厚生労働省より、平成21年度の特定健康診査の実施率(速報値)が公表されました。
特定健康診査?
いわゆるメタボ健診のことです。平成20年度から医療保険者に対し、40歳から74歳までの被保険者、被扶養者を対象とした内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)に着目した健康診査・保健指導の実施が義務付けられています。
【実施状況結果のポイント】
1.特定健康診査について
対象者数…約5,220万人(平成20年度確定値約5,192万人)
受診者数…約2,115万人(同約2,019万人)
実施率…40.5%(同38.9%)
2.特定保健指導について
特定保健指導の対象者になった割合…18.5%
そのうち、
特定保健指導を終了した者の割合…13.0%。
平成20年度の確定値は、
対象者数…約401万人、終了者数…約31万人。特定保健指導実施率…7.7%
3.内臓脂肪症候群について
内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)該当者の割合…14.4%(同14.4%)
内臓脂肪症候群予備群者の割合…12.3%(同12.4%)
7割を目標にしている特定健診の実施率ですが、1年目よりわずかに増えていますが4割でした。
組織別にみると
市町村国保…31.4%(平成20年度確定値30.9%)
国保組合 …36.0%(同31.8%)
全国健康保険協会(協会けんぽ)…30.3%(同30.1%)
組合健保…63.3%(同59.5%)
船員保険…32.1%(同22.8%)
共済組合…65.4%(同58.9%)
中小企業のサラリーマンなどが加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)が最も低いですね。続いて、自営業者などが加入する市町村国保で3割程度にとどまっっています。公務員などが加入する共済組合と大企業のサラリーマンなどが加入する企業組合健保は6割を超えています。
「メタボ」と診断されるのは、
1.腹囲の基準(男性85センチ、女性90センチ)以上で、
2.血圧や血糖、コレステロールの2つ以上が基準を上回る
診断された方…約311万人(14.7%)。
メタボ予備軍は、腹囲+1つ以上が基準を上回った方で、約265万人(12.5%)でした。
そして、21年度にメタボ健診を受け、基準を上回ったため特定保健指導の対象となったが、最後まで終了したのは13%でした。「メタボ」などと診断されても1割強の人しか指導が終わっていません。
保険者の種類別に特定保健指導実施率(速報値)をみると
市町村国保…21.5%(平成20年度確定値14.1%)
国保組合 …6.9%(同2.4%)
全国健康保険協会(協会けんぽ)…7.2%(同3.1%)
組合健保…12.4%(同6.8%)
船員保険…9.8%(同6.6%)
共済組合…9.4%(同4.2%)
最後に特定保健指導とは?
特定健康診査の結果から、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、生活習慣を見直すサポートをします。
特定保健指導には、リスクの程度に応じて、動機付け支援と積極的支援があります。(よりリスクが高い方が積極的支援)
□1.初回面接:個別面接20 分以上、または8名以下のグループ面接で80分以上
専門的知識・技術を持った者(医師・保健師・管理栄養士等)から、対象者に合わせた実践的なアドバイス等を受けます。
□2.自身で、「行動目標」に沿って、生活習慣改善を実践します。
積極的支援では、面接・電話・メール・ファックス・手紙等を用いて、生活習慣の改善を応援します(約3ヶ月以上)。
□3.実績評価として、面接・電話・メール等で健康状態・生活習慣(改善状況)を確認します(6ヶ月後)。
特定健康診査?
いわゆるメタボ健診のことです。平成20年度から医療保険者に対し、40歳から74歳までの被保険者、被扶養者を対象とした内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)に着目した健康診査・保健指導の実施が義務付けられています。
【実施状況結果のポイント】
1.特定健康診査について
対象者数…約5,220万人(平成20年度確定値約5,192万人)
受診者数…約2,115万人(同約2,019万人)
実施率…40.5%(同38.9%)
2.特定保健指導について
特定保健指導の対象者になった割合…18.5%
そのうち、
特定保健指導を終了した者の割合…13.0%。
平成20年度の確定値は、
対象者数…約401万人、終了者数…約31万人。特定保健指導実施率…7.7%
3.内臓脂肪症候群について
内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)該当者の割合…14.4%(同14.4%)
内臓脂肪症候群予備群者の割合…12.3%(同12.4%)
7割を目標にしている特定健診の実施率ですが、1年目よりわずかに増えていますが4割でした。
組織別にみると
市町村国保…31.4%(平成20年度確定値30.9%)
国保組合 …36.0%(同31.8%)
全国健康保険協会(協会けんぽ)…30.3%(同30.1%)
組合健保…63.3%(同59.5%)
船員保険…32.1%(同22.8%)
共済組合…65.4%(同58.9%)
中小企業のサラリーマンなどが加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)が最も低いですね。続いて、自営業者などが加入する市町村国保で3割程度にとどまっっています。公務員などが加入する共済組合と大企業のサラリーマンなどが加入する企業組合健保は6割を超えています。
「メタボ」と診断されるのは、
1.腹囲の基準(男性85センチ、女性90センチ)以上で、
2.血圧や血糖、コレステロールの2つ以上が基準を上回る
診断された方…約311万人(14.7%)。
メタボ予備軍は、腹囲+1つ以上が基準を上回った方で、約265万人(12.5%)でした。
そして、21年度にメタボ健診を受け、基準を上回ったため特定保健指導の対象となったが、最後まで終了したのは13%でした。「メタボ」などと診断されても1割強の人しか指導が終わっていません。
保険者の種類別に特定保健指導実施率(速報値)をみると
市町村国保…21.5%(平成20年度確定値14.1%)
国保組合 …6.9%(同2.4%)
全国健康保険協会(協会けんぽ)…7.2%(同3.1%)
組合健保…12.4%(同6.8%)
船員保険…9.8%(同6.6%)
共済組合…9.4%(同4.2%)
最後に特定保健指導とは?
特定健康診査の結果から、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、生活習慣を見直すサポートをします。
特定保健指導には、リスクの程度に応じて、動機付け支援と積極的支援があります。(よりリスクが高い方が積極的支援)
□1.初回面接:個別面接20 分以上、または8名以下のグループ面接で80分以上
専門的知識・技術を持った者(医師・保健師・管理栄養士等)から、対象者に合わせた実践的なアドバイス等を受けます。
□2.自身で、「行動目標」に沿って、生活習慣改善を実践します。
積極的支援では、面接・電話・メール・ファックス・手紙等を用いて、生活習慣の改善を応援します(約3ヶ月以上)。
□3.実績評価として、面接・電話・メール等で健康状態・生活習慣(改善状況)を確認します(6ヶ月後)。