私は今でも、英語はまずは最低限の単語力を身につけること、
それから英語を読んで、書くことが最も効率がいいと思っている。
(特にある程度の英語力が身につくまでは必須。
参考記事:英文を読むのが苦手な人はまずは単語力を身につけよう (2010/01/15))
しかし、留学したいとか、仕事で使うとか、余程の動機がなければ、なかなか続かない。
でも、人間楽しいことなら続けられる。
そして、やっぱり生の英語を聞くのは楽しい。
というわけで、Youtubeの英語コンテンツで、英語の勉強に役に立ちそうなものとか、
単に面白いから、英語やりたいなと思いそうなものとかを紹介しておく。
長かったゴールデンウィークもあと一日で終わり、最後にこれらでも見て楽しんでください、という意味もこめて。
1.ABC News または好きなニュースコンテンツ@Youtube
英語を勉強するにあたって、英語系のニュースを聞くってのは鉄板でしょう。
ニュースで英語を勉強する場合、テレビを視聴するより、Youtubeを使うほうが圧倒的に適している。
まず、テレビと違って(録画しなくても)聞き取れなかった部分は何度も繰り返し視聴できる。
気に入ったニュースは「お気に入り」などに入れておけば何度も見られる。
しかもCNNやBBCなどの番組と違い、タダ。
ここでは、Youtubeでチャンネルを持ってるメディアの中でも、ABC Newsを紹介しておく。
米国以外の多くの国で全コンテンツが視聴可能であり(CNNなどと違い視聴制限を設けてない)、
真面目な国際・経済系だけでない、社会・生活系のニュースも充実してて、
英語としても聞きやすいものが多いからだ。
興味があれば、ABC NewsのチャンネルをSubscribe(購読)するのをお勧め。
(ABC Newsの iPadのアプリも秀逸。持ってる人は試してみてください)
こちらのニュースは、明日の母の日を迎えるにあたっての心温まるストーリー。
(5/8追記:
さきほど突然ABC NewsのEmbed機能が廃止されて、見られなくなりました。
ので、こちらで直接ご覧ください→ http://youtu.be/KUmaxlgGqf8
この記事が原因なのかはちょっとわからないですが、既に2万件近いアクセスがあるので、アクセスが集中したかもしれません。
ABCNewsとしてはあくまでYoutube上のチャンネルとして見て欲しいという方針なのかも)
要約すると、
お母さんの価値っていくら?と街頭で男の子に聞くと、5ドルって言われてしまう(かわいい)。
一方、Insure.comの試算では、育児や料理、車の送り迎えなどお母さんの1年間の仕事の価値は、貨幣にして$61,436(日本円で約490万円)とのこと。
そして何より77%のお母さんは、外で仕事も持っており、これはカウントされていない。
でもインタビューでは多くの人たちは「お母さんの価値なんて、お金じゃ測れない」と答える。
そう、お母さんの愛情は、Pricelessだよね、というベタだが心温まる内容。
他に、ちょっと高度だが、中東状況を正確に知りたい、という人にはAlJazeera(アルジャジーラ)英語版のチャンネルが絶対にお勧め。
そのうち書きたいと思ってるけど、先日の中東の革命も今回のビン・ラディン殺害にせよ、
日本じゃ十分に情報が入らないし、英語系チャンネルは内容が偏ってる中、
このAlJazeeraが一番真実に近い情報を流してくれてると思う。
2. Obama大統領のスピーチ
もうひとつ、英語学習で使える私のお勧めは、Obama大統領のスピーチだ。
ニュース以外では、ほかのどんな人のスピーチよりも絶対にお勧め。
その理由は三つ。
まず、2008年の大統領選の頃から言われていたように、ObamaのSpeechは、英語として文法や用法が正しく、かつ非常に内容が優れているものが多い。
教材として、これほど優れたものはないということだ。
二つ目は、Obama氏自身の英語の発音が非常にわかりやすいことだ。
彼自身、両親がネイティブではなく、マイノリティであることもあり、誰もが聞きやすい英語を話す。
三つ目は、Obamaのスピーチは全て、世の中にScriptが出回っていること。
もし、動画だけで聞き取れなかったら、こういったScriptを参照して聞けばよい。
ホワイトハウスのページに必ずScriptがあるし、または単純にGoogleで、Obama, speech script, "該当演説名" で検索すればよい。
こちらは、5月1日のBin Ladin殺害時の大統領声明。
個人的に面白いかというと微妙だが、一応時事ものなので載せてみる。
そしてこの記事も、Whitehouseのブログに原稿全文が掲載されている。
(そしてYoutubeへもリンクされてるので、最初からこちらを見ればよい、という話もあるが)
個人的にお勧めなのは、大統領就任時の演説や、先日のエジプト革命終了時のもの。
Whitehouseのブログを見るか、YoutubeでObama, speechで検索のこと。
またはYoutubeでWhitehouseをSubscribeする。
中にはこういう政治系には拒否反応示す人もいるかもしれない。
まあ洗脳されない程度に、あくまで英語の勉強道具として使ってください。
3.Steve Jobsのスピーチ関連
テクノロジー系コンテンツの中でも、Steve Jobsは特にスピーチが上手で、面白く、わかりやすいのでお勧め。
(個人的にBill Gatesは好きだが、彼の英語ははっきり言ってわかりにくい)
特にTech系が好きな人は、単語も内容もわかるので、英語がそこまで得意じゃなくても楽しめる。
特にチャンネルとかはない。YoutubeでSteve Jobsで検索すればたくさん出てくる。
こちらは、iPadが初めて紹介されたときの、Youtubeの使い方を解説しているもの。
私も以前の記事で、iPadというネーミングセンスは酷い、と書いたけど、
同じように思っていた人はたくさんおり、米国ではさんざん非難されていたころのこと。
要するにPadって、英語では女性用の衛生用品(生X用品)のことです。
(参照記事: iPad - 英語のネーミングで気をつけること (2010/01/30) )
だから、かなり自虐的で、爆笑モノである。
テクノロジー系では、こちらもお勧め。
ビル・ゲイツとスティーブ・バルマーの爆笑ビデオ集 (2010/05/05)
私ったら毎年ゴールデンウィークになると、Youtube動画の紹介やってるのね・・・
もういっちょ、テクノロジー系でお勧め。
Michael Jacksonの”Beat it"のパクリで"Tweet it"というもの。
iPhoneユーザとiPadユーザの仁義なき戦い。
とはいえMichael役が「一部にFlashサポートしてないデバイスもあるのを覚えとけ」なんて、両方を落とす突っ込みも。
オリジナルのPV(こちら)が良く再現されてるし、テッキーなネタの歌詞も面白い。
ところでこの曲、サビで Tweet it, Tweet it, Justin Bieber gets defeated って言ってるんだけど、
もうJustin Bieber叩きって既にネタの領域に入ってるのね・・・
(参照記事:Justin Bieberは何故米国匿名掲示板で叩かれるのか (2011/05/04))
4. Ellen DeGeneres Show
英語力がついてくると、それ以上の意思疎通には文化の理解ってものが大事になる。
日本語もそうだけれど、その言葉をしゃべる人たちが、どういうものの考え方をし、どういう価値観を持つのかがわからないと、理解できないことは多い。
「通じる英語」が出来るようになった人が、その上のステップを目指して意思疎通するうえで、文化や価値観を共有するというのは非常に大事だと思う。
そういう意味で、現在その国で何が流行ってるかわかる上、人々のものの考え方が如実に現れてくるインタビュー番組、というのは非常にお勧め。
まあ歴史的にはTonight Showとか、有名なインタビュー番組は色々あるんだけど、
個人的には、こちらのEllen DeGeneres Showをお勧めしておく。
Ellenはピンのコメディアン&司会者で、まあとにかく面白いし、質問が常に本質を突いている。
Ellen DeGeneres Showもチャンネルを持ってるので、気に入ったらSubscribeすると便利。
こちらは先週行われた、Lady Gagaへのインタビュー。
「有名になるっていうのと、成功するって言うのは必ずしも同義じゃない。特に若いときは葛藤があり、常にInsecurity(不安)を抱えていることが多いんじゃないか」とか
「こんなに成功しているのに、あなたは自分はLoserと思っているというけど、どうして?」
などアーティストに切り込んでいる。
ちなみにEllenは、自身が同性愛者であることをOpenにしてることもあり、
それがネタになるインタビューでは冗談交じりの激しい討論が行われることもあり、面白い。
自身がマイノリティであることの苦労が、様々なIntervieweeに対する思いやりにつながっているのかな、という気がする。
5.英語版アニメ
日本のアニメは世界中に輸出されており、米国など英語圏で放映されているものも多い。
アニメの英語は、基本子供向けなので英語が聞きやすいし、そのアニメが好きならなおさら。
出来ればEnglish subtitle(英語字幕)ではなく、English Dubbed(英語吹き替え)のものを探して視聴するのが良い。
ただ、著作権違法コンテンツが多いのも確かなので、そこのところはちゃんと個人の判断に基づいて視聴してください。
昔、漫画「のだめカンタービレ」の主人公ののだめが、
全て台詞を暗記しているアニメ「プリごろ太」のフランス語版を見て、フランス語を習得した、というストーリーがあったけど、それに近いかも。
私も学生の頃、全ての台詞を暗記するほど好きだったBack to the Futureの英語版を見て、英語表現を習得した想い出があります。
6.Niga Higa
紙面が尽きてきたので、ハワイ出身の日系人Ryan Higa君がやってるコメディを紹介して終わりにしておく。
ハワイ島のヒロ出身の日系人高校生、Ryan HigaとSean Fujiyoshiの二人がやってたコメディなのだが、2009年位には全米で話題で、「みんな見てる」みたいな感じになっていた。
アメリカの個人がやってるチャンネルでは一番有名なんじゃないかと思う。
内容としては、大人が見て面白い、というよりは、若者向け。
ただ、そのくだらなさのなかに、アメリカのコメディの典型パターンがいくつも見られるので、
たぶんこれを見慣れると、アメリカのコメディを見ても面白いと思うようになるんじゃないかと。
これはたぶん一番話題になったんじゃないかと思う、How to be Ninja
最近は、Ryan君がラスベガスの映画の学校に進学したとかで、
昔ながらのSean君との絡みが余り見えないのは残念な一方、動画作成スキルは上がっている。
NigaHigaのチャンネルはこちら。
それぞれ、私の個人の趣味で偏ってるものが多かったかもしれないけど、自分の好みに合いそうなのを使って役立ててください。
英語動画コンテンツについてまとめてる方もいらっしゃるようなので、こちらもご紹介。
英語動画で無料リスニング学習
他に「これがお勧め!」という情報があれば、コメント欄で教えてください!
アニメは盲点でした。
セリフ暗記しちゃうくらい読んだ漫画の英語版アニメ観てみようと思います。スラムダンクとかw
値段も安く話数も倍くらいな上に、
英語版吹き替え+オリジナル日本語の構成な
お得仕様なことが多い。
ブルーレイからはリージョンコードも日本と北米は同一となったし、障害もない。
北米Amazonから手軽に買えるし
ブルーレイ化されているアニメなら超お勧め。
こういうのを楽しみたいって気持ちだけで、
英語を勉強する気になります。
上の方で言っているように
ブルーレイで国内では8千円くらいするものでも
海外で買うと円高の影響があって3千円するので、
かなりお買い得があり、おすすめです!
個人的にはこれが好きです。。。どんな途上国にもコーラが売っている不思議。日本の企業が見習うべきマーケティング力。。。