
働いて買う…戦後日本を中国は見習え 産経新聞編集委員・安本寿久
「資源は購入するもの…」が国際秩序
それにしても中国の歴史歪曲、政治利用はあこぎ過ぎる。首相が国連で、尖閣の領有権問題は存在しないと演説したことに対して、「反ファシズム戦争に対する勝利を否定し、戦後国際秩序に対する挑戦だ」と反論したことには、開いた口が塞がらなかった。国際秩序を乱しているのはどっちだ。日本は尖閣を1895年、国際法に則って領土に編入した。中国が領有を言い出したのは1971年である。その3年前、尖閣付近の海底に石油資源が眠ることが確認され、領土欲が募ったことは明白である。
歴史を持ち出すなら、日本は戦後の姿を強調すべきである。復興・発展のために資源・エネルギーが必要だったことは今の中国と大差ないが、日本人はすべて金で買い取ったのである。そのためにエコノミックアニマルと言われるほど働いた。その姿は、世界のどこからも後ろ指を差されるものではない。資源欲しさに無法船を差し向け、破壊・略奪デモを扇動し、軍事力をちらつかせるごろつき国家にとやかく言われる筋合いは全くない。資源が欲しければ、日本を見習って額に汗して働き、購入すればよいのである。それが戦後国際秩序というものだ。
植民地支配を言うなら、中国のチベット、ウイグル支配はどうなのだ。土地を侵奪し、住民の口を封じ、宗教さえ奪っているのは植民地支配とどう違うのか。この支配に抗議してチベットでは09年3月からだけでも51人が焼身自殺を図ったことは9月25日、チベット亡命政府から公表されたばかりだ。これは21世紀の今、行われていることだ。67年以上も前のことではない。
中国こそがいまだに、武力で領土を広げた20世紀前半のままの思考しか出来ない国である。その影響圏が広がることは、地球上に苦界が広がることに他ならない。
ジャーナリストはこうあるべきという見本のような記事である。
シナに遠慮して好かれることばかりしか報道しない現在のテレビ新聞。特にテレビはすべてがそのようになっているらしいし、朝日をはじめ毎日、読売、その他の地方新聞はすべてシナのことを、こうした口調では非難しないようである。
だから日本国が侵略の危機という、この期に及んでもまだシナにシンパシーを感じている日本人がいることが現実として起きている。自分の国を愛せない日本人が戦後の偏った教育によって広がってしまった国の行く末は推して知るべしである。
シナに侵略された国の人々がどんな思いをしているかも知らされていない日本人は、マスコミが「政権交代」と大合唱して誕生した朝鮮人政党民主党がいかに無能でどうしようもない奴ばかりで、どうしようもないことばかりしているかを思い知ったはずだ。
この上世界最悪の虐殺国シナが君らにすることすら想像できないのか。日本人大虐殺を本気で計画しているのも報道されていない。国を盗られるということは命も獲られるということだ、という根本を理解すべきだ。シナは、過去も現在もずっとその姿勢が変わっていない野蛮な人食い人種が住む地域なのだ。