9月の盛岡の日射量は120.3時間で平年比97%と発表されています。前年は132.2時間で前年比では91%となります。
一方発電量は前年比で88%となりさらに比率が下がってしまいました。全天日射量の比較をしないと解りませんが、発電効率の低下も危惧されます。
日刊工業新聞社発行の「太陽光発電システムの不具合事例ファイル」に、我が家のシステムと同じ内容の記事が報告されていました。
2010年7月に初版第回が発行されすでに1年以上経過しております。
それによると、運転年数の経過とともに発電量が下がり、発電量期待値との乖離が年々大きくなっていることが報告されております。
この報告のシステムでは、設置された太陽電池モジュール38枚の内、実に12枚に不良個所が見つかったと記されています。実に38%の不良率になります。
運転開始が1998年7月で、11年目で調査された内容です。
本書のまとめによると、「本太陽光発電システムは調査訪問時の時点ですでに太陽電池モジュールの性能保証期間を過ぎていましたが、年乖離度の推移をみるかぎりでは、これらの不具合が保証期間後に発生したものとは考えにくいと思います。しかし、定期点検の実施が徹底されておらず、また、点検技術も未熟な現状を鑑みると、本件と同様のケースはほかにも少なからず存在している可能性を否定することはできないでしょう」と結んでおります。
まさしくその通りで、我が家のシステムも、それに該当するものと確信します。
この本が発行されてすでに1年以上経ちますが、メーカーからは何の連絡もなく、こちらから調査依頼をしなければ、そのまま放置されていたものと少なからず怒りを覚えます。
我が家の年間発電量の推移
シャープ製の太陽電池モジュールが10年以上経過した設備で全数無償交換された事例も報告されており、太陽電池の経年変化による発電量の低下は今後年数を経るに従い問題となりそうです。
設置後10年を過ぎた我が家の太陽光発電のページには