昨日DVDを整理してたら
息子Bの高校生時代の伝統行事
運動会の応援団のDVDが出てきてきました。
私服の高校生活でしたが運動会の応援団に
参加するときは学ランを用意して早朝から深夜まで
練習に明け暮れていた、今となっては貴重な思い出DVDです。
学ランを着ての演舞はそれは見ごたえがあって
ハハとしても思い出深いもの…。
なんだか懐かしくなり見ていて思い出したこと…。
当時、脳梗塞をわずらって自宅療養をしていた今は亡き義父。
ステキな紳士だった義父も病気には勝てず
脳の働きがかなりまだらになっていた頃。
そんな義父に孫の勇ましい姿を見せて
霞みのかかった思考とその生活に少しでも刺激になれば…と
デッキを持ち込み義父の喜ぶ姿を想像して
ほら…息子Bが頑張ってやってるでしょ…と
問いかけながら一緒に見ていたmiyだったのですが
思いがけない反応が返ってきたのでした。
少しも孫の様子を喜ばないのです。
どんどん顔つきが曇ってきて…。
意外に思ったmiyがそのわけを尋ねると…。
大正14年生まれの義父は
実際の戦地にには赴くことはなかったものの
学徒動員で飛行場の整備などを体験していたわけで…。
この学ラン姿の勇ましい演舞の姿が
どうやら忌まわしい戦争時代の厳しい
軍隊生活を思い出すといってそれ以上見ることはなく
途中で画像を止めたのでした。
ハハにとっては息子の青春の思い出…と思い
良かれと思ってしたことも
義父にとっては、病気になっていても
戦争時代の辛い記憶が呼び起こされ、
見るに忍びなかったのでしょうね。
それほど強烈な記憶として戦争というものが
残っていたということでしょう。
そんな可愛そうな思いをさせてしまった出来事。
父の日の直前に思い出したのもなにか不思議でなりません。
画像は鎌倉で見つけたちいさなちいさなお花。