少女の向こう側に現れたのは、ひとりの女性。落ち着いた雰囲気の.....きれいな人だった。『痴漢さん......ですか?』『ち、違います!』『痴漢じゃないって。よかったね!』『騙されちゃダメだよ!“はい。僕は痴漢です”って認める痴漢なんかいないよ!』そりゃそうだw
何度か会っているうちに僕と彼女は付き合うようになった。妹の監視下に置かれる状態ではあったが。知ってた。彼女もその妹も死んでいて、例のお墓に眠る子たちなんだって。わかってる。でも、僕は彼女に恋をした。ずっと一緒にいたい。そう思った。
マッチのものまねが売りの少女『?天使のような悪魔のマッチ~、このかごにあふれているよ~』
『結婚しよう!』僕はプロポーズした。恋愛に生死は関係ない......と信じよう。しかし 、彼女は躊躇ってるようで。『私は......歳をとらないんだよ......あなただけが歳を重ねていって......それでいいの?』『いいんだ。きみと一緒にいたい。ずっと』
あれれ~?今日いちにち休んだのにぃ~、明日もまだ休みだよぉ~?変なの~www
数日後、僕は正装をして彼女の家の前に佇んでいた。『......』『さあ、行こう!』彼女はいつも通り、楽しげに僕の手を引き、自分の生まれ育った場所へと誘う。緊張する。ご両親にわかってもらえるのだろうか。『早く行けよ!』妹に蹴られる。痛くはないが。『よし!』意を決する
もう中さんとかホリケンさんみたいな誰も手が届かないような飛び抜けたこと言ってみたい......
商人「これは何物をも貫く最強の矛。そしてこれは何物をも通さない最強の盾。どうですか?」客「ただの丸めた新聞紙と座布団じゃないか」商人「貴方が幼少の頃はこれで大喜びして遊んでいたというのに。いつから無垢だったあの頃の心を濁らせてしまったんですか。」
続きが......難しい......見切り発車してしまうから
『娘さんを僕に下さい!』当然のごとく、彼女の父親は訝しげな顔をした。『あの......うちには......娘はいません......他界しました』『ええ。知ってます。その娘さんと......お姉さんの方ですが......結婚したいのです』また妹に蹴られた。痛くはないが
『いったいなんのつもりです?冷やかし......ですか?』『いえ、決してそんなことは!本当に娘さn』そこへ母親が来て、お茶を出しながら口を挟んできた。『【鬼婚】というものがあるらしいですよ。【冥婚】とも言うそうです』そう。【spirit marriage】である。