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MIUコンサルティングオフィス・社会保険労務士三浦剛のブログです。

ギャップから

2010年02月05日 | 社会保険労務士
辞める人、辞めない人、様々ですね…、人生いろいろ~


「基礎能力」、それ以上に「将来、伸びそうか」ということを知りたい、それが採用時に考えることですね。「この学生は大きく伸びるか」を見極めるのは難しいことです。
御社の視点で、そして社長の人間力で…
協調性、思いやり、前向きさ、明るさ、素直さ、努力家、どこにポイントを置きますか?


JTBモチベーションズから「若手社員の成長と、上司の意識とのギャップに関する調査」が出されました。対象者は、入社1~3年目の若手社員と入社1~3年目の若手社員を部下に持つ上司です。

その中ではー
◆上司が若手社員に最も期待しているのは、「困難を克服する力」(40.5%)の成長
 若手社員が、今後最も伸ばしたいのは、「新しいアイデアや工夫を生み出す力」(42.7%)
◆若手社員の30.1%が、「仕事のおもしろさを感じる力」を伸ばしたい。
 これを期待する上司は、15.9%のみ。
◆成長の妨げは、「上司に相談しにくいこと」 「自身に、成長しようという意識が薄いこと」
◆「さらに成長していきたい」 「今の会社で働き続けたい」、入社2、3年目で低下する傾向
 「仕事のおもしろさを感じる力」の不足感は増加
◆「何によって成長したか」では、上司は「むずかしい仕事」 「目標達成」を
 若手社員は「同期入社の仲間」を重視


さて、ギャップが大きかった「困難を克服する力」ですが、上司はなぜ期待するのでしょうか?レポートでは、そのために「克服してほしい困難とはなにか、克服して何を実現してほしいのか、なぜ今は克服できていないと感じるのか、などを上司自身が十分検討、理解した上で、若手社員本人と話し合いを持つ、サポート策を考えるというステップを踏むことが望ましいでしょう。」と述べています。

上司の回答は、まさしく日々の経験からのものですよね。


将来性の見極めは難しいですよ。でも「上司が感じる足りない何か」こうした経験の積み重ねが御社にあった「見極め力」を作り上げていくと思います。

「若手社員の成長と、上司の意識とのギャップに関する調査」の詳しい内容は↓↓
http://www.jtbcorp.jp/scripts_hd/image_view.asp?menu=news&id=00001&news_no=1239