厚生労働白書で「若者」がテーマに

　タイトルは、１０日に公表された「平成25年版厚生労働白書」の、「若者の意識に関する調査」からです。

　今年の白書は、「若者」（「白書」では１５～３９歳）をテーマに取り上げ、現在の若者の意識について、結婚、出産・子育て、仕事といったライフイベントに焦点を当てて分析しています。
　白書は例年２部構成となっていて、第１部は、年ごとにテーマを決めています。そして、今年のテーマが「若者」。初めて取り上げられたテーマです。

■現在の生活満足度について
　回答者全体としては、満足している（どちらかといえば満足と回答したものを含む。）と回答した者が６割を超えています。
　「バブル崩壊以降、厳しい経済雇用情勢が続いており、若年層における非正規労働者の増加は、雇用の不安定化や所得の減少をもたらしている」と指摘された社会経済の変化の中で、「現代の若者は厳しい時代を生きているが、その大半が現状を悲観しているというわけではなく、現在の生活には満足している者が多い」としている。

■日本の未来に対する考え
　日本の未来については、
　・19.2％が日本の未来は明るいと回答（そう思う、どちらかといえば、そう思うと回答した者）
　・45.1％が日本の未来について明るいとは考えていないと回答（どちらかといえば、そう思わない、そう思わないと回答した者）

　未来を良くするための意欲
　・仕事や学業を通じて社会に貢献したいと回答した者の割合が28％
　・考えてはいるが、具体的にどのようにすべきかわからないとの回答が26.8％

■仕事に関する意識について
　・若者の働く目的としては、経済的豊かさよりも楽しく生活することを重視している
　・会社の選択に際しては、能力・個性の発揮を求め、長期雇用の下でのキャリア形成を志向している
　と分析されました。

　いかがですか？御社の若者と比べてみて？


　セミナーのご案内【最新“職場のメンタルヘルス対策”セミナー】
　　　メンタルヘルス不調社員への対応のセミナーを開催します。

　　日　時　平成２５年９月２０日（火）　午後２時００分～午後４時３０分
　　場　所　東大阪商工会議所　３階３０６号室
　　　　　　　（東大阪市永和１－１１－１０）
　　参加費　５０００円

　　詳しくは、こちらへ→→→ＭＩＵセミナー