし

データの例  #21.8 , 20.5$

データは1行1レコードで、「#」で開始「$+CR+LF」で終わりデータ間は「,」で区切られています。

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アマチュア無線バンド7MHz帯受信機(MRX-7D-FX9)の組み立て

2010-10-11 | 電子工作・PIC

久しぶりにアマチュア無線を聞いて見ようと思い立ち「マルツパーツ」で
販売している、7MHz帯のSSB/CW受信機製作キットを購入し組み立ててみました。
 本キットには、組み立ての詳細説明と調整方法が詳しく記入されたマニュアルが
ついているので、比較的簡単に組み立てることが出来ました。
 今回は調整のための簡易信号発生器製作キットも合わせて購入し、完成後の
受信帯域の調整をおこないました。

組み立て前の基板

組み立ては基板上の背の低い抵抗から初めて、ジャンパー線、コンデンサー、
トランジスタ、ICソケットと進みます。
マニュアルには、それぞれ個々の部品にチェックボックス設定されていて1個づつ
確認しながら進めることができるので、間違いが少なく組み立てることができます。
 次に、ボリューム、「FCZコイル」を取り付け、基板に取り付ける部品は完了です。
半田付けをチェックした後、基板周辺の部品への配線を済ませ、ケースに組み込みます。

部品取り付け    VR等取付け  基板周辺の配線     ケースに組込み完成
        

各部電圧のチェック
 基板内の6箇所について電圧チェックを行います。
組み立て時と同じようにチェックボックスがあり、電圧の許容範囲が表示されているので
その範囲内にあるかどうか、テェックを行います。

7MHz簡易基準信号発生器の組み立て
 この発信機は「MRX-7D-FK」の調整に使用する 5.88MHzから8.3MHzまでの範囲を出力する
発信機です。
リニアテクノロジ社製のLTC99を使い半固定抵抗器で周波数を可変します。
非常に簡単な回路でブレッドボードに組み込むようになっています。


部品一式        組み立て         出力 周波数測定   出力 波形

       

 受信機の調整が終わりいざ受信と行きたいところですが、アンテナ等の受信環境が
整っていませんので後ほど報告とします。

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PICで温度測定→RS232C→データをパソコンへ送る(3)

2010-09-22 | 電子工作・PIC
 温度データをパソコンに取り込むために作製した装置を発展させ、Excelにデータを直接書き込むように新たに製作しました。
 前回と同じく櫻木嘉典著「Excelを用いた計測制御入門」を参考にしております。
回路構成は、ほぼ前回と同じですが、ブレッドボードに組み込んでいた基準電圧回路が基板内に入ったのと、将来ZigBeeを用いた無線データ装置に発展させるため、バッファー回路が2回路とZIG-100B取り付けのピンソケットが増設されています。

ブロックダイヤグラム

 
基板完成状況


 計測データをExcelに自動入力できれば即座にグラフを作成したり、温度データの分析が可能となります。
 そのためにExcelのVBAを利用して、ワークシート上に作成した「ボタン」を操作しただけで計測データが入力可能となるようにします。
 実際の測定には、ExcelのVBAの制御プログラムとEasyComm(VBEモジュール)が必要となります。

VBAプログラム
  「Excelを用いた計測制御入門」に付録のCD-ROMからダウンロード

EasyComm
 Excelにはシリアル通信を行う関数が用意されていないため、EasyCommというフリーソフト(VBAモジュール)を利用します。
EazyCommの中の ec.bas , ecDef.basをVBAにインポートして使用します。

Excelの画面

測定したデータを元に作成したグラフ
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PICで温度測定→RS232C→データをパソコンへ送る(2)

2010-09-10 | 電子工作・PIC
 測定した温度データを、PICマイコンを利用してパソコンに取り込む実験をしてみました。
今回は櫻木嘉典著「Excelを用いた計測制御入門」を参考にして、温度センサーLM35DZ、 PICマイコンは16F88を使用した回路です。

ブロックダイヤグラム

 前回にクイックポジ感光基板を使って作っておいた基板に組み立てしています。

  

 PICのプログラムは、CCS-Cを使ってC言語で作られたものを、書籍付録のCD-ROMからインストールした後、MPLAB IDE でコンパイラしてPICマイコンに書き込みました。

プログラム抜粋
 //メインループ
      while(1)
            {
                i++;                      //インクリメント
                output_low(Led_G);              //Led点灯
         set_adc_channel(0);               //チャンネル0を選択
         delay_us(50);                         //AD変換時間
                volt = read_adc();                  //AD変換結果読み込み
                volt = (volt * 0.003);    
                volt = (volt / 5);                    //温度換算計算
                volt = (volt * 100);                //温度換算計算
                printf("%4lu ondo =%2.1f [Degc]¥r¥n", i , volt);//データ書き込み
        
         output_high(Led_G);             //Led消灯
         delay_ms(1000);                   //1s待ち
            }

PIC 16F88 にプログラム書き込み中


 今回のターミナルソフトは、最近のパソコンに、「RS232C」 の端子が装備されていないことを考慮し、フリーソフトのRs232cを利用した上に、「RS232C」 と 「USB」の変換基板を併用しております。
データの取り込み状況はしたの図のようになります。


 更に、温度測定の精度を上げるために、A/D変換用の基準電圧を別に作成して処理をしております。また、パソコンに取り込むデータはA/D変換出力を温度に変換した後にパソコンに表示しております。
完成後の温度較正の作業状況は下の写真になります。


パソコンに出力されたRs232cの画面


次の課題は、この回路を発展させPICマイコンから計測データをパソコンのExcelに直接入力できるようにすることです。
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クイックポジ感光基板を使った基板作製

2010-09-03 | 電子工作・PIC
 今までは電子工作で回路を作るとき、ユニバーサル基板か雑誌等に付録でついている基板を利用していましたが、今回初めてオリジナルの基板作製に挑戦してみました。

 使った材料は、sanhayato社のクイック感光基板とプリント基板工作キットです。
 手順は ①パターンフィルムの作製
      ②感光基板にパターンを焼き付ける
      ③感光基板を現像、エッチングする
      ④穴あけ
      ⑤仕上げ の順序になります。
パターンフィルムの作製
  プリント基板作成用のフリーソフト「PCBE」を使用し、感光基板アートワーク用「インクジェッ   
  トフィルム」に印刷しました。
  (パターンは別途書籍添付のCDより入手しました。)
   PCBE画面      完成したパターンフィルム

感光基板にパターンを焼き付ける
  FML27EX-N(コンパクト型4本平行管3波長域昼白色)を使用した、蛍光灯スタンドが手 
  元にあったので、露光源にそれを使用しました。
  露光条件は次の通りです。
      露光中
  クイックポジ感光基板  NZ-P10K(2010年4月7日製)
  蛍光灯との間隔  約12cm
  露光時間  32分
  PK-CLAMPでフィルムと感光基板をセット

感光基板を現像、エッチングする
  現像・エッチングに使用する道具類は以前にモノクロ写真の引伸ばしで使っていた道具
  がそのまま利用きたので新たに用意するものはありませんでした。   
  (引伸ばし用は基板作製に使用するには大きすぎる物もある)
     左から現像液 水洗い エッチングの順序で準備
  現像時間  約45秒
  水洗い  2回
  エッチング  約15分(少し温度が低かった)
  水洗い  3回
   エッチング済みの基板
穴あけ
  RYOBIのホビールータの手持ちがあったのでそれを利用
     ホビールータで穴あけ
仕上げ
  スチールウールでパターン部の感光剤を落とし、フラックスを塗り完成

完成基板


なお、作製した基板を使用したセットは完成次第報告します。
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ハムフェア2010と鉄道模型コンベンションを見てきました

2010-08-26 | 電子工作・PIC
東京ビッグサイトで開催されたハムフェアを見学してきました。
アマチュア無線については、以前から興味があり資格も取ったのですが、無線局の開局にはいまだに至っておりません。
電子工作の参考になればと初めて見学しました。
関連メーカーと各クラブからの出展で大変興味深く見学し大変参考にもなりました。



自作コンテスト入賞作品


    

鉄道模型コンベンション
こちらはハムフェアの会場である西ホールで同時に開催されていたので、急遽見学することにしました。こちらも大勢のマニア・ファンで賑わっておりました。


        
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PICで温度測定 → RS232C → データをパソコンに送る

2010-07-29 | 電子工作・PIC
温度データをPICを利用して、パソコンに取り込む実験をしてみました。
温度センサーは、LM61Cを使い温度変化を電圧変化に変換して、PICの12F675で
A/D変換します。
それをADM3202を使用して、RS232Cでデータをパソコンに送ります。
パソコン側は、ハイパーターミナルで受信しデータの更新間隔は約1分間です。
ブレッドボードを利用したバッラック状態の実験装置です。
なお、温度換算式は 温度=((V1-300mV)÷10mV)-30℃となります。

ブロックダイヤグラム

プログラムは、中尾真治著”おもしろいPICマイコン PIC12F675を使いこなす”を参考にアセンブラで作成しました。

組み立て状況


ブレッドボード       RS232C基板
  


パソコンに取り込んだデータ


こちらも見てください
よねこの 「人形の着物」
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PIC演習用汎用ユニットのテスト

2010-06-21 | 電子工作・PIC
 PIC のC言語によるプログラミングを勉強しようと購入した「C言語によるPICプログラミング入門」(後閑 哲也著・技術評論社刊・2009年改版)に記載されている、演習用汎用ユニットがようやく完成したのでテストしてみました。
 組み立て用の基板は”P板.COM”にて入手し、使用部品は通販や東京に行ったついでに秋葉原に寄ったりしてなんとか揃えました。
 完成写真とテストの状況です。
 
完成写真


プログラム書き込み状況(PICKit2を使った書き込み)


ダイナミック点灯テスト(7セグメントLEDのテスト)


液晶表示器(LCD)のテスト


液晶表示器の表示例
コメント (2)
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