みずいろの旅

やさしいおもいのはねをひろげて

悲しい雛祭り

2008-03-01 22:15:20 | ネタ
雛祭りに控えめに参加してみた。
女の子が集まった部屋の片隅に、入り口付近に、乳児でもわかるような典型的な下座に僕は佇んでいた。

だって今日は女の子のお祭り。主役は女の子。組合の人は脇役。
控えめに、という条件付きで参加させてもらっているのだから、参加させてもらえるだけで感謝しなければならないのだ。

参加交渉するのにどれだけの年月を費やしてきたのか。志したのが右も左も茉奈も佳奈もわからないような年頃だったのが、今ではもう、晩御飯を食したのかどうかもわからないような年頃になってしまった。
この度の『男性の雛祭り参加』というのは歴史的快挙であり、女性が土俵に上がることくらい、小学生がフグ刺しを『もういらない』と言って残すことくらい、軽い気持ちで48都道府県目に行くこと以上に御法度とされてきたことでもある。

僕は空気のような存在であろうと心がけた。周りの害にならないようにと。
もっとも、彼女たちは僕のことを窒素か一酸化炭素のような存在として認識しているのだろうけど。

しかしながら、僕のところだけ人口密度が低いのは気に入らない。それに比べてあっち側のそれは高い。
単純に皆、雛人形に群がっているだけなのだが。
女子は楽しそう。お花畑みたいだね。

ひとりでおとそをちびちび飲むのにも、カーペットにコロコロをかけるのにも飽きた僕は、少しずつ少しずつ女子陣内に近づいてみた。
その時点で女子&準女子一同から激しいブーイング。
それに臆することなく僕は言った。ガラスのハートのくせに。
『雛人形は早く片付けないとお嫁に行けないんだよ』

瞬間、雛人形を投げつけられた。次々と。
速い。160キロ出ていたかもしれない。こんなスピードで飛ぶ雛人形は初めて見た。君たちキウイ・パパイヤ・マンゴーだね!・・・じゃなくって、メジャーに行けるんじゃない?

それらを全てキャッチした僕も褒めてほしい。
見ると、女子たちが投げたのはお内裏様とか五人囃子とかだ。
雛壇にはお雛様だけが残っている。ちゃっかりしてやがる。

人形を戻そうと雛壇に寄ろうとしたところ、2メートル近くあるお姉マンに刺す股で取り押さえられた。
そのまま、僕は部屋を追い出された。人形を抱えたまま。



あれから半世紀が過ぎた。
今、目の前の雛壇には雛人形が並べられている。お雛様を除いて。本来お雛様のいるべき場所は、ここ数十年、空席のままだ。
言うまでもなく、これらはあの日女子たちに投げつけられ、持ち帰ってきた雛人形である。

孫娘に毎年必ず聞かれる。
『ねえねえ、おじいちゃん。なんでうちにはお雛様がいないの?』
今更、あんな昔話はしたくない。
だから、毎年僕はこう言う。
『それはね、お前のためにわざと空けてあるのさ。お前がお雛様になればいいじゃん』
それを聞いた孫娘は苦笑いをして背を向ける。2、3年前までは大変喜んでくれていたのに。『やった~、私がお雛様だ~!』ってね。
去っていく孫娘に向かって僕は語りかける。これも毎年欠かさず言うセリフである。
『雛人形は早く片付けないと』
『お嫁に行けないんだよ、でしょ?』
孫娘は肩越しにそう言うと、部屋から出ていった。
ひとり残された僕。
『・・・わかっているならよろしい』

うすい

2008-02-19 20:39:39 | ネタ
街頭テレビで見て知ったのですが、今日は『雨水』なのだそうです。

『あまみず』じゃないですよ。
そう読んでしまった人は3回まわって『ワン』と言って下さい。
※バック宙で3回転ですからね。

『雨水(うすい)』とは、雪が雨に変わり、解ける雪が多くなる季節。
まあ、『雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう』でお馴染みの山下達郎さんの逆と捉えればいいのではないでしょうか。きっと。

『うすい』と聞くと他人事とは思えません。
最近パッタリと小説を書くことをやめてしまった、笛吹みずいろ先生のことを思い出すわけで・・・。
詩は書いているのよね。こっそりと。こってりと。

印税も底をつき、というか印税収入なんて1銭たりとも頂いたことがありません。
だって、出版なんてした覚えがないですもの。
だから、通帳を見て『アッチョンブリケ!』と叫ぶことも日常茶飯事なわけです。ピノコくらい・・・ごめんなさい。見栄を張りました。ピノコには負けますよ。
しかし、羨ましいですな。ビリー隊長が。
どうせ今頃、通帳を見て『ビクトリー!』とか言ってんじゃないの。

さて、八つ当たりはほどほどにしまして。
小説も頭の中では出来上がっています。書いていないだけです。
頭の中の消しゴムが勝手に動き始める前に書き上げないとなりませんね。

なんとかここまで記事を書いてきましたけど、幾つかのキーワードをどうしても入れたかったがために、『次の言葉を使用して文を作りなさい』という作文の問題みたいでした。
ひとつの言葉から話を広げて展開していくのって難しいけど、楽しくもあります。
いろんな引き出しを必死で開けてみるのは、創作・表現活動の鍛練になりそう。

今日の杞憂

2008-02-04 18:09:10 | ネタ
もし、『人間っていいな』という歌の歌詞の最後が、『やっぱり人間って最低だ』になっていたらどうしようか。
あまりにも落差が大きすぎて、泣いちゃいそうです。

まあ、そんなことがあるわけない。
こんなの杞憂、杞憂。

ジャグリング

2008-01-31 22:57:17 | ネタ
最近の趣味。
中東勢に有利な笛を吹くことでもなく、二重契約することでもなく、みかん等を使ってジャグリングすることです。お手玉じゃありません。

3つまでしかできません。ここ数日、4つ使っての練習に励んでいます。
手に職をつけようと思いまして、そりゃもう頑張っています。生きることそっちのけで。

ただ問題なのは、電車の中で練習していると、受験生に睨まれることです。
失敗した時に、僕が『あ~あ、落ちちゃった』と囁くように言うもんだからね。

最近の子は本当に験を担ぐもんですね。
むしろ僕なんか縁起の悪い言葉を言いまくっていましたよ。面白がって。
本当に今思い出しても、僕には受験生らしさの欠片もなかったです(笑)
まともな受験勉強してないくせに余裕ばかり見せちゃってさ。

まあ、それはあまりにも変人かもしれないけど、少なくとも、周りの人間が言う分には構わないのでは、と思います。
だいたい、そんなことを気にするような脆い精神力では受かるものも受かりません。
己の力を信じていれば、そういう言葉にも動じないはずです。
これは、やりたい人だけやってみて下さい。
今、ここで、『落ちる落ちる落ちる落ちる落ちる・・・』って連呼してみましょう。一生分の『落ちる』を使い切るつもりでね。全部の『落ちる』を体内から吐き出し、心の中から逃がすためにね。
そしたら、スッキリしますよ、きっと。

変なの~。
いつの間にかアドバイスにすり替わってた。
最初は茶化すつもりで書き始めたのにな。

手抜き

2008-01-29 23:00:46 | ネタ
書くことが何もないので、つれづれなるままに、日暮し、硯、もしくは蜆にむかひて、心にうつりゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくります。

時代劇等で『みねうち』ってあるけどさ、こっちが傷つかないように手加減してくれるんだけどさ、痛いものは痛いのよね。
知ってる?
打たれてるには違いないからね。
言ってくれたら倒れるからさ。だから打たないでね。

なぞなぞで、『上は大水、下は大火事。な~んだ?』っていう問題があるけどさ、そんな物騒な問題は出さないでほしい。
大火事だの大水だの、不謹慎には違いない。
ちなみに『上は大火事、下は大水。な~んだ?』は、決壊した河辺の森林火災。
勇気部いいな。
いえ、こっちの話です。

それにしても、ラウ・ル・クルーゼいいな。
自分だったら絶対お供します。

今日のクイズ

2008-01-27 23:15:59 | ネタ
僕がこたつに入ってみかんの皮を剥いていると、天井裏でガタッという物音がした。
それを聞いてからしばらく僕は天井を見つめていたが、それ以上は何の音も聞こえなかったので、元の位置に視線を戻した。
そうしたら、みにもんたと目が合った。
みにもんたはテレビに出まくっている、いや、出過ぎている顔黒の名司会者である。もはや超人と言っても過言ではないおじさんだ。
みにもんたは言う。『問題』
僕『問題?』
みに『次の中で、天井裏に潜んでいて、先程物音を立てたのは誰?』
僕『ちょっと!』
僕の制止を聞かず、続けるみにもんた。『A.あなたの命を狙いに来た忍者 B.今年の干支であるネズミ C.この家に住み着いた幽霊 D.こっそりあなたに会いに来た彼女』
このおじさん、勝手に始めやがった。
僕『え~っと・・・これってミニオネアですか?』
みに『その通り!』
僕『その言い方だと児玉清さんの番組みたいですよ』
みに『あなたの人生を変えてしまうかもしれない、クイズ・ミニオネア』
僕『やっぱりか・・・ちなみにいくらの問題ですか?』
みに『いちきゅっぱ』
僕『随分と半端な額ですね~。19800円ですか~』
みに『どうでしょう?』
僕『?』
みに『1980円かもしれないですし、198円かもしれないですし、もしかしたら19円8銭かもしれません。まあ、焦らないで。それは次の問題ですから』
僕『ああそうですか。タイムシ●ックの《今、何問目?》よりたちの悪い問題ですね。・・・19円8銭はないと思うけど』
みに『さて、(もぐもぐ)・・・どうひまふか?』
気付いたら、みにもんたの手にはみかんが!
僕『うちのみかん!』
みに『すみません』
再びみかんを口に運ぶみにもんた。
僕『ちっとも反省してないでしょ?』
みに『してますよ』
三度みかんはみにもんたのお口へGO!
僕『してません!』
みに『してます』
僕『してません!』
みに『してます』
僕『してません!』
みに『・・・何の話でしたっけ?』
僕『みかんの話!いい加減にしなさいよ!』
みに『I can’t speak English!』
僕『英語なんか1個も言ってない!』
みに『ワタシニホンゴワカリマセ~ン』
僕『さっきまで散々喋ってたでしょうが!』
下を向いて黙り込むみにもんた。みかんはしっかり食べ続けている。
僕『もういいよ。いいから進行して』
みにもんたは元気を取り戻した。『さて、(もぐもぐ)どりょっぴゅあうととゆう・・・』
僕『だから、食べるか喋るかのどっちかにしなさいって!』
みに『・・・(もぐもぐ)』
僕『プロなら喋る方を選べ!』
やっと食べ終わったみにもんた。『さて、ドロップアウトという手もありますが・・・ドロップアウトは番組的にも非常に盛り上がりに欠けますし、最初に“1千万とるぞ!”とか宣言していたあなたはウソつきということになりますし、なおかつ、卑怯で恥ずべき行為です。・・・さて、どうしますか!?』
僕『うるさいな~。やればいいんでしょ、やれば!』
みに『もしアレならアレをお使いになりますか?』
僕『アレってなんですか?ちょっと雑なんじゃないですか、司会?』
みに『ほら、アレですよ、アレ』
僕『ライフライン』
みに『そう、それ。ライフなんとか』
嘆息を漏らしつつも僕は流れを遮らないように続ける。『じゃあ、ライフラインのテレフォンを使います』
みに『どうぞ』
テレフォンを選択したものの、誰にかければいいのやら。
とりあえず彼女に電話してみた。
『♪ 晴れ渡~る日~も~雨の日も~』
耳元で通話音が聞こえる一方で天井から『涙そうそう』が聞こえてきた。
僕は電話を切った。同時に夏川りみの歌声も聞こえなくなった。
確か彼女の着信音も『涙そうそう』だった。
天井を見上げながら僕は答えた。『彼女』
みに『Dのこっそりあなたに会いに来た彼女。ファイナルアンサー?』
僕『ファイナルアンサー!』
みにもんたはみかんを頬張りながら、僕の知らない内に部屋に飾ってあった槍を手に持ち、それで天井を迷わずひと突きした。
すると、天井が割れ、人が落ちてきた。黒ずくめの体格の良い男で、その片手には刀が握られていた。みにもんたの一撃で既に絶命している。
みに『残念!正解はあなたの命を狙いに来た忍者でした』
僕『いや、でも、着信音が・・・』
みに『たまたま同じタイミングで鳴って、たまたま同じ歌だったみたいですね~』
そんなバカな。
みに『ということで、あなたのもんたくん人形はボッシュートです!』
僕は突っ込むことができないほど落胆していた。
その時、彼女が家に駆け込んできた。
『ねえ、どうしたの?ワン切りしたでしょ?だから、こっちから何度もかけ直したのに何で出ないの?心配する・・・』
この時の彼女の視線を辿ると、僕→みかん→みにもんた→忍者の死体、という順番。
忍者の死体を見たところで言葉が詰まり、そして、ポーズ付きで叫んだ。
彼女『しぇ~!』
多少、僕の脚色が入っているかもしれない。
彼女『人殺し!』
当然疑いの眼差しは、槍をしっかりと握っているみにもんたに向けられる。
すると、みにもんたは槍を投げ捨て、言った。
みに『みにもんただけに身に覚えがない!』
みにもんたはジャケットの内ポケットから取り出した煙玉を床に叩きつけた。
途端に部屋中に煙が立ち込める。何も見えない。
しばらく経つと煙は消えたが、みにもんたも忍者の死体も消えていた。

目玉焼きのおやじ

2008-01-25 21:27:15 | ネタ
おい、鬼太郎!

みなさんは寝ている人の手をお茶に浸してやったことがありますか?
僕はあります(笑)
実話ですよ、これ。
もちろん、冷めたお茶です。熱いお茶はNGです!危ないから禁止!
湯飲みに入ったお茶の中に寝ている人の指先を投入すると・・・見事に起きました(笑)
が、ある程度起きていたのだと思います。その直前に体を揺さぶっていましたからね。

是非、みなさんも1度試しにやってみてください。

今日の罪と罰

2008-01-22 20:14:13 | ネタ
僕が人様の家の居間で探し物をしていると、けたたましい音を立ててドアが開いた。
住人『何者だ?』
僕『悪者です』
住人『そうですか。これはこれは、悪者とは知らずにご無礼を致しました』
僕『いえいえ、こちらこそ、勝手に上がり込んで申し訳ない』
慌てて靴を脱ぐ僕。
住人『どうぞ楽にして下さい。今、お茶を入れますね』
僕『お構いなく』
台所へお茶を入れにいく住人。
引き出しを物色する僕。
『・・・』『・・・』
沈黙、3分19秒。
ラーメンの麺が伸び始めてしまうほどの時間、ふたりは黙っていた。
僕が、束になっても福沢諭吉先生には勝てない人数(枚数)の野口英世先生を見つけた時、住人が居間に戻ってきた。
住人は温か~いコーラを僕に差し出した。
住人『はい、どうぞ』
僕『かたじけない』
野口先生たちを胸ポケットに押し込んだ僕は椅子にかけた。引き出しは開けっ放しで。
僕『いただきます』
温か~いコーラの入った茶碗を時計回りに3回まわし、逆にも3回まわす。そして一気に飲み干した。
僕『・・・何とも独創的なお味ですね・・・まあ、飲めないこともね~な』
住人『ありがとうございます』
そう言った住人の視線は僕の胸を突き刺している。恋じゃないけれど、胸がすごく痛いの。
胸を見ると、胸ポケットから野口英世先生が顔を出している。
お前は『南くんの恋人』の高橋由美子か!(第2作ですね)
僕『すみません、うちの英世が。英世の個性が溢れてしまって、胸ポケットには収まりきらなかったみたいです』
住人『元気な息子さんですね』
僕『紹介しますね』
胸ポケットから取り出した英世たちをテーブルの上に整列させる。『左から野口英世、野口英世、野口英世、野口・・・』
住人『これはご丁寧に。・・・それはそうと、今日はどういったご用件で?』
僕『人探しをしていまして』
散らかった部屋をひと通り見渡した住人は言う。『で、うちに目当ての人はいましたか?』
僕『福沢諭吉先生はいませんでしたね。樋口一葉先生は・・・じっと見ていると何か恐怖を感じたのでパーティーに加えるのを自粛しました』
住人『樋口さんに対する恐怖心についてはノーコメント。福沢さんなんていないですよ。うちに彼を雇うだけの資金力はありませんからね(笑)』
僕『ですよね~!?』
笑うふたり。
どうやらこの人とは気が合いそうだ。
先に笑いを止めたのは住人の方だった。住人はテーブルに並べられた英世たちを指さして言う。『どれも見覚えのある顔ですが・・・』
僕『それもそのはず、お宅のお子さんたちですよ』
住人『で、彼らをどうするつもりですか?連れていくのですか?』
僕『英世さんを僕に下さい!』
住人『英世は男ですよ?』
僕『そういう趣味もあるかも・・・あっていいかも!』
椅子から飛び降り、土下座をする僕。『とにかく幸せにします!僕に下さい!お父さん!』
住人『いやです。お父さんと呼ばないで下さい。厳密に言えば私の子ではなく、日本銀行の子ですし』
それを聞いた僕は立ち上がった。『じゃあ、英世を養子に出す気はありませんか?』
住人『それは土下座して頼まないんですか?呼び捨てだし、何か雑』
僕『あるんですか?ないんですか?』
住人『はっきり言うと・・・ないです』
僕『はっきり言わなければ?』
住人『ないですね』
ひとつ咳払いをして、住人は尋ねる。『要するに、お金がほしいと?』
僕『はい』
住人『空き巣?』
僕『はっきり言わなければ、留守中のお宅にお邪魔して、人様の大事なものを永久に借り続ける、という仕事です』
住人『はっきり言うと?』
僕『空き巣です』
『・・・』『・・・』
沈黙、6分41秒。
その間、住人は新聞のラテ欄を眺め、僕は冷蔵庫の中からソーセージを見つけて食した。
さっきのと足した合計の沈黙、10分。
大きく息を吸った住人は言った。『出ていけ!』
僕『やっぱりか』
住人『鉢合わせした時点で去れ!』
僕『鉢合わせした時点で追い出せ!』
住人『うるさいよ!帰れ帰れ!』
テーブル上の野口英世をかき集める僕。
住人『何してるんだ?』
僕『帰りの交通費くらいほしいな~って』
住人『やるか!やるわけないだろ!』
僕『無償?それじゃ、まるでボランティアじゃん!』
住人『ボランティアだと?君は私に何か奉仕でもしてくれたかい?』
僕『飲みたくもない温か~いコーラを飲んであげたよ』
住人『そりゃ大したボランティアだ。ご苦労様。そして、去れ!』
僕『なんだよ、ケチ!』
住人『ケチで結構!空き巣よりマシだね!』
僕『なんだと、コラ?』
警戒した住人は、傍にあったゴルフバッグから取り出したゴルフクラブを床に置き、ゴルフバッグを武器として構えた。『なんだ?やるのか?』
僕『やらないよ』
住人の『しっしっ!』と手で追い払う仕草を背に僕は家を出た。
住人『あ、警察に突き出せばよかったな~!マズったな~!・・・まあ、いいか』
帰途、僕は収穫ゼロだったことを悔いていたが、そんなことはすぐに忘れた。
激しい腹痛を覚えて、僕は地に崩れ落ちた。
僕『まさか・・・あいつ・・・やりやがったな!』
僕は倒れた。
その後は・・・。

変なおじさん

2008-01-21 18:39:41 | ネタ
女『キャー!』
男『どうしたんですか?』
女『この人、変なおじさんなんです!』
僕『違う!』
女『絶対変なおじさんでしょ!?』
僕『おじさんではない!』
男『変だというのは認めるんですね?』
僕『ちょっとだけね』
女『やっぱり変なおじさんじゃん!』
僕『だから、おじさん違うって!』

誤解しないでほしい。
僕は何も疚しいことはしていない。
僕の背中には羽があって、頭には触角がある。
ただ、それだけだ。
そして、重ねて言うが、僕は決しておじさんではない。どんなに頑張ってもお兄さん止まりだ。